2017年 春(04-06月) アニメの視聴ランキング

2017年の春（4月～6月）に視聴したアニメのランキングです。異論反論あるかと思いますが、あくまで独断と偏見によるランキングですので、その辺はご了承願います。

タイトルがやたら長くてライトノベル感が全開な本作品。ストーリーや世界観に関してもラノベらしい内容となっていますが、人類が滅んだ世界でただ一人だけ生き残った元勇者が500年後の世界で生きていく、という設定が非常に興味をそそられるものでした。

バトルやシリアスな展開よりも、日常パートが多かったのも好印象だったので、今期で一番面白かったアニメです。

続編は決まっていないようですが、最後は『結局どうなったの、これ』的な終わり方だったので、できれば続きもぜひアニメで見たいです。

コミックで内容を知っていたためアニメ1期は見ていませんでしたが、今回の2期の途中からコミックで知っていた以降の話が描かれていたので視聴しました。

結果、最初からアニメで見ていたかったなと思えるほど面白く、1話30分、実質的にOPやED含めて20分ちょっとですが、面白かったのであっという間に時間が過ぎて、気づいたら終わっていたという感じです。

コミックでは大体の謎が解けているようですが、アニメを楽しみたいので、ネタばれの情報を見てしまわない様に気を付けたいと思います。

「曲がったことが大嫌いな」と聞くとどこかの芸人を思い浮かべてしまいますが、そんな頑固なじいさんと、あらゆる想像を具象化する「アリスの夢」と呼ばれる特殊な能力を持った少女が出会い、変わっていく作品。

最初は能力バトルものの展開にこのままだとしんどいなぁ、と思いましたが、後半はバトルと呼べるような本格的な戦闘はありませんでした。

なお、OPの「ワンダードライブ」と、EDの「Chant」はどちらも今期のアニメの中で1、2を争う良曲でした。

今期のメインはヒーロー科の体育祭。騎馬戦やトーナメントバトルのヒーローアカデミアらしい熱い展開が見所で、主に氷と炎の個性を合わせ持つ轟少年の能力に焦点を当てた内容になっています。

何気に前期の最終話を見逃していたので、ついでに合わせて視聴しました。

米津玄師による作詞・作曲のOP「ピースサイン」もよかったです。

こちらは1月から放送されていた2クールもののリトルウィッチアカデミア。

2クール通して主に友情と成長を描いた作品となっていて、最近のアニメとしてはすごくまともな、”良作”というにふさわしい作品でした。

視聴中に知りましたが、2013年、2015年に劇場公開された作品で、今回はテレビシリーズとして改めた書き下ろされたものになるようです。中々、劇場アニメまで把握することができていないので、テレビシリーズを作成してくれて感謝しています。

以下、順位付けが難しかったものの、少しでも面白いと思った作品です。

• 有頂天家族２

  前期の雰囲気そのままに今回も楽しく見させて頂きました。ただ、雰囲気だけでなくやっていることも偽右衛門の跡目争いと似たり寄ったりで、登場する敵役や金曜倶楽部など、新しさがちょっと少なかった印象。また、今期の一番新しい要素である赤玉先生の跡継ぎである二代目ですが、彼の心情がイマイチ読み取れなかったので、その点がちょっとマイナスです。

• 月がきれい

  最初は普通にLINEをやりとりするその姿に驚かされましたが、そこまでドロドロしていない恋愛模様がまさに現代版の青春という感じで非常に見やすく、本編後のショートアニメが秀逸でした。

• 兄に付ける薬はない！ -快把我哥帯走-

  こちらは中国の人気Web漫画のアニメ化作品。最近、日本以外の作品は色眼鏡で見てしまっているのではないかという気がかりがあったのですが、本作品は普通に面白く、感じていた気がかりが気のせいだということが分かったのは、この作品のおかげです。

• ゼロから始める魔法の書

  正直なところラノベ系作品としての新しい要素は何もなかったように思いますが、なんとなく気軽に見ることができました。

• ロクでなし魔術講師と禁忌教典

  こちらもラノベらしいキャラとストーリーの作品ですが、魔術講師としてちゃんと働きだした直後（3話くらい）までが一番面白かったように思います。実は強い系の主人公なのですが、その割に結構な割合で死にかけているので、少しくらいはとある魔法科高校に通うお兄様を見習ってほしいと思いました。

• 夏目友人帳 陸

  6期目も楽しく見させて頂きましたが、やはり、そろそろ新しい展開や登場人物といったものが欲しくなってきましたね。

• つぐもも

  ちょっとアダルトな少年漫画というのがこの「つぐもも」という作品。内容的には「あまそぎ」と呼ばれる人に害をなす妖怪と戦うバトルものですが、どちらかといえばお色気がメインになっている気がします。

• ID-0

  特殊な鉱石の発見により、技術革新で人類が飛躍的な進歩を遂げた世界を舞台にした話。テンポよく最後までダレることがなかったので最後まで見ることができましたが、ラストは都合がいいというか無理やり収めた感がしないこともありませんでした。本編とは関係ありませんが、ED曲のねっとり感はハンパないです。

• サクラダリセット

  2クールものでまだ放送途中ですが、今のところ2話分くらい未視聴のままです。ただ、切ったつもりはないので今後見ると思います。多分。

• GRANBLUE FANTASY The Animation

  スマホゲーのアニメ化作品の中では今までで一番良かったと思います。最終回（Extra1）がサービス回となっていて主人公の性別が変わっていましたが、出来がよかったので、もし続編があるならそっちの方で進めてほしいです。

• 神撃のバハムート VIRGIN SOUL

  2クールもののためか最近のアニメとしてはテンポが遅く中々話が進まないので、後でまとめて一気に見た方がいい気がします。前期の神撃のバハムートでは1話で冒険が始まる感がすごいあってよかったのですが、最終的に後半は失速してそのまま終わりました。今期も似たような感じで期待は薄いですが、とりあえず視聴は継続したいと思います。

• 正解するカド

  突如出現した異方の存在と交渉を進めていく内容でしたが、それまでの地ならしを完全に無視して10話くらいでいきなり陳腐化します。もっと他に終わらせる方法はなかったのかと悔やまれる作品でした。

• フレームアームズ・ガール

  コトブキヤが発売しているロボットプラモデルをベースとしたアニメ作品。話のテンポがよくキャラも可愛いので最後まで視聴しましたが、個人的にパンチラを良しとするアニメはあまり好きではありません。

• Re:CREATORS

  アニメや小説の登場人物が実際に現代に現れてバトルする作品。面白くなりそうでちっとも面白くならない内容に苛立ちと今後の視聴継続をどうするか迷っている人が大勢いる作品だと思います。

• クロックワーク・プラネット

  Intial-Yシリーズである付き従うものリューズと、撃滅するものアンクル、この二人を可愛いと思うなら見たらいいじゃないかな、という内容の作品でした。

• 恋愛暴君

  普通のお気軽なドタバタ恋愛コメディかと思っていたら、意外に殺伐とした世界でした。

• 覆面系ノイズ

  今期のバンドリ枠か！ と思ってしまうほど、オーディションでのキラキラ星の熱唱は心がマイナス方向に震えました。キラキラ星はバンドリの持ち歌なので、今後は歌わないで頂けると助かります。歌さえよければそういった些細なことはどうでもよくなるのですが、OP以外の曲がちょっとパンチ不足な印象。

• 王室教師ハイネ

  そこそこ楽しく見させて頂きましたが、サイトに訪れた際にデカデカとYoutubeの動画が画面一杯に表示され、リアルな3次元のミュージカル風のお兄さんたちが映し出されたことにちょっと腹が立ちました。映し出されたものがアニメの内容であればまだ良かったのですが、残念です。

• 武装少女マキャヴェリズム

  タイトルからはイマイチ想像できませんでしたが、バトル系ハーレムものでした。続きがあるような感じで終わりましたが、今期の感じでは継続しての視聴は厳しいかと。

• 冴えない彼女の育てかた♭

  いつの間にか見なくなっていました。まだ録画データは残しているので、もしかしたら見るかも...

• サクラクエスト

  P.A.WORKSのお仕事シリーズでしたが、正直、SHIROBAKOほどの面白さは感じません。ただ、花咲くいろはの場合は、一旦切った後に一挙放送で見て評価が変わったので、そうなることを願っています。

• ひなこのーと

  人前で緊張してかかしになってしまう少女が演劇に取り組む作品。キャラは可愛くまったりした展開はよかったですが、この作品にお色気要素は不要です。

• アトム ザ・ビギニング

  鉄腕アトムが誕生するまでの物語。紛れもなく正統派アニメという感じでしたが、よくよく考えてみたらアトムというキャラは知っていますが、登場する作品は一度も見たことがないことに気が付きました。

• エロマンガ先生

  作者が同じなので「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」と設定が似ていました。以前の作品は完走できましたが、今回は途中で断念。

• 笑ゥせぇるすまん NEW

  私の記憶では自業自得、因果応報をベースとした作品だったように思いますが、今回は「いや、お前のせいだろ、それ」という内容が多かった印象。私の気のせいでしょうか...

• 僧侶と交わる色欲の夜に...

  地上波向けの放送で18禁アニメ？を流す意味が分かりません。

• ツインエンジェルBREAK

  とりあえず1話だけ見ましたが、私は視聴対象外でした。

• 喧嘩番長 乙女 -Girl Beats Boys-

  ごめんなさい。なんか生理的に受け付けなかったので、3話くらいで切りました。

• カブキブ！

  開始2分で「メガネブ」を思い出してしまったので、以降は未視聴です。

• ソード・オラトリア

  以前にアニメ化された「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のスピンオフ作品。他の作品と放送時間が被っていたため、今回は視聴・評価ができませんでした。時間があれば視聴したいと思います。

• sin 七つの大罪

  ジャンプの七つの大罪のスピンオフ作品とでも思っていましたが、全然別物だったんですね。七つの大罪なら見なくていいやと思ってしまいました。ごめんなさい。

• 魔法科高校の劣等生

  劇場アニメ「星を呼ぶ少女」が公開されることもあって、今期に再放送されていた本作ですが、2回目も普通に見ることができたので、もっと評価高くてもよかったなと見直しました。

  アニメ放送当時は、事前の期待値も高く、期待が高かった分の空振り感がすごかったので、それで評価を落とした作品でしたが、シリアスな展開になってもどうせお兄様がなんとかしてくれるんでしょ的な謎の安心感があるので、視聴するのにエネルギーがいらず、2回目なのに楽しく見ることができました。

  改めて思いましたが、このアニメがもったいないのは最後の終わり方がかなり呆気ないところと、キャラの関係性やストーリーの展開でテンプレ要素が強いところですね。

さて、今期のアニメ作品の総評ですが、1話で切れる作品がかなり少なかったように思います。そもそもの本数が多いということもあるのですが、そのおかげで視聴する時間が確保できずに、雪だるま式で未視聴のアニメが増えていきました。

好きなアニメはちゃんと見ていますが、それ以外の切るには忍びないものについては、早送りや飛ばし飛ばしで見てしまっているので、正当な評価ができていません。正直なところ1クールで放送するアニメ作品を減らしてほしいです。

あと、今期はなぜかアリスという言葉がよくつかわれていました。「アリスと蔵六」は言わずもがなですが、「ID-0」や「覆面系ノイズ」といった作品にも登場していたので、もうちょっとレパートリーを増やすか、やはりアニメ自体の本数を減らして重複してしまう可能性を下げてほしいですね。

それにもう一つ、作品の感想でも書きましたが、キラキラ星って最近のブームなんですか？ 歌うのはいいのですが、なんでその状況で歌うの？ と、首をかしげるものばかり。他にちょうどいいものがないというのが理由のような気がしますが、それならせめて、歌わざるを得ない状況を避けて物語を構築してほしいです。

ところで、この個人的な視聴ランキングは、記事にするまで極力他のアニメランキングを見ない様にしていて、 記事作成後に答え合わせのような感覚と見逃したものの確認という意味で照らし合わせをしているのですが、 今期はどこのランキングサイトを見ても「エロマンガ先生」がトップのようですね。

逆に私が1位として挙げた「終末なにしてますか？ 忙しいですか？ 救ってもらっていいですか？」は、そこまで評価が高くないようです。続きが見たいので多少の下駄は履かせていますが、もうちょっと高くてもいいのでは、というのが正直なところ。

まあ、いつでもどこでもぼっち属性全開なのが私のデフォルトなので、仕方がないといつものように割り切りましょう。

あと、すいませんが、最後にもう一点だけ。ランキングサイトを見ながら視聴したアニメを振り返ったら、「月がきれい」はもうちょっと上でもよかったかな、と思いました。