2019.4.20
2020.1.18

スマホでニコニコ生放送を見るならニコキャス(nicocas)を使おう

さて、突然ですが、皆さんはニコキャス(nicocas)というアプリを覚えておいででしょうか。

ニコニコ動画を運営するドワンゴがツイキャスやその他の配信系アプリに押されてようやくリリースした生放送用の視聴・配信アプリだったのですが、2014年の年末に華々しくもリリースされるも、僅か3日でサービスが終了された伝説のアプリです。

僅か3日間ということもあって、当時の私はその姿を拝むことすらできませんでした。

しばらくしたら機能などが改善されて、再リリースされるものと思ったら、まったく音沙汰がなく、最近はその存在すら忘れていたのですが、最近、いつの間にか再リリースされていたことを知りました。

[2019年8月11日 追記]

アプリ名が「ニコキャス」から「ニコニコ生放送」に変わり、動画の視聴機能がなくなって、ニコ生専用アプリになったようです。

ニコキャス(nicocas)の使い方、評価

一体、いつ頃から再リリースされていたのか気になったので調べたら、どうやら昨年(2018年)の8~9月頃のようです。最近はまったくアンテナを張っていなかったので、全然気づきませんでした。

とりあえずGoogleのPlayストアでニコキャスを検索。

インストール後にアプリを起動して、いざ、ニコキャス初体験。

アプリ起動後の最初のページで公式や注目番組の一覧が表示されます。たったこれだけのことで、今までのアプリと比べて格段に使いやすいですね。

なにより、ログインしなくても使えるのが素晴らしいです。

生放送中の番組にアクセスすると、スムーズにその番組の詳細画面が表示され、

再生開始も意外とすんなりいきます。

再生時に設定できる項目は「画質」や「コメント透過度」「NG設定」など。

「ポップアッププレーヤーで表示」機能はプレミアム会員でログインしないと使えませんが、実際に使ってみると以下のような感じです。

なにか他の作業をしながら見たい場合にはちょうどいいですね。

画質に関しては、192kbps~からと低画質でも再生が可能となっており、2Mbpsを超える画質はプレミアム会員でないと選択できません。

個人的にはスマホで高画質で見たいという欲求はないので、1Mbpsもあれば十分。

他にも、「バックグラウンド再生」や「レジューム再生」といった機能がプレミアム会員のみ利用できるようです。

ニコキャスはログイン不要で使えますが、niconicoアカウントでログインすることで、フォロー中のユーザーやチャンネル、タグなどの情報をアプリに引き継ぐことができます。

上部のタブには注目番組やフォロー以外にも、おすすめ、生放送ランキング、動画ランキング(一部ニコキャスでは再生不可)、プロ野球公式戦など、スマートニュースのアプリのように、タブを切り替えることでカテゴリが切り替わります。

また、動画ランキングというカテゴリがあることから分かる通り、ニコキャスでは、生放送のLIVE視聴やタイムシフト再生だけでなく、動画も検索して再生することができるので、生放送を主体でニコニコを利用している人にとっては、非常に使いやすいアプリになっているかと思います。

アプリをざっと操作してみましたが、全体的には好印象。ようやくニコニコもスマホで戦えるアプリが出てきた、という感じです。

なお、今回は視聴のみの評価です。ニコキャスアプリを使って配信もできるようですが、私は配信したことがないので、そっち関連の使い勝手は不明です。

niconicoについて

さて、オワコンと呼ばれて久しいniconicoですが、私は今でも利用中です。

動画はさすがにYoutubeで見るようになりましたが、やはり生放送はニコニコの方が見やすく、放送中の画面に被せてコメントが表示された方が、自然とコメントに目がいくのでいいですね。

nasne経由でTVを視聴する際も、ニコニコの実況コメントはONにして視聴しているので、ニコニコのコメント表示方式はリアルタイムの放送に強いと思います。

また、一般の生放送はほとんどツイキャスなどの他のサービスに流れたと思いますが、公式系の放送はまだまだニコ生という感じ。

これまでは、スマホに弱いニコニコというイメージ...というよりは実情で、それが原因でオワコン化していたniconicoですが、このアプリがリリースされたこと、さらには最近、運営元のドワンゴの社長が交代したこともあり、一回りして、これからのニコニコはちょっと楽しみな感じがしてきました。

プレミアム会員が最盛期から3割減とこれまではあまりいいニュースを聞きませんでしたが、よくよく考えると、それでも100万人以上の人がプレミアム会員になっているという現状なので、まだ完全に終わったわけではありません。

なので、これからの動向に注意を払いつつ、今後に期待したいと思います。

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