2018.5.4

自宅を作業場所とした際のメリット・デメリット

最近よく『働き方改革』なんて言葉を聞きます。個人的にはその中でもテレワーク(在宅勤務)という働き方が一般的に広がってほしいと思っていて、会社と契約を交わす際にいつもテレワークはやってないんですか? と訊くようになりました。

私は基本的に同じ会社とプロジェクト単位で契約を交わしているので、その会社または仕事を振っているその上がそういったことに積極的でないためか、今のところテレワークOKです、という返事は貰えたことがありません。

ですが、将来的に在宅勤務を見据え、働いていない期間を利用して、一般的な会社と同じ勤務時間帯をベースに、自宅を作業場所としてしばらく開発(プログラミング)に励んでみました。

以下、それによって分かった自宅を作業場所とした場合のメリットとデメリットです。

目次

  • メリット① 満員電車に乗らなくて済む
  • メリット② 誰にも気兼ねせずに室温の調整ができる
  • メリット③ 他のプロジェクト作業者の会話が聞こえてこない
  • デメリット① 住人の生活音や車やバイクの走行音で気が散る
  • デメリット② 運動不足になりやすい
  • デメリット③ テレビをつけるとついつい見入ってしまう
  • まとめ

メリット① 満員電車に乗らなくて済む

まず、自宅を作業場所とした場合、一番メリットに感じたのは「満員電車に乗らなくて済む」でした。

これは在宅勤務でなくてもシフト制やフレックスタイムなどを利用して、ある程度、通勤時間帯をずらすことで解消できますが、そういった制度を導入している会社が徐々に増えているのか、いつもは空いていたはずの電車がちょっと込んでいたりしていたので、そもそも通勤しないのがベストです。

満員電車で通勤すると、ポジションによっては酷く疲れて、その日のやる気をごっそりと削られるので、労働生産性を上げるためには一番解消しないといけない問題だと思います。

メリット② 誰にも気兼ねせずに室温の調整ができる

社内で働いている場合、室温が自分に合ったものであればいいですが、世の中には暑がりだったり寒がりだったりと、適温は人それぞれです。

私の場合、極度の暑がりなので、皆が涼しげに仕事をしている中、一人だけ汗をかきながら作業しています。逆に私が夏用のスーツと半袖のシャツを着ている状態でも暑いと感じる中、寒いからと言ってダウンジャケットを羽織っているいる人もいました。

そういった人は作業中ずっと我慢しながら働いているので、集中力をかき乱されやすく、生産性という観点からはあまりよくない状態です。

もちろん共有の作業場所で全員に合った室温にすることは不可能ですし、全社員にエアコン付きの個室を割り当てられたら最高ですが、それは現実離れしています。上中下みたいな3段階で室温を変えた部屋を用意してほしいとか思ったりしましたが、基本的に座席はグループ単位で割り当てられるので、それはなかなか難しかったりします。

これが在宅の場合は、他の社員がいないので自分に適した室温に設定可能になるので、電気代とか気にしなければ最高の環境で仕事ができます。

メリット③ 他のプロジェクト作業者の会話が聞こえてこない

社内で働いていると必ず聞こえてくるのが、他のプロジェクト作業者の声です。隣の席で会話されたりすると、気が散って集中できませんよね。頑張って作業に集中しようとしますが、できずに時々やっているフリをしたりします。

また、フロア内で多くの作業者が働いていると必ずと言っていいほど、声が大きく、フロアに響く声質の人が何人かいて、席が離れているのに会話の内容がこちらまで聞こえてくることがザラにあります。

さらにそういった人に限って、よく喋り、癇に障る声質や話し方の持ち主が多いので、聞こえない様にするといったことがなかなか難しく、せめてチャットやメールでやりとりしてくれないかな、と思ったことが何度もありました。

デメリット① 住人の生活音や車やバイクの走行音で気が散る

済んでいる場所がマンションやアパートなどの集合住宅の場合、ドアや窓の外から住人の生活音だったり、車やバイクの走行音がどうしても聞こえてきます。

両隣や上の住人が仕事で家を空けていたり、車やバイクの走行音が聞こえてこないタワーマンションの上の方に住んでいたら問題ありませんが、多くの人は、そういう状況にはないと思います。

テレワークで自宅を作業場所として考えている場合、一度、一週間くらいは試しにずっと自宅にいて、集中できる環境なのかどうか確認することをお勧めします。

私の場合、以前、隣の住人が働いていないのか仕事で家を空けることがないので、騒音が酷いといったことを記事にしましたが、そのような状況なので、集中して作業に取り組むためには耳栓が必須でした。

デメリット② 運動不足になりやすい

生活の拠点と仕事の場所が同じ場合、やろうと思えば一日中家の中で過ごすことができますが、実際に試してみると、時々は運動したり歩いたりしないと体の節々が痛くなってきます。

面倒だからといって外に出ないが数日続くと、きっと後悔し、通勤の有難さが分かります。

なので、私は朝と夜の2回、必ず家から出て散歩するようになりました。

デメリット③ テレビをつけるとついつい見入ってしまう

これは私が本当の在宅勤務ではなく、あくまで個人的に自宅で作業してみただけなのが理由でもあるのですが、昼食時にニュースを確認しようとしてテレビをつけると、続きが気になってなかなか電源を切ることができず、ニュースが一段落するまでつけたままにしていました。

さすがに仕事としてやる場合は、休憩時間が終わったら消しますが、自宅だと作業に関係ないものが沢山あるので、ついつい、そっちに注意を奪われてしまいがちになります。

作業内容が集中して取り組むことができるものであれば、ほとんど気になりませんが、すべての作業がそうかというと違うので、これはもう、きちんとメリハリをつけるしかないと思いますし、休憩時間であってもテレビは見ない方がいいでしょう。

他人に見られているという意識(または実際に監視されている状態)が必要です。

まとめ

以上、自宅で作業した際のメリット・デメリットになりますが、個人的には一長一短という感じがします。

満員電車の解消や室温の改善ができるのであれば、会社内で働いた方が効率はいい気がしますが、住環境によっては在宅の方が集中して作業に取り組めます。

実際に仕事で在宅勤務をした場合、作業した内容を正確に評価してくれるのかどうか、という問題もありますが、別会社や同じ会社の支社など、遠距離間での共同作業というのを時々やったことがありますが、やってみたら、それと同じで、おそらく、できる人はできるし、できない人はいつまで経ってもできない、という区分けが社内で一緒に働いていたときよりもハッキリするものと思います。

やってみてダメだったら在宅勤務NGまたは社内で訓練、みたいな流れにすればいいんじゃないかなぁ、とか思ったり思わなかったり...。

なにげに今年の目標は「テレワークをやってみる」なので、今まではやりたいと言いつつ、本気で職探しをしていませんでしたが、今年中にテレワーク可能な会社で、とりあえず一回は働いてみたいと思います。

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