鳴潮のレイトレーシングによる負荷の改善についてフレームレートの検証
鳴潮のVer2.8でレイトレーシングによるハードウェアの負荷が下がったらしいので、どれくらい改善されたのかフレームレートを計測して検証してみました。
目次
- 検証環境、条件
- レイトレーシング有効時のフレームレート比較
- 最後に
検証環境、条件
検証の環境として、CPUはAMD Ryzen 7 9800X3D、グラフィックボードはNVIDIA GeForce RTX 5700です。
比較するのは改善前のVer2.6時に計測していたものになります。グラフィックボードのドライバのバージョンは変わっているので、完全な同条件ではありません。(改善前:581.15、改善後:581.80)
ゲーム内の計測場所は同じで、通常時はソアー飛行中、高負荷時はモーンフェル・キャニオンの無音区での戦闘中で計測した、目測での平均になります。
解像度は4K、フレーム生成はオフ、最大FPSは120です。
レイトレーシング有効時のフレームレート比較
まず、以前(Ver2.6)のDLSSとレイトレーシングを切り替えて、フレームレートを計測した結果は以下の通りです。
続けて、最新(Ver2.8)で同条件で計測したフレームレートの結果は以下になります。
レイトレーシングがあまり効いていない通常シーンでは5FPG程度の伸びに留まっていますが、負荷の高いシーンでは10~15FPS伸びています。
たしかにパフォーマンスの改善がされていますね。
たった10~15FPSの改善と思うかもしれませんが、この差は意外と結構大きく、これまで最大FPSが60の状態で、DLSSは性能重視、レイトレーシングは低の設定でプレイしていましたが、検証してみた結果、DLSSを「ウルトラ・クオリティ」に設定しても問題ないことが分かったので、通常プレイ時の画質設定を上げることができました。
※ こちらの環境だけかもしれませんが、DLSSの設定では効果重視よりもウルトラ・クオリティの方がFPSは伸びます。
改善前は性能重視でも高負荷シーンのモーンフェル・キャニオン無音区での戦闘で、たまにカクつくことがあったのに、今回の検証ではウルトラ・クオリティに上げても、カクつくことはなかったので、かなり良くなっています。
最後に
鳴潮は頻繁にシステム改善が行われるので、定期的に設定を見直すことをお勧めします。
せっかく素晴らしいグラフィックなので、少しでもいい画質で楽しんで、よりよい鳴潮ライフを送りましょう。