2019.8.17

NHKを数年間見なくても何も困らなかった件について

最近、巷ではNHKの話題で盛り上がっていますね。

NHK放送のスクランブル化については個人的には大賛成。ただ、これまでのNHKの反応や政府の態度を見ていると、その道のりは長く険しそうです。

目次

  • NHKと私
  • NHKを見ることができなくても何も困らない
  • NHKが批判される理由
  • NHKから国民を守る党について
  • NHK放送のスクランブル化に賛成の人と反対の人が透けて見える
  • 最後に

NHKと私

私のNHKに対する印象ですが、正直、よくありません。

理由は、一人暮らしを始めて間もない頃、放送法とかまったく知らない時分に(今も知りませんが)、部屋に訪れたNHKの受信料を徴収しにきた集金人と言い争いになったからです。

私としては、テレビはあるけどNHKは見ていない、なのに金を払わないといけないのか? それっておかしくないか? という態度で、放送法があるにせよ、今でもごくごく当たり前のこと言っていたという認識。この当たり前の認識が通じないのがNHK集金人で、その集金人を雇っているのがNHK。

放送法を盾にして、法で守られた安全なところから、視聴者の視聴傾向などどうでもいいといった様子で料金の支払いを迫ってくるNHKには、ハッキリ言って侮蔑の眼差しを向けています。

NHKを見ることができなくても何も困らない

一時期、NHKとの契約を解除するため、テレビの処分やワンセグが付いていたガラケーからワンセグなしのSIMフリーのスマートフォンに買い替えて、テレビを視聴することができない環境で、数年間過ごしたことがあります。

その時に感じたのは、NHKの放送が見られなくても何も困らないといったことでした。

NHKと一緒に他の放送局も視聴できなくなって、アニメが見られなくなったのが唯一の困ったことでしたが、それも最近はネットで視聴できるものが多くなってきたので、わざわざテレビで見ないといけない、といった作品も少なくなってきています。

少しも”必要”ではないNHKになぜ他の同じようなサービスよりも明らかに高い料金を支払わなければならないのか。

使わないのに支払わないといけない料金といえば、年金や健康保険もそうですが、年金は高齢者を支えるため、1年に1回お世話になるかどうかの健康保険にしても、医療を必要としている他の人のため、そう思えば、支払うのも仕方がないという気はします。

では、NHKは?

支払うことで誰かのためになっているのでしょうか。

災害報道なんて民間の放送局でもやっています。

公共放送がなくなっても何も困りません。

水・電気・ガスを止められたり、医療が受けられないのは生命に関わりますが、NHKを見れなくても誰も死にません。

ネット全盛の時代、個人的にNHKはその役目は終えていると思っていて、終わったものに金を注ぎ込むのは無駄というもの。NHKの受信料すべてを年金につぎ込んだ方がまだマシです。

NHKが批判される理由

個人的な見解を含めた上で、NHKが批判される理由を列挙してみました。

  • 悪質な訪問販売業者と遜色ない時代遅れな集金方法
  • ドラマ興味ない、相撲興味ない、高校野球見れない、年末は紅白よりも笑ってはいけない派、 なのに月額1,310円(BS/CS付きは2,280円)という高慢な料金設定。
  • スマートフォンやカーナビにワンセグが搭載されていても受信料を支払いといけないという言動からくる、 金さえ払えば視聴者が実際にNHKを見ているとかどうでもいいと言わんとする呆れた姿勢。
  • デジタル放送になってスクランブル化しようと思えばできるのにしようともせず、 今の状況がずっと続くんだろうなと考えているフシがある浅はかさ。
  • テレビがなくてもネット接続できたら料金徴収しようとしている頭のネジが一本飛んでいるとしか思えない戦略。

かつての常識は今の非常識。そんな言葉が当てはまるNHK。常識が通用しない人のことを非常識人と呼びます。

受信料の集金人含めて、そんな非常識人の集まりと化してしまった(実際にはそうでないにしてもそう見える)NHKは、本当に今のままでいいと思っているのでしょうか。

少なくとも上に挙げた批判に対して、何かしらのアクションを起こすべきでしょう。

それをしなかったからこそ、NHKから国民を守る党から国会議員が誕生し、現在のような状況にあるのだと思います。

NHKから国民を守る党について

さて、話題の「NHKから国民を守る党」についてですが、私がその存在を知ったのは半年くらい前。ニコ生の配信者が地方議員に当選した頃だったかと思います。

それに合わせてYoutubeの動画でも見るようになり、徐々に、どんなことをやっている党なのか知っていきました。

知っていくうちに驚いたのは、”意外とちゃんとやっている” という点。最初は私も物珍しさで見ていましたが、コールセンターの運営やNHK撃退シールの配布、それに各所メディアに登場しては、党代表の理路整然とした言動や言い負かすことが難しい理論武装。Youtubeで稼いだ金はNHK被害者に当てるといったことなど、そういったことを目の当たりにすると、NHKから国民を守る党を馬鹿にはできません。

NHK放送のスクランブル化というワンイシューを掲げている政党なので、分かりやすさでは他に類を見ず、参議院に当選した議員はユーチューバーでもあるので、Youtubeの動画として政治活動を発信することで、これまで政治にまったく興味がなかった比較的に若い世代にその活動が認知されていっているのではないでしょうか。

かくいう私も政治には一切興味がありませんでしたが、NHKとの対決や、有名人を巻き込んでのバトル、不買運動など、当選したはいいけど何をやっているか分からない議員と違って、ワンイシューで掲げた目標のためになりふり構わずに突き進むその姿に、ワンイシューだけでどこまで既存の政治に切り込めるのかという興味と、NHK放送のスクランブル化をしてほしい期待もあって、今後の展開が非常に気になっています。

NHK放送のスクランブル化に賛成の人と反対の人が透けて見える

NHK放送のスクランブル化が話題なだけあって、SNSやネット番組でよく取り上げていますが、それを見ると、NHK放送のスクランブル化に賛成の人と反対の人が透けて見えます。

分かりやすい話題なだけに発言している人が、どちらの立場でものを言っているのかよく分かり、NHK側を擁護する発言をする人は、やはりテレビ関係者に多い、という印象。

著名人はテレビがあるから有名になったので、その一角を担うNHKに対しては、今後もお世話になる可能性があるので、NHKに対して厳しいこと言う人は今後もいないと思われます。まあ、これについては仕方がないですね。

最後に

以前にも述べましたが、月額324円(税込み)でNHKの報道番組が見放題だったら喜んで払います。なので、基本料金とオプション料金で視聴できる番組を分けて、視聴者の嗜好に合わせた料金体系にするのが個人的にはいいと思っています。

また、他の識者が言っていたテレビ購入時に受信契約しないといけないようにすれば、集金人とのトラブルは無くなるのでいいと思うのですが、なぜ、そうしないのか。

そうしたら受信料の収入が減るのでしょうか。減るから今の集金スタイルを貫いているのでしょうか。NHK批判の最たるもの、そして根本的な原因は集金方法によるものだと思うので、これを見直す気がない限りは、今後もNHKに対する批判は続いていくのだと思います。

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