2024.9.16

ITエンジニアが外部のサポート要員として働く際の心構えについて

最近、2年ほど一緒に仕事をしてきたエンジニアが、当てにしていた案件が急になくなったとのことで、その会社との契約が延長されずに、去る、という出来事がありました。

これを聞いて、思ったのは、明日は我が身、ということ。

現在、働いているところは、そろそろ3年になりますが、意外と期間が長くなってしまい、外部のサポート要員として働く際の心構えについて、失念しかけていたところだったので、気が引き締まる思いでした。

目次

  • いつ契約が切れてもいいように準備する
  • 業界の流行について常にアンテナを張っておく
  • 最後に

いつ契約が切れてもいいように準備する

基本的に外部の要員としてプロジェクトに参画している場合、1回の契約の期間は1~3ヶ月といったところになると思います。私の場合は1ヶ月単位で、月単位で双方に継続の意思があるかどうか確認して、その意思があれば契約の延長がなされるといった具合です。

このため、冒頭で述べたように、急に案件がなくなったり、会社と良好な関係を気づいていても、次の仕事がタイミングよくなかった場合は、その会社との契約は一旦終了し、別の案件を探す必要があります。

次の案件がすぐに見つかればいいですが、そう都合よく見つかることは稀で、見つかったとしても面談や手続きなどを考慮すると、どうしても空白期間というのはできてしまいます。

空白期間が無駄かというと、そうではなく、このタイミングで気になっている技術や、これまで忙しくて手を出していなかったものに取り組むことができるので、個人的には、自分のスキルアップに繋がる最も重要な期間だと思っています。

実際、以前はWebサイトを自分1人で作成したことがあり、この時に得た経験は、かなりの部分で今の仕事に生かされていたりするわけですが、そんな重要な期間なのに、急に職を失って、何も準備していないと、なにをするかで迷って終わってしまい、かなり勿体ない状態になってしまいます。

今回、反省したのは、この空白期間にやりたいことを整理していなかったこと。

今の仕事に就く前は、山のようにやりたいことがあったのですが、時間がたつに連れ、色あせ、今ではなにがやりたかったのか、思い出すことすら難しくなっています。

業界の流行について常にアンテナを張っておく

やりたかったことを思い出すのも重要ですが、IT技術については日進月歩。

3年も経てば、流行や主流の技術が移り変わっていたりするので、数年前に自分がやりたかったことが、現在の主流から外れているなんてことはザラにあります。

急に職を失って慌てるのではなく、常に業界の流行についてアンテナを張っておくべきなのは言うまでもありませんね。

まあ、その言うまでもないことを疎かにしてしまっていたわけですが...。

今なら、自分が気になる分野について、調べれば簡単に情報は見つかります。生成AIとかもやろうと思えばすぐに手を出せると思うので、専門外のことについても、ある程度、知見を得ておくことは重要でしょう。

最後に

そんなわけで、私のように外部のサポート要員としてプロジェクトに参画している場合、いつ契約が切れるのか分からず、次の仕事がすぐに見つかる保証もないので、空白期間にやりたいことの1つや2つは、常にピックアップしておきましょう。

そうすれば、契約先から『来月から来なくていいよ』と言われても、落ち込んだりせず、空白期間を満喫することができるので、むしろ有難いと思うことができます。

それに、現在、エージェントを挟んで相手先の会社と契約しているのですが、次の案件を探すのにエージェントがどれだけ役に立つのかも検証したいところ。安くない報酬を払っているので、そういう時に頼れる存在なのかどうか、ちゃんと見極めたいですね。

今から楽しみです。

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