Dell Inspiron 14 5405(AMD Ryzen 7 4700U)ベンチマーク比較
購入したノートパソコン「Dell Inspiron 14 5405(AMD Ryzen 7 4700U)」と、所持している他のパソコンとで、ベンチマークのスコアを比較してみました。
目次
- ベンチマーク対象のパソコン
- ベンチマークソフト
- Geekbench 5
- CINEBENCH R20
- FF15 ベンチマーク v1.3
- 3DMark v2.11
- ベンチマーク結果の比較
ベンチマーク対象のパソコン
ベンチマーク対象のパソコンは以下の通りです。
モデル | Inspiron 14 5405 | IdeaPad S340 | NUC6i7KYK(ベアボーンPC) |
---|---|---|---|
メーカー | Dell | Lenovo | Intel |
OS | Windows 10 Pro | Windows 10 Home | Windows 10 Pro |
CPU | AMD Ryzen 7 4700U | AMD Ryzen 5 3500U | Intel Core i7-6770HQ |
CPUコア数 | 8コア、8スレッド | 4コア、8スレッド | 4コア、8スレッド |
GPU | AMD Radeon Graphics | Radeon Vega 8 Graphics | Iris Pro グラフィックス 580 |
GPUコア数 | 7 | 8 | -- |
GPU周波数 | 1600MHz | 1200MHz | 950MHz |
メモリ | 8GB / 16GB(DDR4、3200MHz) | 8GB(DDR4、2400MHz) | 32GB(DDR4、2133MHz) |
ストレージ | 512GB(M.2、Samsung、PM991) | 256GB(M.2、Western Digital、SN520) | 512GB(M.2、Intel、600p) |
※Inspiron 14 5405についてはメモリー増設後(16GB、デュアルチャネル駆動)のスコアについてもベンチマーク結果を掲載 [2020年7月22日 追記]
ベンチマークソフト
比較するベンチマークソフトは以下の4つです。
- Geekbench 5(CPU、Compute)
- CINEBENCH R20
- FF15 ベンチマーク v1.3
- 3DMark v2.11
以下、各ベンチマークのスコアをグラフにしたものになります。
Geekbench 5
CINEBENCH R20
FF15 ベンチマーク v1.3
3DMark v2.11
ベンチマーク結果の比較
Geekbench 5やCINEBENCH R20は他のマシンよりも明らかにスコアアップしていて、CPUの性能アップやマルチコアの影響が見て取れます。
意外だったのがFF15のベンチマーク。シングルチャネルの場合、何度か試してみましたが、前世代の一つ下のモデル(Ryzen 5 3500)と同じか、ちょっと下くらいのスコアでした。
GPUの動作周波数は向上していたので、なんでかと思ってスペックをよくよく確認してみると、動作周波数は向上していましたが、逆にコア数が減少していたので、それが原因かと思います。
※ Ryzen 4000U、3000Uシリーズのスペック比較はこちらを参照
これから分かるのは、GPUの性能は前モデルと同程度に留めておいて、その分、CPUのコアを増やして性能を向上させた、というのが今回のRyzen 4000Uシリーズの特徴のようです。
後日、メモリーを増設してデュアルチャネル駆動にしたマシンでスコアを計測したところ、総じてスコアが上がり、FF15ベンチマークに至っては50パーセント以上アップしていたので、Ryzen 7 4700U搭載マシンについては、可能ならデュアルチャネル構成にした方がいいです。
Dell Inspiron 14 5405についてはメモリーの増設ができましたが、マシンによっては出来ないものもあるので、購入時はその点に注意した方がよさそうです。