FAZER25でソロキャンプツーリング「ボイボイキャンプ場」
志高湖キャンプ場でキャンプの慣らしを行った私は、そのまま一路、同じ大分県内にある別のキャンプ場「ボイボイキャンプ場」へと向かいました。
ボイボイキャンプ場はくじゅう高原の高地に位置しており、標高が高く(800m)、夜は星が綺麗とのことで、実際にソロでキャンプしてみたので、どんなキャンプ場なのか紹介したいと思います。
目次
- 到着、受付
- 設営、昼食
- 設備(炊事場、トイレ、シャワーなど)のチェック
- くじゅう花公園、花の駅
- 夕食、就寝
- 朝食、撤収
- 周辺のツーリング
- ボイボイキャンプ場の『良いところ』『悪いところ』
- 最後に
到着、受付
ボイボイキャンプ場へのアクセスはナビ設定で、とくに迷うことなく到着することができました。
受付はキャンプ場に隣接しているカフェ(ボイボイ)でやっています。
建物(カフェ)の全体像はこんな感じ。
カフェなので店前には本日のメニューが掲載されていました。
メニューを見ただけで美味しさが伝わりますね。
キャンプ場の受付にしてはかなり小綺麗な場所だったので、受付は本当にこっちでいいのかな、とカフェの周りをウロつこうとしたら、ちょうど外にいたスタッフの方に「キャンプの受付ですよね。こちらからで大丈夫ですよー」と声をかけられました。
気さくな感じの人当たりのいい対応に感謝して、店内で受付を済ませます。
料金はバイク1泊で、入場料合わせて1,300円。志高湖キャンプ場のせいで金銭感覚がマヒしていますが、これまでの経験からすると、かなり良心的な価格。なお、ハイシーズンは500円増しとなるようです。
受付を行うとキャンプの許可証を受け取りますが、ここで受け取る許可証は帰りに返却が必要とのこと。翌日の帰りまで大事に保管しておきましょう。
カフェの傍にはキャンプ場の簡単な地図がありました。
カフェがある場所から見下ろす形で広大なキャンプサイトを見渡すことができます。
なかなかいい感じですね。
設営、昼食
受付を済ましたら、まずはサイト決め。
見下ろした際は良い感じのキャンプ場に見えましたが、いざ、サイトを決めようとすると、平らな場所がほとんどなく、あったとしても先客のキャンパーが陣取っていて、決めるのにちょっと時間がかかりました。
結局、完全フラットな場所は見つかりませんでしたが、多少マシな場所でテントの設営。
この日は風が強かったので、タープを張るのを諦めましたが、タープがないとやはり見た目がショボイですね。
なお、バイクとテントが若干離れているのは、平らな場所がなくて風が強かったので、万が一にも、バイクが倒れた際にテントを潰さないためです。
一仕事終えたら、ちょっと遅めの昼食。
この日は途中で寄ったスーパー(ショッピングあだち)で惣菜を購入していたので、それを食べました。
本当はカフェで食べたかったのですが、初めてのキャンプ場はこういった段取りがなかなか上手くいきません。仕方ないですけどね。
設備(炊事場、トイレ、シャワーなど)のチェック
腹が膨れたら、キャンプ場の施設を確認しに行きました。
炊事場やトイレ、シャワー室は一箇所に固まっており、キャンプサイトの下の方にある場所が利用可能です。(地図を見る限り、カフェの横にも併設されていますが、そちらは工事中でした)
炊事場
バーベキュー用の洗い場
こちらのキャンプ場には、コイン式の洗濯機も置いてあります。
シャワー室は2つあり(5分300円)
なんとドライヤー付きの洗面台が設置されていました。
シャワー室には鍵もちゃんと付いてるので安心です。
上記の施設やトイレは建て替えたのか、または掃除が行き届いているのか、どれも新しくて綺麗で、かなり印象が良かったです。
キャンプ場とはいえ、トイレは水洗洋式がマストで、その他の施設も手入れがちゃんと行き届いてるのがいいキャンプ場だと思っているので、それに関しては、こちらのキャンプ場は満点でした。
くじゅう花公園、花の駅
施設を一通りチェックした後は近隣の散策。
ボイボイキャンプ場の近くには、歩いていける距離(5分程度)にくじゅう花公園という施設があります。
花公園への入園には別途料金が必要ですが、隣接している花の駅には無料で行けるので、お土産やちょっとした食料、飲料なんかはここで手に入れることができます。
この日はかなり暑かったので、私はここで大分県産の「かぼすサイダー」を購入。
地元ですが、初めて飲みました。喉が渇いていたので生き返ります。
そのまま花の駅のベンチでまったりした後、キャンプ場へ戻りましたが、ここから見える景色もなかなか。
帰りがけ、風が強くて焚火をしようかどうか迷っていたので、受付の人に焚火してもいいかどうか一応確認に行くと、「この辺の風は大体いつもこのくらいだよー」との返答に『マジか...』と私。
薪の販売はしていたので、焚火をする場合は自己責任になると思いますが、初めてのキャンプ場だったので、念のため、この日は止めておくことにしました。
ただ、今回は翌日がカフェの定休日で人がいないのでできませんでしたが、そうでない場合、先に薪を購入して使わなかったら返金や、逆に先に薪を使って後で支払ったりなんてことも話を聞くとできるようでした。(詳しくは現地で確認してください)
ちなみに購入できる薪はこんな感じ。見た感じは細めなので、よく燃えそうです。
値段は1束500円とのこと。
夕食、就寝
前日にあまり眠れなかったので、ちょっと昼寝をしていたら、だいぶ日が傾いていました。
この日の夕食は途中のスーパー(ショッピングあだち)で惣菜と一緒に購入したサムギョプサル。
一緒に購入したサニーレタスですが、暑い中に放り出していたので、すでに腐りかけていました。
慌てて無事な葉を取り分けると、残ったのはこれだけ。
...まあ、一人ならこれでも十分でしょう。
焚火台と炭は前回の志高湖キャンプで使ったものと同じ。
炭の横においてあるのは厚めのアルミホイルに包んだサツマイモで、これまでにやったことはありませんが、炭の傍らに置いて焼きいもを作りたいと思います。
作り方は簡単で、時々、ひっくり返したりするくらいで、あとは放置。
上手くできたかどうかは後のお楽しみです。
焼きいもは出来上がるのに時間がかかるので、先に今回のメインであるサムギョプサルを焼いていきましょう。
今回ももちろんくっつきにくいホイルを敷いたフライパンで焼いていきます。
せっかくのアウトドアなのに、なぜ網で焼かないのかって思うかもしれませんが、ハッキリ言って掃除が面倒。ただそれだけの理由です。
網で焼かなかったら味が落ちるのかと言うとそうではなく、野外で食べると基本なんでも美味しく感じます。この日のサムギョプサルも最高に美味しかったです。
サムギョプサルとレタスを食べ尽くしたら、そろそろ焼きいもがちょうどいい頃合い。(約1時間ほど放置してました)
出来上がりの程はというと...
うん、いい感じです!!
高地ということもあって夜は寒く、凍える身体に焼きいものホクホクアツアツが沁みました。
ホクホクの焼きいもを頬張りながら、ユニクロのウルトラライドダウンの両脇にホッカイロを入れて見上げる360度パノラマの星空もまたおつなもので、この日の星空は満開で言うことなし。
一点だけ後悔したのは薪を購入していなかったこと。夜間は風が若干弱まっていたので十分に焚火をすることが可能でした。他のキャンパーの方々は焚火をしていたので、ちょっと羨ましかったです。皆さんも使うかどうかはさておいて、とりあえず薪は買っておいた方がいいと思います。
この日はこの後すぐに就寝しましたが、夜中に起きてトイレへ行くと、月明かりがかなり明るかったです。星空目的で行くなら、月の満ち欠けは調べていった方がいいでしょう。
朝食、撤収
周辺のツーリング
ボイボイキャンプ場の『良いところ』『悪いところ』
初めて訪れたボイボイキャンプ場の良かったところと良くなかったところをまとめてみました。
【良かったところ】
- 設備(炊事場、トイレ、シャワー)が綺麗
- コイン式洗濯機が置いてある
- 近くにくじゅう花公園や花の駅がある
- カフェ(受付)が隣接しているので食料がなくても安心
- 受付で薪が購入可能
- 星空が綺麗
- 携帯の電波がちゃんと届く
【良くなかったところ】
- 平らなサイトがほとんどない
- 遮るものがないので近くの物音や話し声は筒抜け
- 常時、風が強い(タープを張ったり焚火をする際は注意が必要)
- 高地なので寒暖差が激しい(5月に行ったら昼は暑く夜は寒かった)
設備(炊事場、トイレ、シャワー)が清潔で綺麗だったのが一番良かったポイント。シャワー室に洗面台が設置されていてドライヤーも置いてあるキャンプ場は初めてでした。
高地なので夜は星空が綺麗。ただ、昼と夜の寒暖差が激しいので、時期にも寄りますが半袖と長袖の防寒着は両方必要です。
一番残念だったのは、サイト全体がなだらかな斜面になっており、平らな場所がほとんどなかった点です。どうしてもフラットな場所にテントを設置したい場合、キャンプ場に早めに来て場所を確保するのがいいと思います。
最後に
こちらのボイボイキャンプ場は、大分ないし九州で訪れた2番目のキャンプ場になりますが、1番目の志高湖キャンプ場とはまた違った別の魅力があるキャンプ場でした。
とくにシャワー室の充実度は、今まで訪れたキャンプ場でナンバーワンです。
立地的に志高湖キャンプ場の方が個人的には近いので、よく行くのはそちらになりそうですが、くじゅう方面をツーリングした際や星空を見たくなったら、こちらのキャンプ場を利用したいと思います。
心残りはカフェの料理を頂きたかったこと。次回はぜひ、カフェで食事をしたいと思います。