ダイソーのデザインボードでノートパソコン用スタンドの作成
先日、ワイヤーネットでノートパソコン用のスタンドを作成しましたが、当ブログで度々登場するバイク師匠から「これは手抜き」と言われてしまったので、第2案として永遠に思案に留めておく予定だった、デザインボードを使ったPC台を作成してみることにしました。
目次
- 購入したパーツ
- 組み立て
- 横向きで組み立て
- 高さ調節
- 使ってみた感想
- 【改良】ノートPCスタンドの排熱効率アップ [2020年7月22日 追記]
購入したパーツ
組み立て
パーツの点数は多いですが、組み立てはそこまで難しくありません。
まず、デザインボードに空いている穴とステンレスのL字型の金具(金折隅金:かなおりすみがね)の穴を合わせて、ボルトで固定します。
デザインボードと金具は離れた場所に陳列されていましたが、どちらも穴ピッチが25mmでピッタリと合います。穴径はデザインボードが5mmなのに対して、金具は4mmと若干の違いがありますが、金具の方は大き目に穴が空けてあるようで、購入したM4~M5のネジセットでは、M5の方がサイズがピッタリでした。
L字型の金具に連結用の金具を取り付け、
もう一つのデザインボードにも金具を取り付けたら、
2つのデザインボードを合体します。
ボード下のネジ山は出っ張ってしまっているので、デスクに傷が付かないようにキズ防止シールを貼り付けます。(ネジの上に貼ると解体時に剥がさないといけなくなるので、2枚重ねにしてネジからズラして貼り付けています)
最後にカットしたすべり止めシートとボタンフックを取り付ければ完成です。
実際に11インチのノートパソコンを設置すると以下のようになります。
下の空間も十分に確保されていていい感じ。
14インチのノートパソコンも難なく設置することができます。
外付けのキーボードも問題なく収納可能。
横向きで組み立て
高さ調節
デザインボードを使ったPC台は、ワイヤーネットに比べて見た目が良く、振動による揺れもありませんでしたが、やはり高さ調節できないのは使いづらいです。
本当は、金具をボルト1本で止めて高さを調整できるようにするつもりでしたが、ステンレスの表面がツルツルしていて、ボルトだけでは軽く力を加えただけで角度が変わってしまうので、ノートパソコンを載せることができませんでした。
なんとか方法はないものか...と考えて思いついたのが、L字と連結用の金具を別の金具で固定する方法。
上の画像は、金具同士の固定に金属製のクリップを使用して、それをボルトで止めています(強度を出すため、クリップは2枚重ね)。
一度、設置してしまえば高さが固定になってしまいますが、この構造であれば、クリップの長さによって台の高さを調整することができます。
なお、ステンレスの金具の間にはゴムを間に挟んで滑りにくいようにしています(ゴムも100均で購入したもの。ただ、クリップで固定すればいらない気もする)。
上側のボードが重さで前に倒れるようにしているため、下側の連結のクリップは左右に広がるのを抑えればいいのでクリップをそのまま使用できますが、上側のクリップは逆に狭まるのを防ぐ必要あるので、クリップの中ほどを以下のようにペンチで折り曲げて設置しています。
この対応で12~13cmあった高さが11cmまで低くなりました。
クリップの代わりにホームセンターで売っている端材などを加工して、間に挟むといった方法でもいいと思います。
ちなみにデザインボード下のキズ防止シールの配置は以下の通り。
4箇所とも1枚では高さが足りないので2枚重ねにしています。
支柱となる金具に使っているボルトは今回購入したネジセットで事足りていますが、有り合わせで使っているので長さはバラバラ。
使ってみた感想
【改良】ノートPCスタンドの排熱効率アップ [2020年7月22日 追記]
制作したスタンドをしばらく使ってみると、使用していたノートパソコンの中央後ろ部分が高負荷時にかなり発熱することが分かったので、スタンドの中央の板を無くして、風通しをよくすることにしました。
スタンドに使用しているダイソーのデザインボードはMDFといって加工しやすい木材ボードで、カッターを使って切断することが可能です。
カッターを使う場合、20回以上引かないと切断できませんが、切り口は滑らかになります。
下降したデザインボードをスタンドに付け直したら、ノートパソコンの排熱部と合わせてみます。
ノートパソコンの排熱部と若干被ってしまっていますが、あまり削ってもボードの耐久力が下がりそうなので、今回はここまでとし、最後にボード切断時に余った板を補強としてスタンドに取り付ければ完成です。
最後に台の上に滑り止めシートを置いて、ノートパソコンを設置します。
なかなかいい感じに仕上がりました。
ボードの強度も問題なく、やろうと思えばもう少し軽量化できそうです。
これまでダイソーのデザインボードを使う機会はありませんでしたが、加工がしやすく、金具との相性もいいので、色々な工作に活用できそうな気がしています。