2021.9.24

MUGEN Wi-Fiを契約する際の注意点 解約方法が分かり難すぎるので正直おすすめしません

最近、動画配信サービスやモバイルルーターなどのインターネット回線で月々の支払いが伴うサービスを利用する機会は増えていますが、個人的に、そういったサービスの中でいいサービスというのは、解約しやすいサービスだと思っています。

どんなにいいサービスであっても最後の解約で手間取るサービスは、正直、契約したくないレベルなのですが、解約について詳細に掲載しているサービスは、大手のサービスであっても少なく、実際に契約してサービスを利用してからでないと分からないことが多いです。

例えば、解約が簡単だったサービスを紹介すると、最近ではNetflixで、数回ボタンを押すだけで解約することができます。

その手軽さとは真逆の、解約が難しかったサービスが、今回、紹介する、MUGEN Wi-Fiです。

ワザとかな? と思うレベルで契約書の記載不備や手順の分かり難さ、といったことを経験したので、問い合わせフォームや電話で確認した内容、実際の解約の手順などについて記しておきます。

目次

  • MUGEN Wi-Fiのサービスについて少し
  • 解約の分かり難さ その1 解約申請フォームが記載されている場所が間違っている(ワザと?)
  • 解約の分かり難さ その2 解約専用ダイヤルでの確認(電話連絡)が必要
  • 解約の分かり難さ その3 端末の返却先が分かりにくい
  • 解約の分かり難さ その4 解約申請フォームで欠損のあるアイテムに付属していないはずのSIMピンの項目があって不安になる
  • 解約の分かり難さ その5 解約の締日はその月の20日とあるが...
  • 問い合わせのレスポンスについて
  • MUGEN Wi-Fiの最終的な評価

MUGEN Wi-Fiのサービスについて少し

解約の方法について書く前に、MUGEN Wi-Fiのサービスについて少し語ると、1年と少し利用したMUGEN Wi-Fiですが、サービス自体は悪いものではありませんでした。

トリプルキャリア対応なのでdocomo、au、softbankの回線が利用でき、我が家ではsoftbankにしか繋がることはありませんでしたが、接続中の回線速度はトラフィックの増減によって変動するものの、概ね 10Mbps~40Mbpsの速度で、リモートワークで利用する際はギリギリ大丈夫、といったレベルです。

月100GBの制限も実際にはそこまで使わず、使っていいとこ30GBとかそれくらい。

では、なぜ使わなくなって解約することになったかと言うと、平日の勤務時間(9:00~18:00)は問題なくても、その時間帯以外や休日のトラフィックが増加する時間帯では、回線が途切れることが多く、休日出勤で仕事した際に、回線の接続が不安定になって、その日の作業に支障をきたすことがあったからです。

そういったことがあり、本当はもっと早めに解約したかったですが、MUGEN Wi-Fiは2年縛りの契約で、1年未満では違約金が高めなので、1年を過ぎた今回のタイミングで解約に至ったという経緯になります。

解約の分かり難さ その1 解約申請フォームが記載されている場所が間違っている(ワザと?)

MUGEN Wi-Fiを解約する場合、まず最初にやることは、契約書に記載されている解約申請フォームのURLにアクセスして、表示されたGoogleフォームからの申請を行うことです。

これだけ聞くと、なんだ簡単じゃんと感じると思いますが、まず、その解約申請フォームのURLが分かり難いところに記載されています。

解約申請フォームのURLが記載されているのは、30日おためし金額返金保証に関しての適用条件の欄で、今回のような通常の解約の場合、このフォームで申請していいのかどうかが記載されていません。

そこで必要になるのが、MUGEN Wi-Fiの問い合わせフォームを利用した確認作業。(正直、この時点であり得ない、と個人的には思っています)

問い合わせフォームから確認すると、通常の解約申請についても、上記のフォームからやっていいという、回答でした。

解約の分かり難さ その2 解約専用ダイヤルでの確認(電話連絡)が必要

解約申請フォームから必要な項目を入力していき、違約金や、端末の返却が必要であることを確認して、いざ、フォームから解約申請を送信しようとしたところで、解約専用ダイヤルでの電話確認が必要であることを知らされます。

『今時、電話確認?』と目を疑ったのは言うまでもなく、心の中ではありえないを連発。

しかも受け付けている時間が、平日の11:00~18:00と、解約を受け付けたくないのが、滲み出ているとしか思えない営業時間です。

そして、実際に電話連絡を行っても、なかなか繋がらず、電話の向こうからは「現在、混みあっているので、しばらく時間が経ってからかけなおしてください」というガイダンスを7~8回聞きました。

また、解約専用ダイヤルで記載されている電話番号は「0570~」から始まるもので、この電話番号はガイダンスが流れている時間も通話料が発生します。(この時は20秒で10円)

かけなおしてくださいのガイダンスは20秒以内に終わるので、そこまで通話料は発生しませんが、一向に繋がらない連絡先に電話をかけて、数十円の料金がかかった、ということです。なお、通話料定額プランの対象外になります。

で、さすがに痺れを切らして、問い合わせフォームから空いている時間を尋ねると、13:00~15:00は繋がりにくい、という回答を得て、16時くらいに掛けなおすと、ようやく繋がりました。

電話で繋がりにくい理由を尋ねると、どうやらコロナの影響でコール対応に人員が割けていない、とのこと。また、電話での確認をやっている理由は、契約途中の違約金や端末に欠品や破損がある場合の解約金でトラブルが多かったのが理由のようです。その理由で電話確認をやるのはいいのですが、それで解約の申請を受け付けられないのであれば、本末転倒の気がします。解約の手続きだけで、確認など含めて3日以上かかっているので、正直、印象は最悪です。

解約の分かり難さ その3 端末の返却先が分かりにくい

端末の返却先についても分かりにくいです。

実際の契約書には以下の内容が記載されていて、そのまま解釈すると、通常の解約時は別の返却先があるような記述となっています。

30日おためし全額返金保証の利用時、Mugen補償プランの利用などの利用時の送付先となります。

ところが、電話で確認すると、通常解約時も上記の返却先でよい、とのこと。元々、通常解約の返却先については考えていなかったのが理由のようですが、この契約書は本当に分かり難く、利用者に対して不親切なものとなっています。

解約の分かり難さ その4 解約申請フォームで欠損のあるアイテムに付属していないはずのSIMピンの項目があって不安になる

あと、解約申請フォームを入力した際、欠損のあるアイテムを選択してください、とある中に、そもそも最初から付属していない、SIMピンが記載されていました。

契約していた端末がU2sの場合、SIMピンが付属していないので、解約申請フォーム送信後の自動返信メールで不要であることが記載されていましたが、解約申請フォーム入力時の該当の欄で注意書きを入れるべきです。おかげで、問い合わせる手間が増えました。

解約の分かり難さ その5 解約の締日はその月の20日とあるが...

経験上、この手のサービスの解約の締日は25日が多いですが、MUGEN Wi-Fiは20日が締日となっています。

解約申請フォームを送信した日が締日になるのではないので、上記の内容をそのまま受け取れば、早めにやらないと、余分に一ヶ月分、利用料を支払うことになるのですが、電話で確認すると、月末までに解約金の処理が終われば、その月までの請求になります、とのこと。

余分に払わずに済んで良かったのですが、契約書の内容と違ったので、少々、釈然としません。契約書とはいったい...と思わないこともないですが、とりあえず、良かったので、これについては、これ以上は言わないでおきます。

問い合わせのレスポンスについて

そんなこんなで、解約の分かり難さについて書かせて頂きましたが、その中で良かったと点としては、問い合わせした際のレスポンスが比較的に早かった点です。

問い合わせてから、平均して1~2時間程度の時間でレスポンスが返ってきていたので、この点については良かったと思います。

また、電話での対応も丁寧で、繋がりにくいことを除けば、問題ありません。

MUGEN Wi-Fiの最終的な評価

冒頭にも述べた通り、いいサービスは解約の手続きが簡単であることが必須で、今回のMUGEN Wi-Fiについては、その点、問い合わせや電話確認で平日まで待ったりした結果、手続きに3日ほどかかっていて、Netflixの数分で終わる解約処理とは雲泥の差です。

サービス自体はそこまで悪くはなかったので、この解約の手間を受け入れることができるなら、いいサービスだと思いますが、解約の手順が分かり難く手続きに苦労するので、個人的には、現状のままでは二度と契約しません。解約の手続きが見直され、いいサービスが今後提供されるのであれば、そこは考え直したいと思います。

とりあえず、解約でここまで手間とストレスを与えてくるサービスは初めてだったので、正直、驚いていることを最後に付け加えさせて頂きます。

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