2021.5.22

おひとり様は人嫌いなのではなく他人と適度な距離感を保っていたいだけ

先日、実家に帰省した際、会話の流れは覚えていませんが、親から「あんたは人嫌いやけんな」と言われてしまいました。

たしかに好きか嫌いかで言えば、嫌いの方ではあるのですが、他人と一切関わりたくないのかと言えば、決してそうではありません。

親との会話では「人嫌いじゃなくて猫が好きなだけ」と返したのですが、よくよく考えてみると、人嫌いと猫好きは関係ないので、改めて、好んでおひとり様でいる理由を考えてみました。

目次

  • 他人にそこまで興味がない
  • 人間関係で過去にトラウマがある
  • 知り合い以上、友だち未満の関係でいたい
  • おひとり様仲間を見つけやすくなった
  • 大事なのは相手との距離感
  • 最後に

他人にそこまで興味がない

まず、おひとり様がおひとり様を満喫してしまっている理由の一つとして、「他人にそこまで興味がない」といった点があると思います。

興味がないと言ってもレベルにもよりますが、私の場合、好きな芸能人や著名人はいても、わざわざフォロワーになって追っかけをしたりはしない、といった感じになります。

レベルの違いに関わらず、そういった人はどうしても自分の殻に閉じこもりがちで、昔は周囲からの圧力で、無理にでも社交的でいようとした人はいたかもしれませんが、SNS全盛の現代で、薄く広く繋がる程度であれば、スマートフォンさえあればどうとでもなります。

このため、無理をしてまで他人との繋がりが欲しいと思っている人は、以前と比べて少なくなってきているのではないでしょうか。

一点だけ、誤解がないように伝えておきたいのは、「全く興味がない、わけではない」ということ。

強い繋がりは色々なしがらみがついてきて、意見が合わない時はひどく疲れますが、薄い繋がりであれば、嫌なことがあったらそこから離れればいいだけです。

要するに、面倒事は避けたい、ということになります。

人間関係で過去にトラウマがある

では、なぜ、上記のような考え方になったのかというと、私の場合は、物心ついた頃からで、思い返してみても、自分から積極的に他人と関わるような行動はしていませんでした。これは同性と異性の両方に対してです

親に尋ねてみても、昔からそうだったらしいので、これについては間違いありません。

ただ、昔と比べてみると、今の方が他人と深く関わりたくない、という意識は強くなっていて、それがなぜかと考えると、やはり、過去に痛い目をみた経験があるからで、痛い目にあっていた当時は、仕事でもプライベートでも、他人と深く関われば関わる程、心が摩耗していく感じがして、その時の経験が今の行動に基づいているのは、たしかです。

知り合い以上、友だち未満の関係でいたい

とはいえ、最初にも述べた通り、他人に全く興味がないわけではなく、少しくらいは他人と関わって、社会と繋がっていたい気持ちはあります。

では、他人とどういった関係が望ましいのかというと、「知り合い以上」かつ「友だち未満」という関係がベストだと最近では感じています。

端的に言葉で表すと「仲間」というくくりになるのですが、仕事で関わるのであれば「仕事仲間」、マラソンやキャンプなどの共通の楽しみを持っているのであれば「趣味仲間」といったものになります。

友人では繋がりが強すぎですが、知り合いでは逆に薄すぎ。

友人からの頼み事は断りずらいですが、仲間からのものであれば、無理なら無理と気軽に断ることができるので、どちらが無理のない気楽な関係かと言えば仲間の方なのは誰しもが思うところ。

もちろん、たまの休日に出かけて、ファミリーが楽しく遊んでいる光景を目の当たりにすると、寂しく思う気持ちもありますが、そこへたどり着くまでの色々なやりとりやしがらみを考えてしまうと、我に返ってしまい、おひとり様が最高であると再認識する、というのを繰り返していたりします。

おひとり様仲間を見つけやすくなった

さて、今はオタク同様に、おひとり様もだいぶ市民権を得てきていると思いますが、今後はもっとおひとり様の人口が増えていくと思います。

その理由は、SNSの普及によって、自分以外のおひとり様は探せばいくらでも見つかって、自分だけではない、という妙な安心感があるから。

ウォッチしていたその人が結婚とかしたりすると、ちょっと抜け駆けされて寂しい気持ちになることはありますが、代わりの人はいくらでも見つかるので、抜け駆けされたからといって慌てることは一切ありません。

それがいいのかどうかはさておいて、焦燥感や社会から取り残されているような感覚がなくなっているのは間違いなく、なにげにガチで日本の少子化の原因は、インターネットやSNSの普及にあるのではないかと疑っています。

日本でよく言われるのは、横の繋がりの強さですが、この繋がりの強さは社会の仕組みとしてあるもので、個人の嗜好によって構築されているものではありません。

私のような人間にとって、この強い繋がりは社会の安定という点で助かっている面もありますが、自分から積極的に関わっていたいものではなく、その繋がりが無くても生きていけるのであれば、それに越したことはないです。

大事なのは相手との距離感

そんなわけで結論としては、おひとり様な私は「人嫌い」なのではなく、他人にそこまで興味がないので「相手と適度な距離感で付き合っていたい」だけで、SNSの普及によって、それが後押しされている、ということになります。

昨今、新型コロナウイルスの影響で、ソーシャルディスタンスが叫ばれていますが、それをウイルスが流行る前から実践していただけですね。

コロナウイルスの影響でリモートワークが普及するなど、ウイルスが流行る前よりも後の方が生きやすく感じていたのは、自分が好んでいた相手との距離感が、他の人にも適用されたからなのだと思います。

最後に

私のような人は少なからずいるので、今後も、おひとり様を満喫している様子をブログにアップしていこうと思います。

更新頻度はその時の状況によって違うので、たしかなことは言えませんが、このブログもおひとり様を続ける上で必要なものだと思っているので、できる限りは更新していきたいと思っています。

というか、最近、ウマ娘しかやってないので、書くことが限られているんですよね。これについてはなんとか改善したいと思っています。

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