DYLONマルチで黄ばんだTPUケースを染色
普段、スマートフォンのケースにはTPUタイプの透明カバーを使っていて、使い心地は満足しているのですが、一点だけ、時とともにケースが黄ばんでしまうことだけが悩みの種でした。
この黄ばみは洗って取れるものではなく、1~2年間隔でケースを買い替えていましたが、他に方法がないかと調べてみると、DYLONマルチという染料を使って染めることができるようだったので、試しにやってみました。
目次
- 黄ばんだTPUケースの状態
- DYLONマルチ
- 染色(P10 lite)
- 染色(Pixel 3a)
- 染色時の注意点
黄ばんだTPUケースの状態
DYLONマルチ
染色(P10 lite)
まず、失敗した時のダメージが少ないP10 liteのTPUケースから。
ケースは食器用の洗剤で事前に洗っておきます。
染色する際の入れ物ですが、自宅にちょうどいい容器が見当たらなかったので、今回はフリーザーバッグを使用。
染料は目分量で1~1.5gほど。(小さじの2分の1程度)
電気ケトルで1Lのお湯を沸かし、フリーザーバッグにお湯を入れて染料を混ぜ、いい感じに混ざったらTPUケースを投入してチャックを閉めます。(容器にお湯を入れる時は口からの熱気で火傷する可能性があるので慎重に)
あとは放置して、時々端っこを持って中の溶液が混ざるように揺すります。どれくらいの時間漬けておけばいいのか分からなかったので、説明書のTシャツのやり方を参考に今回は40分ほど。最後は中の染料を捨てて(排水溝に流してOK)、食器用の洗剤で洗って染料が残らないようよく濯ぎます。
乾かして見るとこんな感じ。
ムラなく結構いい感じに染まったのではないでしょうか。
染色(Pixel 3a)
テストで上手くいったので意気揚々、本番のPixel 3aのTPUケース染色にとりかかります。
染料(1~1.5g)やお湯の量(1L)は変えず、テスト(P10 lite)で入れ忘れていた塩を少々加え、先ほどよりもちょっと薄い色にしたかったので、漬け置きを25分程度にしました。
結果はこんな感じ。
左側がPixel 3aのTPUケース。漬け置きの時間を短くしたので、ちょっと薄い色に仕上がっています。
ただ、よくよく見てみると、茶色の点々が至るところにあり、遠目では分かりませんが、近くで見たり光に透かして見ると、ブツブツが沢山あるように見え、あまり気持ちのいいものではありませんでした。
塩を加えたせいか?とも思いましたが、先にやったP10 liteのケースも光に透かして見ると同様な点々が至る所にあり、色が濃かったので気づかなかっただけのようです。原因は分かりませんが、おそらく、お湯と染料が完全に混ざってなかったものと思います。(説明には泡立て器を使うとありましたが、フリーザーバッグの強度に不安があったので、スプーンで20~30回かき混ぜただけ)
また、Pixel 3aのTPUケースは真ん中に縞々の模様ができていました。
これは原因が明確で、漬け置きしていたフリーザーバッグを置いていた台に段差があって、漬け置き中にTPUケースがその上に乗ってしまっていたようです。P10 liteの方は意識したわけではありませんが、段差に乗らなかったため上手くいったようです。
このままでも使えますが、ちょっと後味が悪かったので、翌日、もう一度染色することに。
分量は同じにして塩は入れず、漬け置きの時間を30分にしました。
2度染めしたPixel 3aのTPUケース(左)の方がさすがに濃い色になっていますね。
濃くしたおかげで茶色の点々は目立たなくなっていい感じです。