2017.10.28
2017.10.30

CloudReady導入時に使いたいアプリや設定のまとめ

古くなったノートPCの再利用でCloudReadyを導入する際に使いたいアプリや設定のまとめになります。ブラウザベースのOSなので利用するアプリ・拡張機能のほとんどがWebサービスで提供されているものになります。

目次

  • Flashや動画生成用コーデックのインストール
  • ファイル
  • Evernote Web
  • Pixlr Editor
  • TweetDeck by Twitter
  • Secure Shell
  • Chromeリモートデスクトップ
  • その他
  • 最後に

Flashや動画生成用コーデックのインストール

CloudReadyをインストールしたら、まず初めに生放送や動画を視聴するためのFlashやYoutube再生用のコーデックをインストールします。

詳しくはこちら

ファイル

デフォルトで用意されているChrome系OSのファイルエクスプローラー。左下のアイコンからChromeOS版のスタート画面を表示します。

表示されたパネルに「ファイル」アプリがあるのでクリックすると、以下のウィンドウが表示されます。

アクセス可能なフォルダはオンラインのGoogleドライブとローカルのダウンロードフォルダのみと極めてシンプルで、スクリーンショットの画像もこのダウンロードフォルダに保存されます。

USBメモリを接続した際もここに表示され、接続の解除やドライブのフォーマットもここからできます。

Evernote Web

言わずと知れたメモアプリ。

アプリは利用端末数の上限が2台までとなっていますが、Web版の使用であればその上限には含まれず、Chromeウェブストアからインストールできるアプリは実際には単なるWeb版へのリンクなので、制限は適用されず、使用に問題はありません。

Pixlr Editor

Chrome系OSで画像編集をしたいならこちらのWebサービスを利用します。

Evernote同様にChromeウェブストアからインストールしておけば、アプリとして利用できますが、Flashで動作しているようなので事前にプラグインをインストールしておく必要があります。

簡単に使ってみただけですが、一通りの機能はそろっているので専門に使うのでなければ十分だと思います。

TweetDeck by Twitter

ツイッターで複数のアカウントを同時に利用している人は結構多いと思いますが、そういった場合、こちらのアプリ(Webサービス)が非常に便利です。

Secure Shell

リモートホストに接続したい場合に利用します。

詳しくはこちら

Chromeリモートデスクトップ

Chromeブラウザを利用したリモートデスクトップアプリ。

ブラウザ経由なので、Chromeさえ入っていればWindowsからでも操作可能。

接続方法は、都度12桁のアクセスコードを発行する方法と6桁以上のPINコードを事前に登録しておく方法の2通り。

その他

Windowsでいうところの「タスクバー」、Macだと「Dock」と呼ばれる画面下にアプリのショートカットを並べた機能がCloudReadyにもあります。名称としては「シェルフ」と呼ぶらしく、頻繁に利用するアプリをこのシェルフに登録しておくことでワンアクションでアクセスが可能になります。

また、WindowsでChromeブラウザを利用していた時と同様、アドレスバーにコマンドを打つことで設定や履歴などの情報を表示・変更できます。

コマンド「chrome://chrome-urls」で利用できるコマンドの一覧が表示されるので、一度試してみることをお勧めします。

「chrome://version」コマンドで表示されるバージョン情報。

最後に

ChromeBookが欲しくてChromeOSのオープンソース版であるChromiumOSベースのCloudReadyを利用してみましたが、仕事がらVisual StudioやEclipseを使うような用途でなければこのOSで十分だと感じました。ChromeBookならAndroidアプリが利用できるものもあるので、さらに便利ですね。

そんな便利なOSなのにChromeBookは日本ではそこまで流行っていません。その最大の理由は、AndroidよりもiOS端末が普及している点かと思います。

また、高年齢層の多くが年賀状を作成する時くらいしかPCを利用しないでしょうから、そういった環境だと、購入者が限定されてしまい、数が捌けないから安さがウリのChromeBookが割高になり、いいものだけどそこまで売れない、といったような今のような状況になるのだろうと勝手に推測しています。

今回のCloudReady調査でChromeBookがどういったものかある程度想像がついたので、近く、ChromeBookを購入したいと思います。その際はAndroidアプリの使い勝手などをレビューしたいですね。

ちなみに販売されているChromeBookがAndroidアプリに対応しているかどうかはこちらで確認できます。

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