国民民主党に対するメディアの報道について思うこと
前回のブログで、国民民主党についての記事を書きました。その中で、スキャンダルに気を付けてほしいと述べたのですが、まさか、代表からその手の話が出てくるとは、まさに青天の霹靂でした。
そんなわけで、今回も国民民主党のことについて書きたいと思います。
目次
- 不倫の報道について
- 国民民主党の支持者への影響は思っていたよりも軽微、むしろ人気が上がっている?
- メディアは国民の利益ではなく自社の利益を優先している
不倫の報道について
まず、玉木代表の不倫報道ですが、首班指名が行われる当日に報道されたわけで、さすがにタイミングがタイミングなだけに、某省の関与を疑ってしまいますね。
実際にはそんなことはなく、スキャンダルを報道されてしまう代表の脇が甘すぎるだけだと思いますが、一体、いつから仕込んでいたんだと、疑わずにはいられないタイミングでした。
少数政党がいきなり脚光を浴びて、身辺を整理できる時間がなかったのも大きな要因だと思います。
以前から思っていましたが、目立ったり、権力に逆らったりすると、決まってその人に関するマイナスなニュースが流れますね。リークという形になるのでしょうが、確実にメディアに所属する記者と権力者は裏でつながっているのでしょう。
国民民主党の支持者への影響は思っていたよりも軽微、むしろ人気が上がっている?
そんな代表のスキャンダルが出てしまった国民民主党ですが、こちらは思っていたよりもダメージは少なそうです。
代表の名前が名前だけに、それを茶化している人が大勢いて、茶化してはいけないところだと頭では分かっていても、我慢しきれずに笑ってしまいました。
また、国民民主党のコアな支持層は、現役世代の若い男性が多く、不倫ネタで盛り上がるのがお昼のワイドショーを見ている層なので、支持層へのインパクトは少なく、逆にタイミングが良すぎたことによる、減税に反対する勢力からの謀略と受け止めている人が多い認識です。
ここぞとばかりに批判している人を見かけますが、普段の言動を見るからに、そういう人はもともと違う政党の支持者なので、そこは気にしても仕方がありません。
総合的な影響を勘案するに、国民民主党への影響は軽微、というか、むしろコア層からの人気は上がっているのではないか、というのが私の所感です。
スキャンダルの内容が不倫というのが絶妙です。これがDVや暴力であれば、一発退場ですが、不倫であれば、当事者で話し合ってください、で済みます。
もちろん党のイメージとしてはマイナスなのですが、国民民主党のウィークポイントとしてクリーン過ぎる、というのが以前から思っていて、それがあったからこそ、スキャンダルで党が空中分解してしまうのではないか、という危惧があったのですが、ここを乗り切れば、党のイメージとしては、ちょうどいい塩梅になる気がします。
また、党の代表は玉木さんですが、それを支えている屋台骨の榛葉幹事長の存在も大きいですね。正直、今回の衆議院選挙で大躍進した理由の半分以上は榛葉幹事長にあるので、この両輪が共倒れしない限りは大丈夫でしょう。
メディアは国民の利益ではなく自社の利益を優先している
今回の不倫報道はSmart FLASHが報じたようで、こちらは光文社が発行する週刊誌(FLASH)のウェブ版のようです。
これから思い出されるのは、以前のサッカー日本代表に対する報道で、そちらはたしかデイリー新潮だったと記憶しています。
文春やデイリー新潮、今回で言えばSmart FLASHですが、この手のメディアは国民の利益よりも、自社の利益を優先していることは明らかです。
弱者を救済するための報道であれば大義名分はたちますが、その弱者が存在しない状態でやるのは単なる自社の利益のため。デイリー新潮もそうでしたが、報道したタイミングを考えると、自社のことしか考えていないのは言うまでもありません。
個人的には消滅してほしい媒体ですが、なくならないと思うので、今回の不倫は違ったとしても、そういう業界ではハニートラップが多いと聞くので、新人の議員含めて、玉木代表を反面教師に、そういうのには気を付けてほしいな、と思います。
新聞やテレビ各局のマスメディアも、結論ありきの無責任な報道が多いようなので、事実を正確に伝えてもらいたいですね。