Google検索のコアアルゴリズム アップデートによる検索順位の変動（2020年5月、SEO）

年に数回実施されるGoogle検索のアルゴリズムのアップデートが、米国時間の2020年5月4日に行われました。

これを受けて、当サイトの記事にも多くの順位変動があり、ページビューの増減があったので、現在の段階でどれくらいの影響があったのか検証したいと思います。

ページビューに大きな変動があったのは、日本時間の2020年5月6日で、この日はゴールデンウィークの最終日。

全体のページビューは3～4割減少と言った感じですが、すべての記事でページビューが減少しているのかというとそうでもなかったので、前日（2020年5月5日）から増減の多かった記事をピックアップしてみます。

◆ページビューが増加した記事（一部）

◆ページビューが減少した記事（一部）

記事の種類は大きく分けて「ブログ」と「プログラミングメモ」の2つがありますが、増減幅が大きかったのはともに「ブログ」の記事の方。ただし、これはゴールデンウィーク中のページビュー数で確認したことが大きく、「プログラミングメモ」関連の記事についても増減している記事は沢山あります。

ページビューに増減のあった記事数は以下の通り。

全体的にはページビューが減少した記事の方が大きく、減少幅も記事によっては前日のページビューから2割に落ち込むといったものもありました。

検索順位の確認によく利用している記事があるので、その記事がどれくらい変動したのか、以下の記事を対象に確認してみました。

ヤマハの250ccバイク「FAZER25」ファーストインプレッション

「FAZER25」で検索した際に以前は7～8番目くらいに表示されていた記事になります（過去の最高順位は3位）。

これまでは検索結果の1ページ目にギリギリ表示されていましたが、現在（2020年5月7日）これを検索して確かめてみると、検索結果の3ページまで後退していることが確認できます。

ちょうど2～3日前に確認した時は1ページ目に表示されていたので、本当にいきなり順位が大幅に下降したといった状態です。

Googleの検索アルゴリズムについては明かされていない部分が多く、多くのSEO記事で最終的にはコンテンツの質を高めるのが一番と書いてあり、エラーが原因でページビューが減少しているならまだいいですが、これといった理由がない場合は、途方にくれるしかありません。

今回の場合についても、直近で一部のページにAMPエラーが出ていましたが、ページビューが減少しているのは全体的な話なので、それが原因とはいえず、減少幅の大きかった記事の内容や公開・更新日時を確認してもこれといった理由は分かりませんでした。

また、記事の質という面では、最近は時間があったので、あくまで自分なりの感想ですが、昨年に書いたものよりはマシになっています。ゴールデンウィーク中に書いた記事は息抜きで書いたもので低品質といえば低品質ですが、そんな1週間前に書いた記事で順位が付けられるとも考えられません。

検索コアアルゴリズムのアップデートによる順位変動は、少なくとも1～2週間かけて全体に広がるようなので、今後も大きく変動が起こる可能性はあります。

検証や確認はこれからも必要なので、変化が有り次第、こちらの記事をアップデートしようとは思いますが、これまでサイトを運営してきた経験上、ここから大きく変化することはないような気がします。

可能性の一つとして、そもそもブログ記事には賞味期限のようなものが設定されているのかな、という気がしないでもないですが、確かなことは何も言えないですね。

前回の調査ではゴールデンウィーク期間中（休日）の比較でしたが、今回はゴールデンウィークを挟んだ平日のページビュー数を比較・確認してみました。

ページビューに増減のあった記事数は以下の通り。

全体のページビュー数に至ってはゴールデンウィーク前と比べて半分以下まで落ち込んでいます。

1～2割程度ならコロナウイルスの影響と言えなくもないですが、ここまでの差になると、検索アルゴリズムのアップデートによる影響がかなり大きかったことが伺えます。

前回比較した時と同様に、PVが減少した記事に特徴が見られないので（公開日や内容などバラバラ）、サイト全体の評価が低下したと考えるのがしっくりきます。基本的にアプリやサービス、ライブラリなどの「やってみた」や「試してみた」といった記事が多かったので、そういった知識浅めのものに引っ張られて全体がダウンしたのではないでしょうか。

とりあえず2週間近く様子を見ましたが、改善はされず、検証用のサイトとして利用するにしてもPVが少なすぎては成り立たないので、サイト自体は残すと思いますが、更新頻度や公開する記事の内容については見直す必要がありそうです。