Lenovoの格安タブレット「Tab M7」が風呂場用にちょうどいい
風呂場用のタブレットとして活躍していたNexus9が壊れて(充電できなくなった)、新しいタブレットを物色していたら、バイク師匠から『こんなんあるで』と、おすすめされたのがLenovoの「Tab M7」。
用途が風呂場なだけにそこまで高価なものは使いたくなく、最初はAmazonのFire HDを考えていましたが、FireタブレットはそのままではGoogleのPlayストアが利用できず、使いづらい印象があったので、最終的におすすめされたLenovoの「Tab M7」を購入することにしました。
結論から言うと、このタブレットめちゃくちゃいいです。
目次
- Lenovo Tab M7
- MediaPad M5 8.4との比較
- 使ってみて良かったところ
- 使ってみて微妙だったところ
- 総評
- 購入時の注意点
Lenovo Tab M7
購入してから3週間。人気タブレットで注文が殺到しているのか、注文してから自宅に届くまで結構な時間がかかりました。
内容物はタブレット本体、充電アダプタ(Micro USB)、SDカード取り出し用ピン、スタートガイド、サポートのしおり。
タブレット本体はこんな感じ。
裏側の質感はよく、格安タブレットで見られるようなチープさは感じません。
電源と音量ボタンは右上にあり、電源ボタンが下に配置されています。
microSDカード用のスロットは左上にあり、上部にはイヤホン用のジャックが搭載されています。
主なスペックは以下の通り。
CPU | MediaTek MT8321 クアッドコア 1.3GHz |
---|---|
OS | Android 9 |
メモリ | 2GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 7インチ IPS(1024 × 600) |
Wi-Fi | 802.11b/g/n |
Bluetooth | 4.0 |
バッテリー | 3500mAh |
microSDカード | 128GBまで |
カメラ | 200万画素 / 200万画素 |
センサー | 加速度、GPS |
サイズ | 約 176.33 × 102.85 × 8.25 mm |
重量 | 約 236g |
スペックは正直なところ、価格なり、と言わざるを得ません。ただし、用途を限定することで輝くのがこちらのタブレット。どうせ使わないという観点からカメラ性能が最低レベルとなっていますが、この潔いところが逆に好感を持てます。
MediaPad M5 8.4との比較
現在、メインで使っているタブレット「Huawei MediaPad M5 8.4」と比較してみました。
まずはサイズ。7インチと8.4インチという差はありますが、その差以上にM7は小さく感じます。(左:Lenovo Tab M7、右:Huawei MediaPad M5 8.4)
厚みは若干M7の方が厚いですが、MediaPad M5の方が薄すぎて、ケースなしでは持ちにくかったことを考えると良ポイント。
重量はおよそ3分の2程度で、小さいと重く感じることがありますが、手に持った感覚としては、M7の方が軽く感じました。
ベンチマークはスペックがスペックなだけに、MediaPad M5に完敗です。
◆Geekbench 5
◆Antutu(v8.3.9)
なお、GPUは認識しなかったので、スコア計測できていません。
風呂場で使用するアプリはYouTubeやAbemaTVになりますが、この使い方であれば十分なスペックです。もちろんMediaPad M5に比べたら、一つ一つの挙動がもっさりしていますが、イライラするほどではないので、この点についても絶妙なバランスになっています。
使ってみて良かったところ
実際に使ってみた良かったところは以下の通り。
- 軽くて小さく、持ち運びやすい
- タブレットにしては電源と音量ボタンでスクリーンショットが撮りやすい
- 1万円前後のタブレットとしては十分な質感(チープさを感じない)
コストパフォーマンスは非常に高いです。
使ってみて微妙だったところ
逆に、価格相応な点もあって、微妙に感じたのは以下の通り。
- 指紋認証がない
- 画面の解像度が低いため(1024 × 600)、文字やアイコンが滲んで見える
- Wi-Fiが5GHzに対応していない
- 充電用の端子がUSB-Cじゃない
- スピーカーがモノラルで音が薄く感じる
- 液晶の指紋が目立つ
- デフォルトのキーボードがFSKARENで使いづらい
指紋認証がないので、認証は通常のものか顔認証のどちらか。ただし、顔認証は逆光やマスク装着では認識せず、使い勝手が悪かったので、基本は通常の認証(パターンやコード)を使用することになると思います。
画面の解像度については、以下の比較画像を見てもらうと分かる通り、アイコンの文字が滲んでしまっています。
Wi-Fiは5GHzに対応していません。最近は5GHzと2.4GHzを併用しているので、環境的にはとくに問題なく、ファイルをアップロードする際にちょっと遅く感じる程度です。
充電用の端子がMicroUSBなのは、最近はUSB-Cタイプのものが多いので、できればそちらの方が良かったところ。
スピーカーはモノラルなので、音が薄く感じます。ただ、慣れれば問題ありません。
液晶は指紋が目立つものだったので、気になる場合はフィルムを別途購入して貼った方がいいです。
デフォルトで設定されているキーボードが富士ソフトのFSKARENになっていたのは、慣れていなかったこともあるのですが、使いづらかったので、設定でGboardに変えました。
総評
価格なりに微妙な点は多々あるものの、ジップロックに入れて風呂場専用タブレットとして使うことを考えた場合、こちらのタブレットは非常に魅力的な製品になります。
また、質感に関しては1万円のタブレットとしては思えないほどいいので、Amazonで聞いたことのないメーカーの格安タブレットを購入するくらいなら、こちらのタブレットをおすすめします。
一点だけ気になったのはChromeブラウザを開くとなぜかデスクトップモードで実行されていた点。
通常、スマホであれば、上下の幅を確保するため、上部のタブやホームアイコンなどの表示がPC版とは異なります。
Huawei MediaPad M5がスマホ版と同様だったので気になったのですが、もしかしたらタブレットはデスクトップモードでの表示が通常なのかもしれません。Nexus9でも確認してみたいところでしたが、すでにバッテリー切れとなっていて確認できなかったので、これについてはなんとも言えませんが、タブレットなので、デスクトップモードでも十分に使えます。
購入時の注意点
最後にこちらのタブレットを購入する際の注意点ですが、直販モデルと量販店モデルでスペックや搭載OSが異なっていて、今回購入したものは直販モデルになります。
量販店モデルの場合、メモリが1GBで、搭載されているOSがAndroid 9のGoエディションになっており、実はタブレット購入時に最初に検討した段階では、量販店モデルのスペックを確認してしまって、さすがに1GBモデルは使えないと検討の対象から外していました。
GoエディションのAndroid OSを使ってみたいという誘惑もないことはなかったですが、ピクチャーインピクチャーなどの一部の機能が制限されているようなので、そういった機能を必要としている場合は、無難に通常のOSが搭載されている端末を購入しましょう。
また、Lenovo製品の直販モデルを購入する場合、通常サイトと広告サイトがあり(サイトの作りがほとんど同じ)、広告サイトから購入した方が安くなっていることが多いです。
広告サイトは「Lenovo」で検索した際に上部に表示されていることが多く、URLに「jpad」が含まれています。
同様に価格.com用のページもLenovoサイトに用意されているようなので、そういったところで見比べて安いところから購入すると、割安でゲットすることができます。