2020.7.21

AMD Ryzen 4000Uシリーズと3000Uシリーズの違い

Ryzen 4000UシリーズのCPUを搭載したパソコンでベンチマークのスコアを計測していたら、スペックに疑問を抱いたので、Ryzen 4000Uシリーズと、一つ前のモデルのRyzen 3000UシリーズのCPUのスペックを一覧にして、比較しやすいようにメモとして残しておきます。

目次

  • Ryzen 4000Uシリーズのスペック
  • Ryzen 3000Uシリーズのスペック
  • Ryzen 4000Uと3000Uシリーズの違い

Ryzen 4000Uシリーズのスペック

Ryzen 4000Uシリーズのスペックは以下の通り。

CPU Ryzen 7 4700U Ryzen 5 4500U Ryzen 3 4300U
CPUコア数 8コア、8スレッド 6コア、6スレッド 4コア、4スレッド
CPU動作周波数 2.0 - 4.1GHz 2.3 - 4.0GHz 2.7 - 3.7GHz
GPU AMD Radeon Graphics
GPUコア数 7 6 5
GPU周波数 1600MHz 1500MHz 1400MHz
CMOS TSMC 7nm FinFET
メモリータイプ DDR4-3200MHz
LPDDR4-4266MHz

Ryzen 3000Uシリーズのスペック

Ryzen 3000Uシリーズのスペックは以下の通り。

CPU Ryzen 7 3700U Ryzen 5 3500U Ryzen 3 3300U
CPUコア数 4コア、8スレッド 4コア、8スレッド 4コア、4スレッド
CPU動作周波数 2.3 - 4.0GHz 2.1 - 3.7GHz 2.1 - 3.5GHz
GPU Radeon RX Vega 10 Graphics Radeon Vega 8 Graphics Radeon Vega 6 Graphics
GPUコア数 10 8 6
GPU周波数 1400 MHz 1200 MHz 1200 MHz
CMOS 12nm
最大メモリー速度 2400MHz

Ryzen 4000Uと3000Uシリーズの違い

「Ryzen 4000U」と「Ryzen 3000U」シリーズの大きな違いはCMOSが「12nm」から「7nm」に縮小している点で、これによってCPUコア数の増加や、動作周波数の向上が、前シリーズから変わっている点です。

GPUの動作周波数も向上しているので、一見、全体的にスペックアップしているように見えますが、よくよく確認すると、GPUのコア数は減少していることが分かります。動作周波数は上がっているので、性能的な低下はないようですが、ベンチマークのソフトによっては良くて前シリーズのモデルと同レベルといった感じになります。

CPU内蔵のグラフィック機能でバリバリの3Dゲームをやる人は少ないと思いますが、CPU性能はそこまで高くなくていいという使い方であれば、前モデルのRyzen 3000Uシリーズでも良さそうです。

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