特定のフォルダをGoogleドライブにバックアップまたは同期する方法
パソコン上のデータをGoogleドライブにバックアップまたは同期できることは知っていましたが、実際に使ったことがなかったので試してみました。
目的としてはバックアップしたファイルを他のパソコンと同期したかったのですが、いざ、使ってみると思っていたのとは違っていたので、利用する際はちゃんと確認しておきましょう。
目次
- 特定のフォルダの「バックアップ」
- Googleドライブのマイドライブと「同期」
- 設定の変更、やり直し
- Googleドライブの『バックアップと同期』アプリを使ってみた感想
- 最後に
特定のフォルダの「バックアップ」
まずはローカルのパソコンに保存されているフォルダをGoogleドライブにバックアップする方法です。
Google ドライブにアクセスして、右上のダウンロードをクリック。
ダウンロード画面が表示されたら、左のパーソナルの「バックアップと同期」のダウンロードをクリックします。
同意画面が表示されるので、同意してダウンロードを選択。
ダウンロードされたインストーラーを実行して、インストールを完了させます。
インストール後、バックアップと同期の設定画面が表示されます。
最初に使用するGoogleアカウントのログイン。
続いて、実行中のパソコンでGoogleドライブにバックアップしたいフォルダを選択します。初期ではデスクトップ、ドキュメント、画像の3つしか選択できませんが、「フォルダを選択」で特定のフォルダを選ぶことが可能です。
最後にGoogleドライブの「マイドライブ」上にあるフォルダを同期する選択画面が表示されますが、これについては後で詳しく行うので、ここでは初期状態のままか、『マイドライブをこのパソコンに同期』のチェックを外して「開始」をクリック。
開始後、画面上に変化がないので、「あれ、動いているのかな?」と思ってしまいますが、右下の常駐アプリからGoogleドライブを選択すると、指定した特定のフォルダ配下にあるファイルをGoogleドライブにアップロード中であることが分かります。
今回、指定したフォルダ配下のファイルの数が多かったので、さすがに時間がかかりました。
ファイルはGoogleドライブの「パソコン」フォルダにアップロードされます。
パソコン上のファイルのGoogleドライブへのバックアップ、これ自体は問題なく終了して、パソコン側またはGoogleドライブ側のどちらかを変更すると、もう一方の側にも変更が適用されて、同期するようになります。
で、ここで私が思っていたのと違ったのは、アップロードされたファイルがGoogleドライブの「パソコン」フォルダに保存されたことで、このフォルダは他のパソコンからでは同期することができません。
同期可能なのは、Googleドライブの「マイドライブ」のみです。
メインで使用しているパソコンのフォルダをGoogleドライブにバックアップして、他のパソコンからそのフォルダを同期しようとしていた私は、ここで誤りに気づきました。
他のパソコンと同期するためには、同期したいファイルをマイドライブにアップロードした上で、下記の同期の設定を行う必要があります。
Googleドライブのマイドライブと「同期」
『バックアップと同期』アプリでGoogleドライブのマイドライブ配下のフォルダを同期する場合は以下の手順になります。
まず、動作確認用にマイドライブ配下にtestフォルダを新規作成して、そこになんでもいいのでファイルを配置します。
バックアップと同期アプリの設定画面を開いて、Googleドライブの設定を開き、「これらのフォルダのみ同期」を選択すると、先ほど作成したtestフォルダが表示されるので、同期したいフォルダを選択して「開始」をクリックします。
※ 保存するフォルダの場所は変更可能です(デフォルトではユーザー配下)。ただし、変更可能なのは初回の設定時のみで、設定した後に変更したくなった場合は、一旦接続を解除して、再度、同期の設定をする必要があります。
設定が完了すると、デスクトップにGoogleドライブフォルダへのショートカットが作成されます。
ショートカットをクリックして開くと、Googleドライブの同期で選択したフォルダとファイルが表示されます。
あとはローカルのファイルを追加したり更新すると、勝手にGoogleドライブのファイルに反映してくれます。
設定の変更、やり直し
Googleドライブの『バックアップと同期』アプリを使ってみた感想
使ってみてよく分かったGoogleドライブのバックアップと同期。
バックアップはあくまでバックアップ、同期は同期、と分けて考えるのが良さそうです。バックアップしたファイルもバックアップしたパソコンとは同期されるので、そこがややこしいところですが、実際に使ってみることで、何ができて何ができないのか、というのがよく分かりました。
単純に端末のバックアップを取ったり、文書やファイルを共有するには非常に便利だと思います。
最後に
あわよくば、GitやSVNなどといったバージョン管理としてGoogleドライブが使えないかと考えていましたが、それについてはやはりGitHubを利用するのが無難そうです。
GitHubについては、無料で無制限のプライベートリポジトリを作成できるようになったみたいなので、今度やってみたいと思います。