2020.6.1

Google検索のコアアルゴリズムアップデートによる影響調査(詳細版)

2020年5月の初旬にGoogle検索のコアアルゴリズムがアップデートされてからそろそろ1ヶ月が経過しようとしています。

ある程度、どういった記事が増減したのかというのが、なんとなく判明してきたので、影響が大きかった記事などを参考に紹介したいと思います。

目次

  • PVが減少した記事(ブログ)
  • PVが減少した記事(PGメモ)
  • PVに影響がなかった記事
  • まとめ
  • 今後の対応

PVが減少した記事(ブログ)

まず、ページビューが著しく減少した記事について。

大きく減少した記事は以下の3つ。

グラフにして見ると、5月5日を境にしてPVが明らかに減少しているのが見て取れます。

特に分かりやすいのは隣人の騒音について書いた記事で、5月5日と5月6日のアップデート前後のPVを比較すると、2割まで落ち込んでいます。

更新の頻度が問題なのかどうか検証するため、試しにFAZER25のインプレ記事のタイトルや内容を少し書き換えてみましたが、一時的に検索順位が3~4つほどアップしましたが、その後すぐに順位が下がりました。

また、「FAZER25」で検索した際の現在の検索順位は30位前後ですが、これはあくまでGoogle検索の時であって、検索エンジンをBingに変えて検索すると、4~5番目に表示されます。このため、なにかしらのペナルティでもあったのかと疑いたくなりますが、関連記事への内部リンクを複数設置しているので、この記事については、もしかしたらそれが原因かもしれません。

隣人の騒音についての記事は専門性が皆無なので、減少しても仕方がないと思いますが、他2つの記事については、専門性がまったくないわけではないので、一概にそれが原因で減少したというのも考えにくいです。

PVが減少した記事(PGメモ)

上記はあくまでブログ記事についての話ですが、プログラミング関連の記事についても同様な状況となっており、PVの減少が大きかった記事は以下の通りです。

グラフで見るとブログ同様に5月5日を境にしてPVが明らかに減少しています。

どの記事も公開からしばらく経っているので、情報が古いという可能性もありますが、Oracleのカラム追加の記事などは公開してから1年ほどなので、そこまで古いというわけではありません。

PVに影響がなかった記事

ページビューが減少した記事がある一方、そこまで影響がなかった記事がいくつか存在します。

グラフにして見ると以下の通り。

間にゴールデンウィークを挟んでいるので、検索アルゴリズムの影響を捉えにくいですが、アルゴリズムのアップデート前後でPVが減少していた記事であっても、1~2週間後には元に戻っています。

DQウォークのバックアップ記事が逆に増加しているのは、ゴールデンウィークで単純に検索数が多かったからだと思われます。

なお、明らかにPVが増加している記事というのは当サイトでは見受けられませんでした。

まとめ

以上のことをまとめると以下の通り。

  • PVが減少している記事がある一方で影響のない記事もある
  • PVが増加した記事はほとんどなく、サイト全体としては減少している記事が多い

記事の内容など考慮して、今回のアップデートによる影響を考察すると、「サイト全体の信頼性の低下」かつ「更新されていない記事の順位低下」というのが、個人的にはしっくりきます。

サイト全体の信頼性の低下について思い当たるのは、ブログとプログラミング関連のメモを同じドメインで一緒くたに公開していること。さらに昨年(2019年)は仕事の方に時間を取られて、内容の薄い記事を乱造してしまった、といったことがあり、このことが影響して、今回のアルゴリズムのアップデートで、大きくサイト全体の信頼性が低下した可能性があります。

今後の対応

今後の対応としては以下の通り。

  • AMP対応の取りやめ
  • ブログとプログラミング関連の記事をドメインで分ける
  • プログラミング関連の記事にコードハイライトの導入

AMP対応の取りやめは、導入当初からAMP関連のエラーが度々発生していて、導入したとしてもPVにそこまでの影響が見られず、テストや管理で時間が割かれることのデメリットの方が大きいと判断しました。

ブログとプログラミング関連の記事でドメインを分けるのは、これまで一緒のドメインで公開していましたが、一緒にしたことでサイトの専門性が薄れ、信頼性の低下に繋がった可能性があるので、これの対応となります。最初は記事が少なかったので一緒でいいと思っていましたが、記事が増えた最近は、分けようかどうか悩んでいたので、この機会にサブドメインで分けることにします。手遅れ感は否めませんが、きっと、やらないよりはマシでしょう。

最後のコードハイライトの導入は、これまではページの読み込み速度を優先としていて利用していませんでしたが、その効果があまりないので、導入することにします。コードはハイライトで表示された方が当然見やすいですよね。利便性と速度はトレードオフ。バランスはもちろんとるとして、今後は利便性を優先していきたいと思います。

なお、今後の対応としましたが、上記の内容はすでに実施済みです。

この対応でPVが改善するかどうかは不明ですが、また、どこかの段階で検証したいと思います。

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