2021.4.21

ブログサイトを5年間運用して分かったジャンル毎のアクセス数の特徴

SEOについては前回の記事で語ったので、今回は、ジャンル毎のアクセス数の特徴についての話になります。

当ブログサイトは雑記ブログとなっており、掲載している記事のジャンルは、アニメ、ゲーム、アウトドア、スポーツ、観光、車、バイク、といったように多種多様。

ジャンルに特化していなからこそ分かる、それぞれのジャンル毎のアクセス数の特徴を紹介します。

目次

  • アニメ・コミック・ゲーム
  • アウトドア・キャンプ
  • マラソン・スポーツ
  • 観光・レジャー
  • 車・バイク
  • グルメ・キッチン
  • ライフ・雑貨
  • スマートフォン・パソコン
  • アプリ・サービス
  • ひとりごと
  • プログラミング
  • 最後に

アニメ・コミック・ゲーム

まずはアニメ・コミック・ゲームなどのエンタメジャンルから。

記事数的には結構書いていますが、基本的に視聴したアニメやコミックの感想して書いておらず、そのせいもあってか、総じてアクセス数は低いです。

これについては少し考えれば分かることで、わざわざ検索してまで誰かのアニメの感想を見たいといった人は少なく、ブルーレイディスクの購入判断はAmazonレビュー、ストリーミング配信はプラットフォーム毎のレビューで十分で、わざわざ個人のブログサイトまで見に行く人はそうそういません。

アクセスされたとしても、自分の好きなアニメが酷評されたりしていると、それだけで、そのサイトは見なくなってしまうので、アニメやコミックの批評はブログのネタにはなりやすいですが、ちゃんとした批評記事を作るのは結構難しいので、素人は手を出してはいけないジャンルです。

私も素人ですが、それでも書き続けている理由は、単にそのシーズンで何を視聴したのか、というログとして残しているだけに過ぎません。

アニメやコミックよりも比較的にアクセスされやすいのは、ゲーム関連の記事です。

とくに昨今は面白いゲームが多く、コロナ過ということもあってか、ゲーム人口は確実に増えていて、書いた記事は以前よりも多くの人に読まれている傾向があります。

ただし、ゲーム問わずエンタメ関連の記事は、一時的なアクセスは多いのですが、日が経つと、すぐにアクセス数が減ります。

もちろん、内容にもよるのですが、継続してアクセスされるのはゲームの攻略関連の記事で、そういった記事は、色んなゲーム系のメディアで掲載されているので、個人で戦うには分が悪い勝負になります。

アウトドア・キャンプ

アウトドア・キャンプでは、キャンプ場や道具の紹介がメインで、最近ではN-VANでのリモートワーク環境のセッティングといった記事を掲載しています。

ソロキャンブームの影響もあって、多少はアクセスされるようになりましたが、元々少なかたったアクセス数がブームによって少し増えた、というレベル。

アウトドア系の記事はテキストベースのブログとは相性が悪く、キャンプ場の雰囲気や道具の使用感といったものはYoutubeなどの動画コンテンツの方が向いています。

また、キャンプ場の利用者は基本的にその周辺に住んでいる人がメインなので、ひとつのキャンプ場に対する検索母数はそこまで多くはなく、一度調べた後に自分で行ってみたら、次からは、キャンプ場の公式サイトくらいしか確認しないので、検索で調べる機会はそう多くありません。

マラソン・スポーツ

マラソン・スポーツは、アウトドアと同様にそこまでアクセス数が多いコンテンツではありません。

理由もアウトドア・キャンプで述べたものと同じ。

登山関連の記事は少ないながらもアクセス数はある方でしたが、コロナの影響で、それもパッタリなくなりました。

観光・レジャー

観光・レジャーも上記2つと同様、アクセス数が多いジャンルではありません。

そもそも私自身が最近はどこにも行っておらず、新しい記事を投稿していないのが理由としてありますが、コロナ前がどうだったかというと、燦々たるものでした。

こういった誰でも書ける一般的な記事は、ブログサービスを利用した方がまだアクセスは増えると思います。

車・バイク

車・バイクは、比較的にアクセスされやすいコンテンツです。

製品のレビューやパーツの取り付け方法など、どちらもアクセスされやすく、とくに最近は車中泊関連やドライブレコーダーといった記事がよくアクセスされています。

コンテンツの寿命も比較的に長いですが、若者のクルマ離れが叫ばれているように、検索母数という面では、今後は右肩下がりであることが伺えます。

当ブログサイトではそこまで力を入れていなかったコンテンツなので、断言はできませんが、大きく増減しない代わりに、安定したアクセス数を叩き出すことができるジャンルです。

ただし、車やバイクはどちらも高価なものなので、人気の車種ならいいですが、そうでない車種だった場合、アクセス数が欲しいからといって、気軽に買い替えたりすることはできません。

また、費用対効果、という面で考えた場合、ブログのためにわざわざ車を購入するのは、よほどの人気ブロガーでもない限り、元は取れないので、あくまで趣味の延長でブログを書くなら、ありというジャンルになります。

グルメ・キッチン

誰もがお手軽に始められそうなグルメ・キッチン系のジャンルですが、こちらは基本的にYoutubeなどの動画向きなコンテンツです。

とくに料理は、写真で見るよりも、動画で見た方が味や量、店の雰囲気といったものは伝わり安く、見る側もそれが分かっているので、テキストベースのブログで見ることはほぼなくなりました。

当サイトでもよくアクセスされているのは、料理系の記事ではなく、電気グリルの紹介記事だったりします。

ただ、料理や食品といったものであっても、店名と商品名を記載している記事は時々アクセスされていて、自分で書いておいてなんですが、正直、誰がなんのためにアクセスしているのか不明だったりします。

数年前に書いた成城石井の商品を紹介した記事が未だにアクセスされているのを見ると、そういった記事でも、少ないながらも需要があるんだな、と思うことがあります。

ライフ・雑貨

意外と回るのは生活関連のライフ・雑貨のジャンルです。

とくにゴミの捨て方や処分方法といったものは、地域で異なることが多く、自治体によっては詳しく紹介されていない場合があるので、コンスタントにアクセスを稼ぐには、この手の記事は有効です。

生活関連のアイテムについては、それをそのまま紹介してもアクセスされませんが、アイテム使って工夫して作ったものなど、そういった記事はアクセスされやすいです。

とくにダイソー関連の商品で工夫して作ったものは強く、生活関連のものは流行り廃れがそこまでないので、一度、アクセスが増えると、その後は安定して回りだすようになります。

スマートフォン・パソコン

当サイトで一番人気なのが、スマートフォン・パソコン関連のジャンルです。

ただし、寿命は短いものと長いもので分かれていて、製品系のレビューは、スマートフォンやパソコンの新しいモデルが半年や1年くらいペースで置き変わるので、記事を書いた後に新しいモデルが出たりすると、すぐにアクセスは減少します。

逆にコンテンツの寿命が長いのは、不具合関連の記事です。

不具合の内容を詳細に書いて、それについて調査したことや解決方法といったものを載せている記事は、急激に跳ねたりすることはありませんが、長い間、コンスタントにアクセスを稼いでくれます。

ただし、不具合について記載した記事であっても、時間が経つにつれて、同じような記事は増えていくので、徐々に右肩下がりで減少していく傾向があります。

このため、常に新しいものを求める姿勢が重要で、OSのバージョンアップやソフトウェアの更新についてもアンテナを張っておくことが必要です。

このジャンルで求められるのは人柱精神だったりします。

アプリ・サービス

アプリ・サービスのジャンルは長い間、どういったものを書くのがいいのか分からずに迷走していましたが、最近は、あるアプリの機能をピックアップして書いたり、複数のアプリやサービスを比較する記事を書くことで落ち着いています。

このジャンルは競合がかなり多く、インターネットさえ繋がっていれば気軽に誰でも始められるものが多いので、書いた記事を検索結果の上位に表示させることは、かなり難しいです。

やるなら、しっかりと腰を据えて、そのアプリの全機能を分かりやすく解説したりするくらいのものを書かないと、長期的なアクセス数の獲得は難しく、だからと言って、記事の内容が長すぎてもNGなので、このジャンルは意外とセンスが必要です。

ひとりごと

アクセスされる時はされるし、されない時は一切されない、それがひとりごと(コラム系)の記事です。

「ひとりごと」というジャンル名にしたのは、自分用のメモやちょっとした毒を吐いている記事が多いためで、誰かに読まれることを前提とした記事ではありませんが、さすがにまったく読まれないのは悲しくなります。

数年前は、興味のある内容で文字数が多ければ、それだけでアクセスが増える傾向がありましたが、今は最後まで読んでくれるようなしっかりした文章でなければ、アクセスが増えることはありません。

いい記事であれば、書いてから数年後に読まれ出すこともあり、一旦、読まれ始めると、その息はかなり長くなります。

コラム系の記事の良し悪しは、数年後に自分が読んでみて、いいと思えるかどうかで、書いた直後には分からないことが多く、たまに自分が書いたものを読み返してみるのがいいです。

最近、2年前に書いたアポなし訪問者に関する記事のアクセス数が伸び始めたので、読み返してみると、結構ちゃんと書いてあることに我ながら驚いてしまうといった経験がありました。

忘れた頃にアクセス数が伸び始めるのがコラム系の記事です。

もちろん、最初から最後までまったく読まれない記事も沢山あります。

プログラミング

最後にプログラミング関連の記事について少し。

一般的なブログ記事とは毛色が異なるので、1年前くらいにドメインを別々にして、最近はブログとプログラミングを完全に分けて管理するようにしました。

プログラミング関連の記事の特徴は、比較的にアクセスされやすく、クリティカルな記事は長期的に検索結果の上位に表示されることが多いです。

ただし、最近は、言語やフレームワークの公式の日本語ドキュメントが充実してきているので、個人ブログのアクセス数は減少傾向にあり、フレームワークやライブラリのバージョンアップが早いので、書いた記事の内容が通用しなくなる、といったスパンがどんどん短くなっています。

また、スマートフォンよりもPCでアクセスされるケースが多いので、一般的なブログ記事と共存させるのはやめた方がよく、当サイトがブログとプログラミングの記事を完全に分離したのはこれが理由です。

プログラミング関連の記事は読まれやすいですが、Adsenseなどの広告をつけても、単価が低く、収入には繋がらないので、自分用のメモとして割り切って書くのが一番。

書いたコードの内容は3ヶ月もしたら、綺麗さっぱり忘れているものなので、ブログでもなんでもいいので、メモとして残しておくことが重要です。

最後に

といったわけで、当サイトで公開しているジャンル別に記事のアクセス数の特徴について紹介しましたが、如何だったでしょうか。

考えみれば当然と思えることが多かったと思いますが、やってみなければ分からない、といった内容も含まれていたかと思います。

これからブログを書きたいと思っている人へのなんらかの参考になれば、私がブログを書き続けた意味も多少なりとはあったのではないか、と、今では思っています。

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