2017.12.23
2019.2.26

スマートフォン「Huawei P10 lite」の購入レビュー(操作感やP8liteとの比較など)

先日、スマートフォン「Huawei P10 lite」を購入したので、しばらく使ってみました。

スペックやデザインに最初は惹かれるものの実際に買ってよかったかどうかは、しばらく使ってみて初めて分かるものだと思いますが、私の結論として、このスマートフォンは”買い”でした。

以下は、これまで使っていた「P8 lite」との操作感の違いや比較などです。

目次

  • デザイン、質感、サイズ、重さなど
  • スペック
  • 操作感、使用レポート
  • カメラ画像の比較
  • 最後に

デザイン、質感、サイズ、重さなど

まず私が一番気になっていたスマートフォンのサイズについて、液晶のサイズが0.2インチアップしているので「P8 lite」と比べて大きくなっていると思いましたが、ベゼル幅の縮小で抑えているので、見た目ではそこまで違いが分かりません。

手に持つと『ああ、たしかにP10 liteの方が大きいな』と感じるくらいで、「TPUケースを装着したP8 lite」と「ケースなしのP10 lite」がちょうど同じくらいの大きさです。

(上がP8lite、下がP10lite)

「P10 lite」の方が角や縁が丸みを帯びているので持ちやすいです。

背面は「P10 lite」の方が光沢のある素材ですが、反面、指紋が残りやすいものとなっています。

(左がP8lite、右がP10lite)

スペック

「P8 lite」と「P10 lite」、ついでに「P9 lite」のスペックは以下の通りです。

P8 lite P9 lite P10 lite
幅 × 高さ × 厚さ 71 × 143 × 7.7 (mm) 72.6 × 146.8 × 7.5 (mm) 72 × 146.5 × 7.2 (mm)
重さ 131g 147g 146g
CPU Kirin 620 オクタコア (A53/1.2GHz) Kirin 650 オクタコア (4×2.0GHz+4x1.7GHz) Kirin 658 オクタコア (4×2.1GHz+4x1.7GHz)
RAM 2GB 2GB 3GB
ROM 16GB 16GB 32GB
バッテリー 2,200mAh 3,000mAh 3,000mAh (9V/2A急速充電対応)
ディスプレイ 5.0インチ (1280×720) 5.2インチ (1920×1080) 5.2インチ (1920×1080)
カメラ 1300万画素/500万画素 1300万画素/800万画素 1200万画素/800万画素
Wi-Fi 802.11 b/g/n (2.4GHz) 802.11 b/g/n (2.4GHz) 802.11 a/b/g/n/ac (2.4/5.0GHz)
Bluetooth 4.0 4.1 4.1
SIMサイズ Micro×1/Nano×1 Nano×2 Nano×2
センサー 加速度、コンパス、近接、環境光 加速度、コンパス、近接、環境光、指紋 加速度、コンパス、近接、環境光、指紋、ジャイロ

スペックの変遷を見ると、「P8 lite」から「P9 lite」でCPUやバッテリーの強化、指紋認証の搭載が行われ、「P9 lite」から「P10 lite」でRAMやROMの強化、5GHzのWi-Fi対応やジャイロセンサーの搭載が行われています。

私が「P8 lite」の次に欲しかったスマートフォンのスペックとしては、RAMが3GB、Wi-Fiの5GHz対応、指紋認証の搭載、価格が2万円前後、といったものだったので、「P10 lite」はそのすべてが満たされていたことになります。

重さについては「P8 lite」から10~15g増えていますが、そのほとんどがバッテリー増量分だと思われます。

「LG G2 mini」から「P8 lite」に替えた際はバッテリーの持ちにそこまでの違いはありませんでしたが、「P8 lite」から「P10 lite」はバッテリーが増えたおかげで、バッテリーの持ちが実感できます。

1日使ってみた際の違いは「P8 lite」で就寝前のバッテリー残量が30~40%だったのに対して、「P10 lite」では同じように使って50~60%残っていました。

比べなければ分からない程度の重量の増加で、バッテリー残量が10%以上も違っています。普段使いなら軽量であることに越したことはありませんが、バッテリーの持ちがいいとなんだか安心しますね。

操作感、使用レポート

さて、肝心の操作感ですが、CPUのパワーアップやRAMの3GB搭載などのおかげで、非常にサクサク軽快に動いて以前の端末に比べてストレスを感じる場面が少ないです。

液晶の表面がツルツルして指が滑りやすいので、アイコンをホールドしたりするのに使い始めは神経を使いますが、この滑りやすさはフリック入力で威力を発揮するようで、非常に滑らかに文字を入力することできます。

また、「P8 lite」で不満だった音量の調整(P8liteは最小音量にしても着信音やメディアの再生音が大きく、そのため、常にミュート状態にしていた)と通知領域の見にくさも改善されていました。

「P10 lite」のショートカットと通知領域は以下のような感じです。

さらに「P8 lite」でなぜか接続できなかったスマートバンド「Huawei Band 2」とのペアリングも問題なく行えて、LINEやニュースなどの通知がバンドに表示できるようになりました。

とまあ、そんな具合に「P8 lite」で不満に思っていた点がすべて改善されていて、問題があったスマートバンドとのペアリングも可能になって言うことなしですが、今回、一番良かったのは指紋認証が搭載されている点でした。

指紋認証自体は「P9 lite」から搭載されているものなのでそこまで新しいものではありませんが、私は今回の「P10 lite」で指紋認証デビューしたので、その便利さにようやく気が付かされました。

指紋認証、便利すぎです。

背面のセンサーに指をタッチするだけで「画面表示ON」と「ロック解除」が同時に行われ、そのすべての操作が1秒もかからないので、指紋認証は一度使うと、以前のパスワードの入力やパターンでのロック解除には戻れなくなります。

カメラ画像の比較

「P8 lite」と「P10 lite」のカメラの性能をテストしてみました。

接写(1枚目:P8lite、2枚目:P10lite)

ドキュメント(1枚目:P8lite、2枚目:P10lite)

風景(1枚目:P8lite、2枚目:P10lite)

最後に

今回、それまで使っていたスマートフォンとの違いを色々と書きましたが、個人的には指紋認証だけでも十分過ぎるほど使い勝手の良さが上がっていました。

iPhone Ⅹの顔認証は微妙っぽく、スマートフォンのロック解除はまだまだ指紋認証が一番のようなので、未だに指紋認証を搭載されていないスマートフォンを利用しているのであれば、「P10 lite」と言わずに、指紋センサーが搭載されたスマートフォンに買い替えると、すぐにでも幸せになれると思います。

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