Windows上の仮想環境(VMWare)に「MacOS」をインストール
Boot Campを使ってMacにWindowsをインストールできることは知っていましたが、最近、Windows上の仮想環境(VMWare)にMacOSをインストールできることを知ったので、試しにやってみました。
目次
- 方法
- 試してみた結果、使い勝手
- 必要なファイル(MacOS、ツールなど)の入手
- VMWare Workstation Playerのインストール
- VMWare Workstation PlayerをMacOSに対応させる
- 仮想マシンの作成
- MacOSの起動
方法
調べてみると幾つか方法があるようですが、Appleが認めていないためか公式の方法はありません。ただ、どの方法もやることは似ていて、だいたい以下の通りです。
- MacOSの入手
- WindowsにVMWare Workstation Playerをインストール
- デフォルトではVMWareのPlayerにMacOSをインストールできないので”ごにょごにょ”する
- VMWareにMacOSをインストール
私が試してみたのは、以下のサイトに載っていた方法です。
How to Install macOS High Sierra Final on VMware on Windows - Techsviewer
他には以下のような方法もあるようです。
試してみた結果、使い勝手
試してみた結果ですが、上記リンクに掲載されている方法の手順通りにやって、MacOSをインストールすることができました。
最新バージョンのPlayer(14)で試したためか、一部、操作方法が異なる箇所がありましたが、なんとかなるレベルだったので問題はありません。
肝心のVMWareにインストールしたMacOSの使い勝手ですが、やはり仮想環境上で動作しているのでレスポンスは悪いです。また、WindowsのキーボードでMacOSの操作を行うのには慣れが必要です。
元々の目的として、仮想環境上のMacでXcodeを使って開発ができるのかどうか、という確認をしたかったのですが、やってみた限りでは、Xcodeを使った開発には厳しい感じがしたので、利用は限定した方がよさそうです。
今回はノートPC(Core i5-4200U)で試してみたので、もっといいスペックのマシンに載せることで改善できる部分はあると思います。ただ、がっつり開発するなら、スペックのいいマシンに載せるよりも、つべこべ言わずにMacが搭載されたマシンを購入した方が幸せになれる気がしました。
せっかくなので、もうしばらくは使ってみたいと思います。
以下は今回試してみた手順になります。基本的には参考にしたリンク先の記事に掲載されている方法と同じです。
必要なファイル(MacOS、ツールなど)の入手
リンク先の記事を参考にしてください。
VMWare Workstation Playerのインストール
VMWare Workstation PlayerをMacOSに対応させる
仮想マシンの作成
VMWare Workstation Playerを起動して「新規仮装マシンの作成」を選択します。
「後でOSをインストール」を選択。
「Apple Mac OS X」を選択。
「仮想マシン名」と「インストール場所」を選択。
「ディスク容量」の指定。「仮想ディスクを単一ファイルとして格納」を選択。
「ハードウェアをカスタマイズ」を選択。
メモリの割り当てを「4GB」に変更(環境次第)。
変更後、一旦、「閉じる」で前の画面に戻って「完了」ボタンを押すと仮想マシンが作成されます。最初の画面に戻るので「仮想マシン設定の編集」を選択します。
ハードウェアのカスタマイズ画面で「ハードディスク(SATA)」が出てくるので(最初の仮想マシン作成時には出てこなかった)、選択したら削除します。
削除できたら、今度は「追加」を選択します。
ハードウェア追加ウイザードが表示されるので、順番に「ハードディスク」「SATA」「既存の仮想ディスクを使用」「ダウンロードしたMacOSを指定」を設定します。
仮想ディスクを最新の形式に変換するかどうか聞かれるので、ここでは「既存の形式を保持」を選択します。
ハードウェアのカスタマイズ画面に戻ってくるので、「OK」を押して設定を反映します。
続いてVMWareに展開されたMacOSの設定ファイル「macOS 10.12.vmx」を編集します。
メモ帳で開いたら、以下のように「smc.version="0"」という行を追加します。