2020.3.9

リモートワークのために自宅に設置した昇降式デスクをしばらく使ってみた感想

昨年、リモートワーク(テレワーク)を見据えて、自宅の作業部屋に昇降式デスクを設置しました。

設置した理由はずーっと家でパソコンを使って座りながら3日も続けて作業していると、肩や腰、それに脚といった部分に痛みが出て、作業に集中できなくなることを身をもって体験していたからです。

『座るのがダメなら立って作業すればいい』そう思って昇降式デスクを購入したのです。

目次

  • 設置した昇降式デスク
  • 昇降式デスクを3ヶ月ほど使ってみた感想
  • 『座』と『立』で交互に作業するいい方法
  • 最後に

設置した昇降式デスク

自宅に設置した昇降式デスクは、既存のデスクに後付けで設置できるタイプのものです。

以前、購入時のレビューとして記事にしているので、製品の詳細についてはそちらの記事を参照してください。

FITUEYESの高さ調整が可能な昇降式デスクで作業環境のグレードアップ

こちらの昇降式デスクを設置して、実際に3ヶ月ほど利用してみたので、今回はその感想になります。

昇降式デスクを3ヶ月ほど使ってみた感想

まず、座りながら作業していた時は肩や腰に痛みが発生していましたが、昇降式デスクで立ちながら作業してみると、座っていた時の痛みは発生しなくなりました。

立った状態であっても、同じ体勢で居続けると腰に張りを感じるようになりますが、これは少し運動すれば解消されます。

と、ここまではいいことばかりのように聞こえますが、問題は脚、それもです。

長時間(1日8時間程度)立ちっぱなしで作業をしていると、膝に結構な負荷がかかってしまうようで、3時間も立ち続けていると、膝がかなり痛くなります。

間に1時間の休憩を挟んだとしても、合計8時間も立っていると、本当に立ち続けたままで大丈夫だろうか、という不安に駆られるほどで、ずっと立ち続けての作業は正直おすすめできません。立ってじっとしているのは、長時間歩き続けていることよりもつらいです。

では、やはり座って作業するしかないのか、というと、そうではなく、しばらく試してみた感覚としては、座って2時間作業した後、立ち上がって1時間作業する、というように交互に体勢を変えることが一番楽だと気が付きました。

立ち作業も1時間程度であれば、むしろ快適です。

どうやら、座っていても立っていても、同じ姿勢であることが痛みの原因となるようなので、この両方をミックスすることで、それが緩和されます。

『座』と『立』で交互に作業するいい方法

自宅に設置した後付けの昇降式デスクはガススプリング式で、デスクの上下にそこまでの力は基本的には必要ありませんが、それは上にモノが載っていなければの話。

21.5インチの液晶ディスプレイを2台置いた状態でデスクを上下しようとすると、思ったようにすんなりいかず、そこそこの力が必要になってきます。

また、キーボードとディスプレイのベストポジションが座った状態と立った状態で違うのも問題の一つで、毎回、デスクの上げ下げと一緒にディスプレイやキーボードの位置を調整するのは、ハッキリ言って面倒です。

私の場合、3日目にしてデスクの上げ下げは行わないようになり、それからというもの、昇降式デスクはずっと上げた状態のままにしてあります。

ここで私がおすすめしたいのは、昇降式デスクは立って作業する時の専用の場所にして、それとは別に座って作業できるスペースを確保して、そこにもう一台、パソコンを設置するという方法です。

立ちでも座ってでも疲れたら、もう一方で作業すればいいのです。

私はこの方法をとってからというもの、体の節々の痛みというのはほとんどなくなりました。

この方法の問題は、パソコンが2台必要になる点と、2台設置できるスペースを用意できるか、という点になります(しかもどちらもデュアルディスプレイで液晶はノートパソコンを含めて4台必要)。

ノートパソコン1台程度であればパソコン自体を移動するだけで済みますが、Web開発ではデュアルディスプレイじゃないと厳しいので、そうもいきません。

開発環境については2台のPCにまったく同じものを構築してGitHubなどのバージョン管理で整合性を取る方法と、1台をリモートのホストにして(WindowsであればPro版が必要)、もう一台でホストPCにリモート接続するという方法があります。

個人的にはバージョン管理を使う前者の方が操作が変わらずにやりやすいと思いますが、所属する会社のリモートワーク(テレワーク)の方法によっては、後者で対応するしかない、といった場合があるので、状況によってどちらかを選択します。

最後に

リモートワーク(テレワーク)で自宅を作業場所とする際は、長時間の作業でも疲れにくい環境(デスクやチェア)を用意する必要があるので、いきなり言われて始めても上手くいかない可能性が高いです。

さらには周りに家族やペットがいたり、近くでアパートや一軒家の建て直しが行われていたりすると、集中できる環境とはほど遠くなるので、まず最初は、仕事ができる環境づくりに取り組む必要があります。

今の状況で出社するのはマズいからといって、とりあえず的なノリで始めると、管理する側だけでなく、リモートワークで働く方も失敗して、『やっぱダメだったね』でロクに原因も調査せずに再び出社するようになるので、やる前にどういったものが必要なのか、きちんと調査してから始めることが重要です。

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