PS3でカラオケマシン構築(JOYSOUND.TV Plus)
今更ですが、PS3を使い、自宅でカラオケをできるようにしました。
きっかけは、昨今のコロナ過で自宅でカラオケを楽しむ人は多くなっているかと思いますが、我が実家もご多分に漏れず、両親から、自宅でカラオケをしたい、というリクエストがあり、ゲーム機(プレイステーション)で、それができるという話を聞いて、こちらもやってみた、という感じになります。
最初はPS4やPS5で、できるものかと思っていて、PS4は甥っ子に上げてしまい、PS5は品薄で売っていないので、今更、PS4を新しく買うのもなんだかなぁ、という気持ちで、Nintendo Switchで構築するべきかどうか悩みましたが、ダメ元でPS3でやってみたら、普通にカラオケマシンとして使うことができました。
しかも、意外とサクサク動いて、カラオケをするだけなら、現役のゲーム機と比べても遜色なかったので、PS3でカラオケマシンを構築した際にやったことを紹介したいと思います。
なお、PS3でカラオケマシンを構築する場合、一部、注意点があるので、それについては後述しておきます。
目次
- PS3版のアプリはサービス終了しました [2023年6月11日 追記]
- PS3のHDDをSSDに交換
- PS3でカラオケシステムの構築(JOYSOUND.TV Plus)
- PS3でカラオケする場合の注意点
- 最後に
PS3版のアプリはサービス終了しました [2023年6月11日 追記]
カラオケマシンを構築した際に危惧はしていましたが、PS3版のJOYSOUND.TV Plusが2023年4月20日にサービス終了したようです。
あくまで終了したのはPS3版で、PS4やPS5については、これまで通り、利用可能となっています。
我が家でカラオケを継続して利用するためには新たなゲーム機の購入が必要で、タイミング的にPS5が入手しやすくなっていたので、いっそのことPS5を購入しようかと思いましたが、やりたいゲームが特になく、PS4の中古がかなり安くなっていたので、そちらを購入することにしました。
PC版のカラオケアプリなども試しにインストールして使ってみたりしましたが、カラオケについては、ゲーム機の方が各段に完成度が高かったので、PS3から移行するならPS4やPS5がいいと思います。
PS3でカラオケマシンを構築したのが1年くらい前だったので、個人的にはPS4でサービス継続するなら、PS3版も残しておいてほしかったですが、かなり古いゲーム機なので、そこはやむなしって感じですね。
以下の記事の内容は、アプリのサービス終了前にPS3版で構築したものになりますので、ご了承願います。
PS3のHDDをSSDに交換
PS3でカラオケマシンを構築する際にやっておくべきことは、HDDからSSDの換装です。
自宅に眠っているPS3は少なくとも10年以上前に購入した製品で、壊れたり、不具合が発生したりせず、まだまだ正常に動きますが、HDDの寿命は5年くらいなので、そのまま使うのはさすがに怖すぎます。
HDDよりもSSDにした方が起動速度などが速くなるので、そういった点からもSSDへ換装した方がいいでしょう。
SSDへの交換自体は簡単で、PS3本体裏側にあるネジをプラスドライバーで外した後、側面のカバーを外し、
中からHDDを引っ張り出して、購入したSSDに交換するだけです。
SSDはKLEVVの240GBにしました。理由はもちろん安かったから。ゲームではなくカラオケ利用する場合、容量もそこまでいりません。
SSDへの交換自体は簡単ですが、問題はシステムソフトウェアをインストールできるかどうか。
ソフトウェアは以下の公式サイトからダウンロードできます。
ダウンロードを実行すると、ブラウザで安全にダウンロードできないというエラーが出て、そのままでは正常にダウンロードできないので、ダウンロードの一覧から継続を選択してダウンロードを続行させる必要があります。
ダウンロードしたファイルは以下のように、USBメモリの「PS3\UPDATE」ディレクトリ配下にコピーします。メモリ直下に置いただけではインストールされないので注意。
USBメモリをPS3本体に接続して、PS3を起動すると、以下の画面が表示されます。
個人的にハマったのはここで、私の場合、コントローラーのPSボタンを押しても反応しませんでした。原因は純正のコントローラーではなく、互換品のコントローラー(ホリパッド)を使っていたせいで、純正に戻してPSボタンを押したら反応しました。
純正のコントローラーは接触が悪かったため交換していたのですが、こういったことがあるので、捨てずにとっておいた方がいいですね。
あとは画面の指示通りに操作して、SSDをフォーマットし、システムソフトウェアをインストールすれば完了です。
PS3でカラオケシステムの構築(JOYSOUND.TV Plus)
PS3の準備ができたら、今度はカラオケ用のアプリ(JOYSOUND.TV Plus)をPSストアからインストールして起動します。
アプリの使い心地は良くて、10年以上前のゲーム機とは思えないくらい、サクサク動きます。
マイクはとりあえずAmazonで販売されていた安めの有線タイプのUSBマイクを購入。
カラオケをするだけなら、準備はこれだけです。無料の楽曲(5曲くらい)が用意されているので、それでちゃんとカラオケできるのかどうか確かめることができます。
我が家で試したところ、接続するテレビによって音ズレが発生したりしなかったりして、50インチの4Kテレビに接続した際は、音ズレが激しく、とてもカラオケできるレベルではありませんでした。他の24インチクラスのテレビやPCモニターに接続した際は問題なかったので、こればかりは試してみるしかありません。
また、マイクがワイヤレスの場合、音ズレが発生しやすいなんて情報も見かけたので、新しく構築する場合は、安めの有線マイクで試してみることをおすすめします。
音質に関してはさすがにテレビのスピーカーでは物足りなかったので、自宅で眠っていたケンウッドのCDコンポ(C-535-B)を接続するようにしました。テレビのスピーカーと比べると雲泥の差なので、気持ちよくカラオケしたい場合、外付けのスピーカーは必須アイテムです。
JOYSOUND.TV Plusはカラオケに必要な機能は一通り揃っていて、マイクの音量やエコーの調整、採点機能やスマートフォンからの曲の予約(キョクナビ)といったことも可能です。選局では月間の総合ランキングに加えて、ジャンル別のランキング上位100曲も確認可能なので、このアプリ一本でかなり遊べると思います。マイクも2つまで使えるので、デュエットも可能。(PS3本体にUSBポートが2つしかないので、別途ハブが必要)
詳しい操作や機能については以下のサイトを参照してください。
PS3でカラオケする場合の注意点
ここからはPS3でカラオケする場合の注意点になりますが、2021年10月からPS3ではクレジットカードなどからPSストアにチャージすることはできなくなっています。
これだけ聞くとPS3では購入ができなくなっていると勘違いしてしまいそうになりますが(私がそうでした)、実際にはコンビニなどで販売されているPS用のストアチケットから12桁のコードを入力することでチャージをすることができ、チャージ後、PS3からPSストアにアクセスして、普通にアプリやゲームを購入することができます。
ちなみにJOYSOUND.TV Plusのカラオケ用チケットは2022年6月現在、20日間が1,100円、100日間が4,400円となっています。
ストアチケットの販売額は、1,100円、3,000円、5,000円、10,000円、15,000円となっていて、1,100円だけキリが悪いのは、このカラオケのせい、のような気がしますw
なお、このストアチケットは普通にAmazonでも販売されているので、PS3から直接クレジットカードからチャージできなくなってしまっていても、さして問題はない、という感じです。
PS3を利用する際の注意点はもう一つあって、2022年の5月(システムソフトウェアのバージョン4.89)から、PS3でPSNにサインインする際にアカウントのパスワードではなく、機器設定パスワードが必要になった点です。
どうしてこの対応が必要になったのか分かりませんが、この対応はPS3やVita向けのものとなっていて、最初にこのニュースを聞いた時、PS3が使えなくなる日が遠くない未来にくるのではないだろうか、と、ちょっと不安になりました。
まだ先だとは思いますが、いつか、そういう日が来るのかもしれません。
最後に
そんなわけで自宅(実家)に設置したPS3のカラオケマシンですが、めちゃくちゃ快適に使えています。両親も非常に喜んでいました。
コロナ過で不特定多数が出入りするカラオケ屋で歌ったりするのは憚られるので、家族や友人を招いて自宅でカラオケする人は増えていて、私のように、自宅でカラオケができるように色々と試そうとしている人もいるかと思いますが、そういった際に、自宅で眠っているPS3やコンポといったものを活用するのも悪くないと思います。
ちなみに、今回、カラオケマシンを作成するに当たって、新しく購入したものは、交換用のSSDとマイクの2つだけです。あとのPS3やCDコンポ、モニタといったものはすべて自宅で使われずに眠っていたものになるので、カラオケ設置で使った費用は5,000円前後といったところになります。
もちろんPS3だけでなくPS4でも同じことができますが、PS5がなかなか買えず、PS4を現役で使っている人はまだまだ多いので、半導体不足のせいでPS4の値段も高くなっている今、カラオケマシンとして構築するならその前のPS3という選択肢があることも覚えておいて損はないと思います。