2019.9.7

デジタルな時代であってもボールペンは必需品!? ボールペンは書くためだけのものじゃない必携ツール

Web系のプログラマーをやっていて、作業をする上で重要と感じている点がいくつかあります。

それは使用しているパソコンのスペックだったり、部屋の温度、隣や近くによく喋る人がいないかどうか...など、基本的に集中することができるかどうかで開発効率に雲泥の差が生じる職業なだけに、集中を妨げる要因を排除できるかどうかが、気持ちよく仕事ができるかどうかの分かれ目になります。

そんななかで意外と重要なのが、ボールペンの存在。

目次

  • ボールペンの必要性
  • 効果その1「手持無沙汰の解消」
  • 効果その2「集中力の持続」
  • 効果その3「精神的な安定」
  • ボールペン効果の適性
  • 愛用しているボールペン
  • 余談
  • 最後に

ボールペンの必要性

大体のことがスマートフォン一つあれば事足りる時代であっても、ボールペンが活躍する場面は多々あります。

客先との打ち合わせ時に大事なことをちゃちゃっと資料に書きこむのは、やはりボールペンの方が楽ですし、電話中、話しながら聞いたことをメモするのもボールペンです。

電車で移動中、考えていることをメモするのはさすがにスマートフォンでやりますが、自宅に帰ってから、モヤモヤっとした状態の考えをまとめる際には、とりあえずのものとして手書きのメモ帳にボールペンで書き込みます。

スマートフォンでは、電源ON、アプリを探して起動、ノートを作成、頑張ってフリック入力...と手順が多く、スマホ世代ではないせいもあるのか、どうしても煩雑に感じ、スマートにできないのが現状。

さらにボールペンは書き込むこと以外でも役に立ちます。

私の場合、むしろこちらが本来の使い方と言っても過言ではないのですが、なぜか手に持っているだけで安心します。

一種のお守りみたいな位置付けになっているのでしょうが、ボールペンを所持することで私は以下のような効果を得ることができました。

効果その1「手持無沙汰の解消」

軽快なプログラミング後、ちょっと考える必要があって手を止めると、どうしても手持無沙汰な感じがしてソワソワします。

こういった時に近くにボールペンがあると、キーボードの代わりにボールペンを握らせておくことができ、手持無沙汰な感じが薄れて、考え事に集中することができます。

効果その2「集中力の持続」

手持無沙汰の解消、それに伴う安心感。この効果は私にとって非常に大きかったのか、以前にも増して集中力が持続するようになりました。

いつも使っている枕でなければ寝ることができないような、そんな存在にボールペンがなってしまったようで、仕事の際は使い慣れたボールペンがないといつもの8割くらいの力しか発揮できません。

効果その3「精神的な安定」

集中力が増せば、結果的に仕事が早く終わり、定時前にはやるべきことを終えて、チャイムと同時に帰宅することができます。

仕事が上手くいくと自然と精神も安定するというもの。

これは当然の結果、ということになりますね。

ボールペン効果の適性

すべての人が私のようにボールペンによって救われるか(さすがに言いすぎ?)と言ったらもちろんそうではありません。

私の場合、小さいころから手が空くとどうにも落ち着かなくなる傾向があって、例えば、子供の頃は学校帰りに近くの葉っぱを千切って、それを繊維に沿ってさらに細かくしたりして手すきを解消していましたし、大人になってからも電車の待ち時間で両手がだらんとしていると落ち着かないので、前や後ろで手を組んだりすることが多く、今、思えば、そうすることで私は安心感を手に入れていたのだと思います。

そう考えると、子供の頃の葉っぱや両手を組む行為、これに変わる行為として、社会人では誰もが持っていても不思議ではないボールペンで、私は手すきを解消しているものと思われます。

そのため、今ではちょっとした会議に参加する際、メモ帳は持っていかず、書き留めておく紙がないのにボールペンだけは必ず持っていくようになりました。

仕事で必要なものはなにかと訊かれたら、私は間違いなく、パソコンと環境とボールペン、そう答えることでしょう。

ちなみに、どんなボールペンでもいいのか、というとそうではありません。手持無沙汰な私の手を相手にしても壊れることのないタフなやつが必要です。

愛用しているボールペン

私の場合、まず店頭で販売されている多くのボールペンはNGです。

理由はグリップにゴムが使用されている点で、上述のようにボールペンとして使うよりも手持無沙汰になった手の相手をさせているため、グリップがゴムだと1年も持たずにゴムの部分がユルユルになってしまい、最終的にはゴムを外して使用することが多く、さすがにグリップ部のゴムがないと書きづらく、持っていて見栄えも悪いので、そのまま使用することはありません。

また、グリップ部がゴム製ではないボールペンも多く販売されていますが、その多くは安っぽくペン自体が細いものがほとんどで、書き心地という点で満足のいくものはありませんでした。

そんな私が一念発起して、東急ハンズのボールペンコーナーで2時間近く物色した上で、悩みに悩んで購入し、それ以来使い続けているのが今回紹介するボールペン。

その私が愛用しているボールペンは、ぺんてるのVICUNA(ビクーニャ)。品番はBXC27です。

ボール系は太字の0.7mmで、インクの消費は早いですが、その代わり、長期間使用していなくても詰まったりしたことは一度もなく、いつも最後まで使い切ることができています。書き心地は滑らかでよく、個人的にはグリップ部分がプラスチックなのに滑りにくいのが最大のストロングポイント。

グリップ部がプラスチックであることで、私の手すきの相手をしてくれても壊れることはなく、長く使っていくことができます。

本当は3色ボールペン(黒、赤、青)の方をよく使っていたのですが、先日、久しぶりに東急ハンズへ行ったら、3色の方は販売が終了したらしく、残念ながら、2色ボールペン(黒、赤)の方しか販売されていませんでした。

また、そちらの2色ボールペンにしても、以前よりも販売スペースが狭くなっていて、置いている在庫も少なかったので、もしかしたら今後は入手することができなくなるかもしれません。

そんなわけで無くなってしまう前にと、必要もないのに2色ボールペンを2本購入しました。替えのインクはしばらくは販売しているでしょうから、これから10年くらいはこちらのボールペンで大丈夫でしょう。

余談

ボールペンで思い出しました。

私が書く字はお世辞にも綺麗とは言えず、打ち合わせ中にメモした内容を後で見たら書いた自分ですら解読不可能なことがよくあるのですが、以前、一緒に仕事をしたことがある外国の人が、私よりも綺麗な日本語を書いているのを目の当たりにして驚き、『さすがに日本人としてどうなのよ、これ』と、自問自答したことがあります。

「字は芸術です」とその人に言われ、そういえば、絵はもっと下手くそであることを思い出した私。

ユーキャンのボールペン字講座を本気で受講しようかどうか迷ったのもたしかこの時です。

講座は結局受講しなかったのですが、字は書く機会が減ってさらにヘタクソになっているので、今からでも受講してみようかな、と思いましたが、意外とお金かかるんですね、ユーキャン。(3万円ちょっと)

私の場合、字よりも絵心鍛えた方がいいのかもしれません。

最後に

デジタルな時代であっても意外と重要な存在だったボールペン。

自分の相棒となってくれるボールペンはきっと人それぞれ。

一度でいいので近くの文具店で自分と相性のいいボールペンを見つけておくと、今後の仕事が捗るきっかけになるかもしれませんね。

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