Googleのスマートフォン「Pixel 3a」購入レビュー
つい先日、色んなメディアやブログで紹介されていたGoogleのスマートフォン「Pixel 3a」。
このスマートフォンは、すでに発売されていたおよそ10万円もする「Pixel 3」の廉価版で、『お値段半額で機能はそのまま』なんて記事を沢山見てしまったがため、半額ハンターの血が騒いでしまったのか、かなり迷った挙句に私も購入してしまいました。
2週間ほど実際に使ってみたので、その感想と、これまで使用していたスマートフォン「HUAWEI P10 lite」との比較も合わせて紹介します。
目次
- Pixel 3a
- サイズ
- ベンチマーク
- 写真、画像
- その他の機能について
- 最後に
Pixel 3a
そんなわけで購入した「Pixel 3a」はこちら。
カラーはブラックばかりで飽きていたので、たまには...という感じでパープルを選択。
他の記事でも紹介されている通り、実際に端末を手に取って見てみると確かに高級感はないです。ですが、大事なのは中身。それについては後で紹介したいと思います。
とりあえずは各部のチェック。
充電ポートはUSB-C。
上部には上位のPixel3では省かれていたイヤホンジャックがあります。
右側の電源ボタンと音量調整ボタンはこの位置。(P10 liteとは位置が逆でした)
SIMカードはnanoタイプのサイズに対応しています。
SIMカードを入れて、さっそく起動してみると
初期不良などの問題はなく、普通に起動しました。
ケースはTPUタイプのものを購入して、取り付けてみるとこんな感じです。
Pixel 3aのメモリは4GBで、ストレージは64GB。当然ではありますが、ともにP10 liteのメモリ「3GB」とストレージ「32GB」を上回っています。
以下、ベンチマークや写真の画像など、これまで使っていたHUAWEI P10 liteとの比較になります。
サイズ
まずは、サイズの比較。
Pixel 3aのサイズは縦が151.3mmで、横が70.1mmで、P10 liteと比較すると以下のようになります。
左がHUAWEI P10 lite、右がGoogle Pixel 3a。
若干、Pixel 3aの方が縦長で、縦に5mmほど長く、横が1~2mmほど細くなっています。
また、厚さですが、これはPixel 3aの方が1mmほど厚くなっており、実際に手に持ってみると、その違いが結構分かります。個人的にP10 liteは薄い板という感覚がありましたが、僅かな差とはいえ、Pixel 3aにはその感覚はありませんでした。
なので、P10 liteと比べると一回り大きなスマートフォンという感じです。
ベンチマーク
Antutuでベンチマーク計測。
Google Pixel 3aの結果。
HUAWEI P10 liteの結果。
総合スコアではPixel 3aが16万弱で、P10 liteが8万強と、倍近く違っていますが、大差が付いているのはGPUのスコア。
最新のP30 liteの総合スコアが12~13万であることを考えると、順当な結果と言えるでしょう。
実際の体感速度ですが、これまでモッサリしていた挙動が若干キビキビしている、という感じで、フリックでの入力ミスが減り、ゲームアプリの起動や画面の切替が速くなりました。
また、GPUのスコアが上がったおかげで、ロマサガRSの炎霊衝(SSスタイルのボルカノが使える術)を使うと、P10 liteでは演出が飛び飛びになっていたのが、Pixel 3aでは滑らかに表示されるようになりました。
ガチガチの3Dゲームはやらないので分かりませんが、その手のゲームであれば、もうちょっとGPUの性能が上がったことを体感できたと思います。
写真、画像
このPixel 3aを購入した最大の理由が、スマートフォンでの夜間撮影です。
P10 liteでは夜間に撮影すると、ほとんど真っ暗で、あとで確認すると、思っていたよりもだいぶ暗い写真になってしまっていて、最近はキャンプで夜に焚火や料理の写真を撮ることが多く、この点を改善したいと思っていました。
実際に撮影して比較してみます。
まずは肝心要の夜景から。
Google Pixel 3aで撮影。
HUAWEI P10 liteで撮影。
キャンプで焚火も撮影してみました。
Google Pixel 3aで撮影。
HUAWEI P10 liteで撮影。
写真を見て分かる通り、夜景、焚火の両方ともPixel 3aで撮影した方が明らかに鮮やかで解像度がいいです。
ここはさすがの一言。
さらに暗闇にカメラを向けていたら、「夜景モードを試す」というボタンが出てきたので、試してみると、通常モードで撮影したこの画像が、
夜景モードで撮影すると、以下のような感じになりました。
いや、これには驚きました。
さらには、上空の月に向けて撮影すると、
太陽の光を反射している月と雲、さらには周囲の星も薄っすらと撮影できています。
P10 liteでは月の明かりくらいしか映らなかったであろう構図ですが、Pixel 3aであれば、このような写真も撮ることができます。
また、夜景だけではなく、通常の写真であっても、P10 liteと比べると、かなり良くなっているのが分かります。
Google Pixel 3aで撮影。
HUAWEI P10 liteで撮影。
正直、スペック向上で得られた体感速度の違い程度では、5万円近くもする端末の価格にちょっと見合わないと思っていましたが、この夜間撮影の機能は非常に素晴らしく、この機能だけで十分に価格に見合うものになっていると思います。
その他の機能について
もうひとつ、こちらの端末を選んだ理由があって、それは、FeliCa(おサイフケータイ)に対応している点です。
そろそろキャッシュレス生活を実践してみたいと思っていたこともあって、次に購入する端末はFeliCa対応と決めていました。
そこに都合よくFeliCa搭載で、しかもGoogleから発売されるスマートフォン。さらには上位機種の半額で同程度の機能を持った端末を手に入れることができる、とくれば、買うしかないですよね。
そんなわけで、駅の改札では私もスマートフォンをかざして入場できる身分になりました。
ちなみにPixel 3aのFeliCaが搭載されている位置は、裏側の指紋認証のリーダーと同じ位置にあるらしいので、そこをかざすと「ピっ」と反応します。
最初はどこに搭載されているのか分からず、いきなり駅改札はハードルが高かったので、ネットで調べた後、念のため、近くの電子マネー対応の自販機で試しに使って確認しました。
スマートフォン1台でなんでも事足りる生活に憧れているので、徐々にキャッシュレスに移行できれば、と思います。
最後に
他の5万前後の端末を使ったことがないので比較はできませんが、夜間に撮影する機会があるなら、Pixel 3aは購入候補としてもいいと思います。
今度、キャンプ中の夜中に猫が訪れてきたら、このPixel 3aで、その姿をしっかりと収めてあげたいと思います。
今後のキャンプが楽しみですね。