2018.10.11

ソロキャンプツーリングの必須アイテム「折りたたみ式ウォータータンク(10L)」

これまでバイクでのソロキャンプではウォータータンクは使っていませんでした。

理由は、そこまで必要だと思わなかったこともあるのですが、通常、ホームセンターなどで販売されているウォータータンクは車で利用することが想定されたもので容量20L以上のものが多く、サイズも大きいのでバイクで積載できるような携帯性を有していなかったからです。

折りたたみ可能なウォータータンクの存在は知っていましたが、ついついAmazonで買いそびれてしまい、なかなか試すことができないでいましたが、先日、近所のホームセンターでソロキャンプにちょうどうってつけな10Lの折りたたみ式ウォータータンクが販売されていたので、購入して、実際にキャンプで利用してみました。

製品

購入したウォータータンクはこちらです。

価格は税込み500円前後でした。

非常時としての利用を想定したもののようですが、キャンプや登山などのアウトドアでももちろん使えます。

使い方は、以下のような折りたたまれた状態から、

裏側の赤い輪っかを引っ張って展開します。

あとは上部のキャップを外して、水を入れるだけです。

使ってみた感想

上記のウォータータンクを実際にキャンプで使ってみました。

炊事場で水を一杯に入れると、こんな感じです。

容量が10Lなので、炊事場からサイトまでの持ち運びもそこまで苦労はしませんでした。

最初は容量的に10Lは少ないのかな、と思っていましたが、実際に使ってみると十分で、ソロキャンプで2泊しましたが、半分以上の水が残っていました。

また、ノズルから水を出す際は台に載せてノズルを下に向けた状態で使うのが便利ですが、バイクでのキャンプの場合はそういった台を用意することは難しいところ、この折りたたみ式のウォータータンクであれば、容器が柔らかいので、ある程度の水嵩があるなら、ノズルが上にある状態でも水を押し出して利用することができます。

タンク内の水が少なくなってきたら軽くなるので、タンクを持ち上げて水を出すことも簡単です。

非常に使い勝手がいい折りたたみ式のウォータータンクですが、デメリットとしては、やはり耐久性が低いことだと思います。

折りたたみの方法にもよりますが、今回購入したウォータータンクの場合、折りたたみと展開を何度も繰り返していると、角っこが破れそうな感じがしました。ただ、使い方にもよると思いますが、数回程度であれば問題なさそうなので、1シーズン毎に買い替えるのがよさそうです。

私も今回のキャンプ1回では破れたりはしませんでした。

ただ、キャンプから帰って自宅で装備のメンテナンスをしている時に気が付いたのですが、

タンクの上の方に穴が開いていました。

上部だったので水漏れもせず、その場では気が付かなかったのですが、地面に面していた側ならまだしも、『なぜ上の方に穴が...』そう考えた時に思い出したのは、このウォータータンクを利用したキャンプ場で、夜間に狐に襲われたことでした。

そういえば、狐の足音がした後、なにかをペロペロと舐めるような音が聞こえてきた時があったのです。

なにを舐めているんだろうとその時は思いましたが、食べカスや調理に使った容器はテント内に隠しており、翌朝もそれらしい形跡はなかったので、完全に失念していました。

つまり、この穴は、水を飲みたかった狐が牙をたてた跡、ということになります。

別の記事で書きましたが、この狐にはタープのロープを切られていたので、さらにはウォータータンクに穴を開けられていたことになります。

とんだ悪戯好きな狐ですね。

折りたたみ式ではないウォータータンクなら狐の牙程度では穴は開かないと思うので、耐久性が弱いと、こういった点にも注意が必要になります。

買い替えようかとも思いましたが、とりあえずは使えないこともないので、ちゃんと洗ってから補修用のテープでだましだまし使ってみたいと思います。

耐久性に難はありますが、バイクで利用するにはこれ一択で、あるとかなり便利なので、キャンプへ行く際は持っていくことをオススメします。

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