2026.1.10

痔(内痔核)の手術で1週間ほど入院した感想と快適な入院生活を送るために必要なこと

昨年の年末から年始にかけて、恥ずかしながら痔(内痔核)の手術で入院していました。

病院に入院するのが初めてなこともさることながら、それが痔の手術ということで、あまり周りに吹聴したくはないのですが、人生に1度あるかないかの貴重な体験かと思いますので、手術の内容や、入院生活について、どうだったかブログとして記録しておきたいと思います。

なお、私は医療に関してど素人ですので、知識という点において間違いなどあると思いますので、あくまで体験談としてのものになります。

実際に違和感があったり仕事に影響が出て困っているのであれば、病院に行って、診察してもらうのが一番。最初は恥ずかしいと思いますが、一回でも見てもらったら、あんまり気にならなくなります。

目次

  • 痔の症状とレベル、手術方法について
  • 入院で必要になるもの
  • 手術前日にやること
  • 手術当日から翌日の様子
  • 術後(自由に動けるようになって)から退院まで
  • 痔(内痔核)の手術を受けてみた感想

痔の症状とレベル、手術方法について

痔といってもいくつか種類があり、大きく分けて、イボ痔(内、外)、キレ痔、痔瘻の3種類。この内、イボ痔については内痔核と外痔核に分かれていて、肛門の内側にできるのか、外側にできるのかで違ってきます。

今回、私が患ってしまったのは、内痔核で、一般的なイメージとして、痔の中で一番なりたくない種類です。(個人的な所感)

内痔核のレベルとしては以下の4段階あり、私の症状としては、2と3の間くらいでした。

  • 第1度: 出血がありイボが肛門から脱出しない
  • 第2度: 排便時にイボが脱出するが、その後、自然に元に戻る
  • 第3度: イボが脱出後、手などで押し込まないと戻らなくなる
  • 第4度: 常時、イボが脱出している

上記の度合いの内、手術が必要になるのは、第3度からで、1~2度では保存的療法(薬での治療)で対応が可能なようです。

私が手術に踏み切った理由としては、仕事柄、1日中座って仕事しているのですが、1時間くらい座っていると、座るのがしんどくなって、痛いというよりはツラいという状態になっていたため。

ITエンジニアで開発主体の仕事なので、集中して作業に打ち込めなくなって効率が落ちていました。

基本的に仕事に関わることで出し惜しみはしないと決めていたことや、診察してもらった先生から、手術しないと根本的に改善はしない、と言われたこともあって、2回目の通院で、手術することを決めました。

近年、痔の手術では日帰りも可能みたいなことをネットで調べて知っていましたが、今回、私が受けたのは1週間の入院を要するもので、手術の内容としては痔核の切除(内痔核根治術)になります。

病院の先生に日帰りとの違いを尋ねたところ、日帰りでは痔核に注射を打ってイボを小さくするものが多いらしく、注射での手術では再発する可能性が高いとのこと。先生によっては日帰りでの切除に対応していることもあるようですが、素人の私では細かいことは分からないので、色々な条件があるのかな、と思います。詳しくは病院の先生に尋ねた方がいいでしょう。

あと、麻酔の方法は腰椎麻酔で、手術に関しては保証人に同意書を記入してもらう必要がありました。

あんまり深く考えずに手術を決心したので、手術するためには、色々やらないといけないんだな、と思ったのも後の祭り。つまり、手術するなら、保証人になってくれる家族とかに痔であることを打ち明ける必要が出てくるので、そこは覚悟しておきましょう。

入院で必要になるもの

病院での入院が初めてなこともあり、なにをもっていけばいいのか探り探りで、実際に持って行ったはいいものの1度も使わなかったものなどあります。

個人的に1週間の入院で必要だったものは以下の通り。

  • 歯ブラシ、歯磨き粉
  • 箸、スプーン、ストロー、コップ
  • タオル、バスタオル(各2~3枚)
  • シャンプー、ボディシャンプー
  • BOXティッシュ(1箱)
  • ウェットティッシュ(大判、身体拭き用)
  • マスク
  • 紙パンツ(1週間分)
  • 生理用ナプキン(昼用1袋)
  • 下着(ボクサーパンツ2~3枚)
  • 普段着の着替え(スウェットやジャージなど動きやすいもの2~3着)
  • クッション
  • 電池式のシェーバー
  • タブレット(Wi-Fi使えるなら)
  • ワイヤレスイヤホン
  • ゲーム用のワイヤレスコントローラー
  • スマホやタブレットの充電器、充電ケーブル

紙パンツはAmazonで調べたら入院用とかで販売されていました。生理用ナプキンについては男性の場合、どういうものを購入すればいいかよく分からないと思うので、分からないことは病院に尋ねましょう。肛門の手術のため、術後は血や分泌物がどうしても出てしまうので、そのためのもののようです。私が購入して持ち込んだものについて下の方にリンクを貼っておきます。

生理用ナプキンを紙パンツに貼り付けて使いましたが、紙パンツはフリーサイズでユルユルだったので、その上にボクサーパンツを履くとちょうどよく、この場合、あくまで汚れるのは紙パンツの方なので、上から履く替えのパンツとしては2~3枚もあれば十分でした。

箸やスプーン、コップなどは、病院側で用意してくれるものと思っていましたが、どうやら、それは入院したことのない人のイメージで、通常は持ち込みのようです。理由はよくわかりませんが、経費削減や、接触での感染を考慮しているのかもしれません。

ウェットティッシュは手術後は許可が出るまで入浴(シャワー含めて)禁止なので、汚れた体を拭いたりするためのものです。

クッションについて、持ち込んだのは正座が楽になるクッションでしたが、利用方法は正座ではなく、うつ伏せ状態の時に胸に敷いたり、横向きになった時に脇に挟むと楽でした。

今回はすべて自宅から持ち込みで行きましたが、病院側で入院セットとして販売しているものもあるので、自分で用意するのが面倒なら購入してもいいと思います。

個人的に一番持って行ってよかったと感じたのはタブレット。入院中は基本的に安静でやることが一切なく、病室に缶詰状態になるので、スマートフォンやタブレットでゲームやYouTubeの動画を視聴して時間を潰していました。(テレビは有料で見れましたが、普段から見ていないので、入院中は一度も見ていません)

病院側でWi-Fiが使えることは分かっていましたが、通信速度が十分かどうか不明で、念のため、スマホの契約を事前に変更して使えるギガ数を増やしておきましたが、ギガを超えるゲームのアップデートも十分にできる通信速度だったので、それは杞憂でした。

ワイヤレスイヤホンについては、暇な時間が多く、長時間着用するので、耳への負担が少ないイヤーカフのものを推奨。とくに今回持って行ったものは、左右どちらか片方だけでも使えたので、右側のバッテリーが切れたら左側を使うなど、交互に使うことができのたで、かなり使い勝手が良かったです。

逆に持って行ったのに一度も使わなかったのは、ノートパソコン、洗面器、洗濯用洗剤、長袖の肌着、といったもの。ノートパソコンは暇な時間に溜まっていたブログ記事を書こうかと思いましたが、どうしても体勢が肛門に負荷がかかってしまうものになるので今回は断念。洗濯用の洗剤はコインランドリーがあるとのことで、もしかしたら洗濯するかもと思いましたが、上述の通り、基本的に汚れるのは紙パンツや生理用ナプキンで、洗濯の必要のないものだったので、結局、一度も使いませんでした。

手術前日にやること

今回の私の場合、前日入院でしたので、手術の前日、15時に入院しました。

手術前に大腸の中を空っぽにする必要があったので、当日は、病院側から提供されたレトルトの食事(白かゆなどの消化にいいもの)になりますが、これはハッキリいって、美味しいものではありませんでした。

入院後、看護婦さんから説明を受け、夜の9時頃に下剤を飲みます。

下剤自体はちょっと濃ゆいスポーツ飲料のような味で、苦も無く服用できましたが、その下剤が効いてくるのに個人差があるようで、私の場合は、一度、寝た後、夜中に起きて、深夜の3時から朝の7時にかけてトイレの住人となり、合計6~7回は排便することに。

おそらく痔(内痔核)の手術をやりたくない一番の理由は、これかな、と思います。排便後は最後のトドメにカンチョウされ、残留物を排出し、最後に出したものを担当の看護婦さんに確認してもらいます。

一番いいのは、水みたいな色の弁が出ることなのですが、私の場合は、結構濃い感じの茶色だったので、看護婦さんに、「ん~、もうちょっと透明なのがいいかな」と言われました。こちらからはどうすることもできないので、「そんなこと言われましてもw」と返答しましたが、一応、手術や検査に影響はないようでした。

手術当日から翌日の様子

手術当日は、手術の前に、ついでに胃と大腸のカメラ検査を午前中に受けました。(受けなくてもいいですが、手術に当たって腸を空にするのでついでにという感じで受けました)

事前に調べた限り、結構、気持ち悪いのかな、と思っていましたが、横になって眠くなる注射を打たれた後、完全に意識を失って、起きたらカメラ検査は完了した後だったので、拍子抜けです。逆にどんな感じだったので、ちょっとくらいは意識を保っていたかったと思ったほど。

検査後は意識が混濁状態なので、車椅子に乗せられ、そのまま手術室へと看護婦さんに案内されるがまま運ばれました。

手術室で麻酔を打たれた後、うつ伏せ状態になって意識がある状態で、痔の手術開始。麻酔のおかげか痛みはまったくなく、肛門付近でなにかやってんなぁ、くらいの感覚です。

時間にして30分~1時間くらいだと思いますが、手術が完了して、切除したイボ(3cmくらいのレバーみたいなもの)を先生が見せてくれました。

イボというイメージとは違ったのですが、イボは患部が圧迫されてできる血の塊らしいので、そういうものっぽいです。

術後は患部にガーゼを当てて、紙おむつを着用し、ストレッチャーで病室へと運ばれ、点滴と尿カテーテルを施されて、翌日の朝まで寝た切り状態となります。

寝たきり状態で辛かったのは、寝返りが打てないこと。室内のエアコンの温度設定も自分で操作できないので、夜中、寝苦しくて、何度も目が覚めてしまいました。

室内のエアコンの温度設定ができるなら、入院前日に寝返りが打てない状態でのベストな温度設定を確認しておいた方がいいです。

ちなみに一番痛かったのは、翌日の朝に尿カテーテルを取り外す時で、看護婦さんが「ちょっと気持ち悪いですよ~」とか言ってたのに、実際はめちゃくちゃ痛かったです。一瞬でしたが、これだけは2度とやりたくないw

術後(自由に動けるようになって)から退院まで

手術翌日、尿カテーテルが取り外された後、点滴はそのままですが、自由に移動は可能になります。

朝食は肛門への負担がかからないように消化のいいもの(白かゆと梅干し)でした。さすがにちょっと味気なかったですが、昼食からは通常のものとなります。

自由に動けるようになったら病院側で履かせられた紙おむつは、血や汁でだいぶ汚れているので、持ってきた紙パンツと生理用ナプキンに履き替えた方がいいです。この時、お尻全体が汚れているので、ウェットティッシュで簡単に患部の周囲を拭いておくと気持ち的にすっきりします。

また、患部(肛門)の内側にガーゼが当てられているため、便意は感じますが、前日に腸を空にしているため、普通はなにも出ません。出るとしたら翌日以降で、初回の排便は、内部のガーゼが出たかどうか確認するため、排便後、ナースコールで看護婦さんに確認してもらう必要があります。

通常であれば、看護婦さんに自分の出したものを見られたくないですが、もうそれが当たり前、みたいな感覚で言ってくるので、この頃になると、羞恥心はだいぶ薄れています。

点滴は手術後2日目の午前中まで。

手術後3日目に許可が出て入浴(シャワー)可能となりました。

後は退院する日まで、脈拍や体重を計ったり、便の回数や状態を尋ねられたり、先生から患部のチェックを行われたり、とちょこちょこありますが、そんなに時間がかからないので基本的には暇です。

自由に動けるようになってから、患部外側のガーゼの交換は自分で行うことになりますが、私の場合、朝の排便後、昼の入浴(シャワー)後、寝る前、の1日3回でした。最初はそこまで変わりませんが、回数を重ねるごとにガーゼに付着する血や汁は減っていきます。

排便時の痛みは、痛み止めや便を柔らかくする薬などの服用により、そこまで痛くはありませんでした。ウォシュレットは使わない方がいいとのことだったので、一度も使っていません。

あと、これは個人差や症状の度合いによると思いますが、私の場合、ガーゼを超えて、生理用ナプキンまで血が染み出るようなことはありませんでした。

退院までそれは変わらず、タブレットでゲームしたり、動画や漫画を見たり、と過ごしていたら、あっという間に退院の日になりました。

今時は、ネットさえ使えれば時間を潰す手段は数多くありますね。ちなみに、部屋は2人部屋だったのですが、入院患者が少なかったのか、一人で使えたので、エアコンの温度設定や換気など、自分のタイミングでできたのは、不幸中の幸いだったかな、と思っています。

運動ができないことだけが不満で、食事も正月だったからなのか、ちょっと豪華だったり、普段、自分で料理するのとは違う味付けで、かなり満足のいくものでした。

退院後はもちろん安静は必要です。

退院した翌日にデスクワーカーなので、試しに働いてみようかと思っていると伝えると、ちょっと強めの雰囲気で、やめておいた方がいい、みたいなことを看護婦さんに言われたので、退院後も1週間は安静にすることにしました。

完治まで1~2ヶ月はかかるとのことなので、それまでの状況の変化については、また、別の記事で紹介したいと思います。

痔(内痔核)の手術を受けてみた感想

最後に痔の手術を受けてみた感想ですが、思っていたよりも痛くなかった、というのが個人的な感想で、現段階では受けてよかったと思っています。

もちろん痛みについては、個人差や症状の度合いによって違うのでしょうが、おそらく症状が悪化すればするほど、手術後はつらくなると思いますので、気になっているなら、早めに診てもらった方がいいです。

今回の手術で辛かったことを順に並べると以下の通り。(辛い順)

尿カテーテルを取り外す時、手術前日の下剤による6~7回の排便、手術後の排便、許可があるまで入浴できなかったこと、点滴の針がズレてちょっと腫れたこと、運動ができなかったこと。

手術を受ける前は、術後の排便がヤバいくらい痛いんじゃないかと恐れていましたが、そこまではなく、「あー、やっぱ痛いなぁ」くらいの感じで、実際は、前日の下剤による排便の方がつらかったです。

手術自体はまったく痛みを感じなかったので、辛かったことには含まれません。

そんなわけで、私と同じように痔に悩まされている人の一助になればと思い、ブログとして体験談を書いていますが、一番いいのは痔にならないことです。

痔にならないためには毎日の快便、それに同じ姿勢で肛門に負担をかけないことの2点が大きく、排便については身体に負担の少ない便秘薬などで調整し、デスクワーカーに座るなというのは仕事をするなと同義なので、少なくとも1時間に1回は立ち上がって、身体を軽く動かすくらいはしておいた方がいいです。

また、仕事がデスクワーカーなら、休日はできるだけ座らないようにしたり、ダラけて横になって過ごすのもいいと思います。

痔になったことで私は、冗談でもなんでもなくダラけることの大切さを学びましたw

そんなわけで完治するまでは、意図的にダラけて過ごしていきたいと思います。

ひとりごと】関連記事