2024.2.4

サッカーアジアカップの報道で思ったこと

サッカー経験者でもなければ、普段、どこかのクラブを応援しているわけでもなく、日本代表の試合があったら、たまに見る、といったレベルのどこにでもいる一般視聴者な私ですが、今回は、サッカー外のことで話題になっていたので、ちょっとだけ、アジアカップについての感想を述べたいと思います。

目次

  • アジアカップの重要性と視聴者から見た期待度
  • メンバー離脱を招いた報道について
  • 最後に

アジアカップの重要性と視聴者から見た期待度

とくになにか言いたいことがあるわけではないので、なにから書こうかと思ったのですが、まずは、アジアカップの重要性について書こうと思います。

重要性とは言いつつ、サッカーのことなどよく知らないので、代表にとっての大会がどういう位置づけとかはまったく分からないのですが、一人の視聴者として見た場合、正直、今さらアジアカップか、という心境でした。

そう思っている理由は、おそらく、前回のワールドカップで強豪国であるスペインやドイツに勝利したり、その後のドイツとの親善試合でも勝利していたという出来事が大きいと思っています。サッカーにあまり興味を持っていない私ですら、そういったヨーロッパの国々が強豪で、試合で勝利するのが難しい国であることを知っています。

それと比べて、アジアカップでは、参加している国はもちろんアジアの国々で、勝つのが当たり前とまでは言いませんが、試合で勝利したとしても、そこまで興奮はせず、逆にほっとした、という感覚に近いものがあります。

私のような視聴者は数多くいると思いますし、試合で一番興奮するのは、やはりジャイアントキリングを起こした時ですよね。

そのため、アジアカップに対しての期待度はそこまで大きくなく、メンバーも海外組は全員は招集しないんじゃないかと思っていたくらいです。大会が開催される前は、怪我せずに所属のクラブに戻ってほしいな、くらいの気持ちでした。

メディア各社の報道としてもそういった気配は感じられ、当の代表メンバーも、試合をする以上、手を抜いたりはしていないですが、モチベーションの維持という点では難しかったのではないかと思います。

結果、グループリーグと決勝トーナメントで中東勢に2敗して、今回のアジアカップは幕を下ろしたわけですが、負けた相手がアジア2位のイランである点や、開催地がカタールで勝利していた場合の次の対戦相手が開催国であるカタールだった点、さらに決勝トーナメントは過密日程になっている点を考慮すると、8強で去るには、個人的にはちょうどよかったのではないかと思っています。

もしグループリーグをトップで通過して、ヨルダンやタジキスタン相手に負けた場合は、さすがにメディアからめちゃくちゃ叩かれそうな気がするので、相手がイランだったというのは良かったのかしれませんね。最後は後半ATのPKで失点して敗北しましたが、延長にいかなかったのも、体力やケガのことを考えると最善だったと思います。

メンバー離脱を招いた報道について

決勝トーナメントの準々決勝で敗北した日本ですが、敗北の責任は一体誰にあったのか、ということを考えると、おそらく私と同じレベルの視聴者の目には、直前のメンバー離脱の引き金となった、週刊誌の報道に目が行くと思います。

週刊新潮?、デイリー新潮? どこが報道したのかすらあまりよくわかっていませんが、どちらにせよ新潮社系列の媒体のようです。

報道の内容について私がどうこう言う立場ではないので控えるとして、SNSとかで確認すると、案の定、戦犯扱いや反日企業みたいなコメントが散見されました。

タイミング的には最悪で、代表メンバーのメンタルに影響を与えたことは間違いありません。

正直、私でさえもこのタイミングで報道するのは、さすがにあり得ない、と思ってしまいました。文春によるダウンタウンの報道でもM-1が終わってからではなかったでしょうか。

そんなKYな新潮社ですが、普段はアクセスしない新潮社のサイトに私ですらアクセスして、広告が何度か表示されたことを考えると、利益を得るという点では最高のタイミングだったと思います。

ただ、これが長期的な利益につながるかというと疑問。

人の心は移ろいやすく忘れやすいとはいえ、今後、サッカーの代表試合が行われる度に視聴者は、一部の期待と多くの不安を新潮社に抱き、また、やってくれるのではないかと、疑わずにはいられないかと思います。

その度に新潮社イコール反日というワードが想起されるので、企業イメージとしてはよくないと思うのですが、実際に影響があるかないか私には分からないとしても、メディアという特性上、そこは私以上に敏感なところなので、プラスに働くという目算があるのだと思います。

大会を通して、守備面に不安があった日本代表ですが、そのすべての原因を新潮社がかっさらっていった感があります。

最後に

そんなわけで最終的になにが言いたいかというと、選手は所属クラブで活躍してほしいし、サッカー強豪国との対戦やワールドカップでは今後もいい試合をしてほしい、といったところでしょうか。

ここ数年、なにかしらの問題でテレビから姿を消す有名人が多いですが、そもそもテレビを見ない私にとっては、正直、なんでそこまで大事になっているの、感が否めず、かなり置いて行かれています。

やはり画面で人が喋っているのを聞くのと、ネットでテキストを見るだけなのでは、受ける印象がだいぶ違うのでしょうね。

そもそもネットだと自分の興味のある記事しか見る機会がないので、知らないうちに始まって、知った時には、すでに終わっているなんてことも...。

さすがにもうちょっとアンテナは広げておきたいですね。テレビはいらないですが。

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