FAZER25のエンジンオイル交換方法と注意点
先日、FAZER25の走行距離が1,000kmを超えていたので、バイク購入後、初めてのエンジンオイル交換を行いました。バイクのエンジンオイル交換自体初めてだったので、事前に色々と調べてやったつもりですが、やはり動画で見るのと実際にやるのとでは勝手が違いますね。
以下、エンジンオイル交換の記録です。
目次
- 必要なもの
- ドレンボルトとフィラーキャップの確認
- エンジンオイル交換手順
- エンジンオイルを入れすぎた場合の対応、給油時の注意点
- エンジンオイルを交換してみた感想
必要なもの
エンジンオイル交換に必要なものは、現在入っているエンジンオイルの廃油処理箱(ポイパック)、交換用のエンジンオイル、オイルジョッキ、ドレンワッシャーです。(今回はオイルフィルターは交換しません)
すべてAmazonで購入しましたが、バイク用品を扱っているホームセンターで、ドレンワッシャー以外は販売されていました。
マニュアルに記載されている推奨のエンジンオイルはYAMALUBEの10W-40だったので、今回は初めてということもあるので、同じものを用意。
FAZER25のドレンワッシャーのサイズはM12です。
なにげにマニュアルにワッシャーのサイズの記載がなかったので、本当にM12でいいのか、ドレンボルトを取り外してみるまで分かりませんでした。
また、ドレンワッシャーの交換は必須ではないようですが、調べると、通常は交換すべきもの、であるようです。
ドレンボルトの取り外しですが、ボルト自体のサイズも12mmだったので、車両付属のオープンレンチで外すことが可能です。ただ、ボルトはきつく締められていて、オープンレンチでは山をなめてしまう可能性があるので、12mmのメガネレンチくらいは用意した方がよさそうです。
FAZER25のオイル量の確認方法は、フィラーキャップに付いているスティックの付着したオイルの高さで確認するのですが、スティックを見ただけでは付着した位置が分かりずらかったので、キッチンペーパーを用意してスティックを押し付けて確認しました。こぼれたオイルのふき取りにも使えるので、オイル交換時にはキッチンペーパーを用意しましょう。
ドレンボルトとフィラーキャップの確認
エンジンオイル交換手順
エンジンオイルの交換手順ですが、交換前に数分間、エンジンの暖気をします。(私の場合、住んでいるのが集合住宅でエンジン音が迷惑になりそうだったので、軽く近所を走ってきました)
暖気後、センタースタンドを立てて数分間待った後、廃油処理箱(ポイパック)を組み立てて、ドレンボルト直下に配置します。
続いて、フィラーキャップを外した後、メガネレンチ(12mm)を使ってドレンボルトを外します。
ボルトを外すと同時に勢いよくオイルが出てくるので、上方向に押さえつけながら回して、最後に素早く手を引くとそこまで汚れません。
また、ボルトの締め付けは固く、最初だけ握り拳を叩きつけるようにしないと外れませんでした。カウルが邪魔でやり難かったですが、できないことはありません。
外したドレンボルトはキッチンペーパーで綺麗に拭いておきます。
こちらは元々取り付けられていたドレンワッシャー。
エンジンオイルが出てこなくなったら、車体を左右に傾けて、残りのオイルを排出します。
オイルを完全に出し切ったら、排出口に付着したオイルをキッチンペーパーでふき取り、
買っておいたワッシャーをドレンボルトに装着して、
車体に取り付けます。
なお、使い終わった廃油処理箱(ポイパック)は、付属のバンドで縛って、自治体指定の方法でゴミとして処分します。
続いて、ドレンジョッキに新しいエンジンオイルを入れて、
フィラーキャップが付いていた給油口から流し込みます。
必要な量を入れたら、フィラーキャップを抜き差しして、オイル量が適切かどうか確認します。
適切な確認方法としては、エンジンを暖気後に数分間放置した後に測ったものが正常となるため、入れた直後に確認してだいたいOKなら、再び暖気して、暖気後に測定します。
なお、上記のオイル量は入れすぎです。スティック先端のギザギザになっている部分の範囲内が正常な量なので、入れすぎたエンジンオイルを取り除く必要がありました。
エンジンオイルを入れすぎた場合の対応、給油時の注意点
FAZER25のマニュアルを確認すると、エンジンオイルの交換の目安として1.35L、フィルターも交換する場合は1.45Lと書いています。
今回はそれに従って1.35Lのエンジンオイルを入れたのですが、排出時に上手くオイルが抜き出ていなかったのか、オイル量のチェックを行うと、スティックに示された上限をかなりオーバーしていました。
最初はオイル給油口からキッチンペーパーを差し込んで調整しようとしていましたが、いくら吸い取ってもオイル量が変わらず、試運転を行うと普通に走ったので、もうこのままでいいかと思いましたが、調べると、エンジンオイルを入れすぎた場合、エンジンのかかりや燃費が悪くなったり、オイル漏れが起きる可能性が高くなるようなので、やはり適切な量にすべきでしょう。
ですが、このままキッチンペーパーでやるには大変なので、どうしたものかと、私のバイクの師匠にLINEで尋ねてみました。すると答えは、『シャンプーボトルとかについているディスペンサーを使って給油口から入れすぎた分を取り出せばいい』とのこと。
目から鱗です。
そんな方法があったのかと感心しつつ、自宅にちょうど使わなくなったボトルがあったので、そのディスペンサーを綺麗に洗って水気を取った後、入れすぎたエンジンオイルを取り出すのに使いました。
結果、ものの数分で入れすぎたオイルの抽出に成功。
300mlほど抽出することで、スティックの規定位置に収まりました。
だいたい1.35L入れた内の0.35Lほど余計だった計算になるので、FAZER25のエンジンオイルを交換する際は、1Lのエンジンオイルを入れた後にオイル量をチェックして、足りなければ追加する、という手順で行うと、入れすぎてしまう可能性が低くなると思います。
エンジンオイルを交換してみた感想
初めてエンジンオイルを自分で交換してみましたが、やはり初めては色々と勝手が分からないので、苦労します。ただ、今回やってみて思ったのは、慣れればそこまで難しくはない、ということ。
ショップで交換して貰ってもそこまで高い金額ではないのでいいですが、自分でやることでバイクについて詳しくなるので、それが一番のメリットのように思います。
また、今回の場合は、エンジンオイルの排出が上手くいっていなかった可能性があるので、その辺は次回の交換で検証してみたいと思います。(半年とか1年後とかになると思いますが...)