2018.10.5
2019.4.18

FAZER25でソロキャンプツーリング「本栖湖キャンプ場」 3日目

本栖湖キャンプ場でのソロキャンプ3日目。

キャンプツーリング初の連泊でしたが、2泊目ともなるとさすがに布団が恋しくなりますね。

目次

  • 真夜中に突然の訪問者
  • 撤収準備、朝食
  • 周辺観光
  • ラウンドアバウト初体験
  • 帰りの宮ケ瀬湖近辺で動物発見
  • キャンプで初めて複数泊した感想

真夜中に突然の訪問者

夜も更け、みんなが寝静まった頃、翌日の早朝に起きるつもりで早めに寝ていた私の耳に、「カサカサ」とビニールの音が聞こえてきました。

明らかに風で音が鳴っているというレベルではなく、誰かが近くで何かをやっている音。『...こんな場所で、しかもこんな夜更けに?』寝入ってから1~2時間しかたっておらず、全然寝足りない私でしたが、眠気なんてすっとぶくらいの緊張が走ります。

変質者、それとも盗人、はたまたイノシシや熊でも出たのか、閉め切ったテントの中からでは状況が分からず、不安だけが増していきます。

テントから出てもいいのか、このまま息を殺して身を潜めていた方がいいのか、その判断がつかずにしばらく固まってしまいましたが、いっこうに物音がなくならないので、意を決してテントから出てみました。

「そこにいるのは誰だ!」と言わんばかりに音のする方向へライトを向けると、そこには...

狐...でしょうか。暗さもありますが、まじまじと見たことがないのでなんとも言えません。

どうやら外に置いていたゴミを漁っているようです。

近づくと距離を取ったので、その隙に散乱したゴミを回収しますが、狐は一定の距離から離れずに、こちらの様子をうかがっている様子。

正直、訪問が突然すぎたので、相手が狐だとしても、エサを取り上げられた怒りでこのまま襲われるんじゃないかと怖くなりました。

しばらくにらみ合いをした後、どこへともなく去っていったので、とりあえず一安心。ボロボロになったゴミ袋は別のビニール袋に入れてしっかりと、結んで匂いが漏れないようにしました。

再び、テントに入って眠りにつきましたが、味をしめたのか、その後も何度か「トットットッ」と軽快な足音がして、なにやら物音がしては去る、という出来事が何回かあり、エサになりそうなものはすべてテント内に入れておいたので、この日は大丈夫だろうと、気にしないで寝ることにしました。

そして、そんな緊張からか眠りは浅く、6時に起床したのですが、全然寝足りませんでした。

昨夜のこともあったので、なにか取られたりしていないかと確認すると、タープが垂れていたのに気がつき、

ペグでも抜けたのかな、とロープを手に取ると、

まさかのロープが切れていました。

タイミング的に明らかに狐の仕業だと思うのですが、『なぜロープを...しかも一本だけ』と考えても答えは分かりません。エサを取り上げられた仕返しでしょうか。まあ、戯れにというのが一番の理由だと思いますが。

とりあえずロープは切断部分を結べば使えるのでさほど問題ありませんでした。

しかし、さすがはアウトドア。

街中の一室にいては味わえない出来事の連続です。

撤収準備、朝食

そんなわけですっかり目が覚めた私はとくに急ぐわけでもなく撤収作業をしていたら、作業の途中で雨が降り始めたので、残りを急いで片づけて、近くの道の駅「朝霧高原」へと避難。

時間は9時になる前というところ。

バタバタして朝ごはんを食べていなかったので、ここで朝食をとることにしました。

すでに営業中でしたが、朝早かったこともあって誰もおらず、貸し切り状態です。

注文したのは天ぷらそばとおにぎり。

おにぎりの塩気がちょうどよく、寒かったのでそばの温かいつゆが身体に染みます。

この日は自宅へ帰る日ですが、ルートや寄り道は天候によって決めるつもりだったので、朝食をとりながら、行き先を決めました。

周辺観光

そうして向かったのは、近くの観光スポットである「白糸の滝」です。

行ったら駐車料金が必要で、やっぱりやめてこのまま帰ろうかな、と思いましたが、せっかくここまで来たのだから、という思いで駐車を決心。バイクは200円でした。

「白糸の滝」をウリにしていますが、ここではもうひとつ「音止の滝」というのもあり、なかなか迫力があります。

そして「白糸の滝」。

こちらもなかなか幻想的で見応えのある滝。駐車料金200円分の価値はある、といったところでしょうか。

ただ、展望台からの見晴らしは木々が邪魔で良く見えず残念でした。

ラウンドアバウト初体験

道の駅 朝霧高原から白糸の滝へと向かう道中、白糸の滝の駐車場すぐ近くに「ラウンドアバウト」があります。

これまでに聞いたことがありますが、体験したことは一度もなかったので、一瞬、「あれ、なにこれ、どっちに行けばいいの」という感じになりました。

しかも、ツーリングサポーターで案内されながらだと、方向的には右へ行かないといけないのに、ラウンドアバウトは左回りなので、音声案内で「次を左方向です」と言われ、いつも通り左方向の道へ向けると間違いで、正解は左に曲がって、そのままラウンダアバウト内で回り続けて、最終的に右方向へ抜けないといけませんでした。

ラウンドアバウトはナビ泣かせだな、と思いましたが、慣れれば問題なくなる類のものでしょう。

使ってみた感想としては慣れれば問題なく、混雑時にどういった状況になるのか気になるところです。

帰りの宮ケ瀬湖近辺で動物発見

白糸の滝も見て、後は道志みち経由でいつものように自宅へ帰るだけでしたが、宮ケ瀬湖東側を走行時、橋の欄干を大きなサルが軽快に渡っていて、ビックリしました。

橋を渡り切ったところにももう一匹、同じくらいの大きさのサルがいました。

今日はなんだか思いがけず、動物によく合う日だな、そう思ったのは言うまでもありません。

キャンプで初めて複数泊した感想

さて、今回のソロキャンプはいままで出来なかったキャンプ場での複数泊が、どんな感じなのか試してにやってみたものになります。

やってみた感想としては、2泊くらいであれば連泊してもそこまで疲れたりはしない、ということが分かり、テント設営後の雨は問題ありませんが、雨の中での設営・撤収作業は厳しいものがあることも今回のキャンプで知ることができました。

また、夜は暗いので焚火か飲み食いくらいしかやることがなく、ついついお酒を大量に摂取してしまいがちですが、飲みすぎは翌日の行動に影響がでるので、一泊ならハッチャけてもいいかもしれませんが、複数泊するなら、適度な量に抑えた方がよさそうです。

最後に今回訪れた本栖湖キャンプ場ですが、記事の冒頭にも述べたように、直火OKでサイト内に車両の乗り入れが可能な数少ないキャンプ場の一つです。最近はキャンプ場を調べることが多く、この2点がOKなキャンプ場がなかなかない(とくに直火)ことに最近気が付きました。

さらに優良なキャンプ場の条件としては野外なのにトイレが綺麗という点も外せなく、今回の本栖湖キャンプ場や以前に訪れた道志の森キャンプ場はその点も満足できるものだったので、そういったキャンプ場は今後も大事にしていきたいですね。

なお、本栖湖キャンプ場では就寝時にはなるべくゴミは匂いが出ない様に口を結んで、テント内に隠しておきましょう。じゃないと、突然の訪問者によって、眠りを妨げられ、ちょっと怖い思いをする可能性があります。

日が出ている明るい内に訪問してくれたら可愛げもありますが、夜行性のようなので、そこは仕方ないですね。

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