2017-02-10

プログラマーとして大企業で働くことのメリット・デメリット

業務系(主にWeb)のプログラマーとして働いてかれこれ10年以上たちました。

その間、正社員、アルバイト、契約社員とそれぞれの形態での雇用、加えて常駐という形で中小企業から大企業まで一通りの会社を目にしてきたつもりです。

そんな私が思う大企業で働くことのメリット・デメリットについて書いてみました。(正社員として働いたわけではないので、あくまでほかの会社からの常駐としての観点になります。)

(2019年4月16日 更新)

目次

  • メリット
  • デメリット
  • 中小企業と大企業のどちらで働くのがいいか
  • 個人的な見解

メリット

まず、メリットですが、常駐という観点からだとあまり多くありません。社員食堂があったらお昼を安くできるとか、安定した収入を求めての転職のためのコネ作りとかくらいでしょうか。

コネ作りは大切という方もいると思いますが、ここで言っているのはプログラマーとして働く場合です。システムエンジニアであればそれもいいですが、プログラマーの大半はコミュ障です。コミュ障がコネ作りに向いているとは思えません。

プログラミングがもっと一般に普及すれば状況も変わるでしょうが、現在の状況として、日本でいうシステムエンジニアとプログラマーの境目は、コミュ障かそうでないかで分かれているように思います。

デメリット

逆に大企業で働くことのデメリットですが、これはもう『プログラマーとしての経験値が得られないので後々潰しが効かなくなる』ということに尽きると思います。

企業規模が大きいと、要件定義や設計、スケジュールや人員の調整で非常に多くの時間が割かれるため、なかなか製造までたどり着かず、実際に製造に入ったとしても開発するシステムの規模も大きいので、大抵は同じ動作をするモジュールやクラスを複数作成して終わりです。システムの全体像を考える機会なんてそう多くありません。

実際に自分も仕様が固まらないので、やることもなく放置されたことが何度かあり、人生を無駄にしているようで苦痛でした。ただ、他人にそのことを言うと、楽でいいじゃん、という人もいたので、どう捉えるかは本人次第ではあると思います。

また、環境構築や使用するフレームワークの選定など、上流の工程でかかわっているような上級者であれば得られる経験値も大きいでしょうが、それは本当にごく一部のプログラマーです。プログラミングなんて授業でしかやったことないみたいな新入社員とかでは、動作確認やテスト要員としてしばらくは扱われるでしょう。

それは中小企業でも同様ではあるのですが、中小の場合、基本的に余裕がないので少ししたら嫌でも製造をやらされます。そして、最初は分からなくともその環境にどっぷりとつかっていれば、大体のことは覚えるでしょう。

中小企業と大企業のどちらで働くのがいいか

上記の通り、プログラマーとして働く場合、中小企業と大企業のどちらで働いた方が幸せか本人次第ではあるのですが、ブラック企業として多いのはおそらく中小企業だと思います。大企業はその辺りの労働基準やハラスメント行為などのコンプライアンスはしっかりしていました。

私自身、ブラック企業で働くのは絶対に嫌です。ですが、なにか新しいものを身につけるならブラックが一番手っ取り早いとも思っています。

また、ブラックで問題なのは残業時間ではなく人間関係だと思います。もちろん残業時間が一つの指標であることは間違いないのですが、これまでの経験上、面白い仕事であれば残業もそこまで苦ではなく、むしろハイな気分になって楽しいと感じることが多かった気がします。

では、面白くない仕事とはどういうものだったのかというと、プログラミングがそもそも嫌いという方は仕方ありませんが、私の場合、100パーセント人間関係がうまくいっていない時でした。

ここでいう人間関係とは、プログラマーが顧客と直接にかかわることは少ないので、同じ開発メンバーの人間と関係が良好かどうか、ということになりますが、ここで躓いていしまうと、どんな魅力的な仕事であっても、一転、ひどくつまらないものになってしまいます。

その人と関わらないようにすることができれば問題ないのですが、それがプロジェクトリーダーとか教育係の先輩とかだとそうもいきません。元々プログラミングするのが好きな方でも、その人が集中をかき乱す存在である限り、その場にいるだけで苦痛を味い続けることでしょう。これはプログラマーに限らず、おそらく共同作業を必要とするあらゆる仕事は、まず、人間関係ありき、なのだと思います。

また、プログラマーであっても顧客とかかわる機会はあります。その際、基本的に良好な関係を気づくことは必要ですが、仲良くなってはいけません。仲良くなると急な作業や仕様変更を断りづらくなります。次第に残業時間が増え、休日もなくなり、なんのために働いているのかわからなくなるでしょう。

個人的な見解

話を戻しますが、個人的にプログラマーとして働きたいのなら大企業はオススメしません。

中小企業に入って、良好な関係を築けるシステムエンジニアを見極め、その人の下でせっせとプログラミングに励むのが、プログラマーとしての経験を積みながら適度に楽しく仕事することができる唯一の方法だと思います。

なお、作りたいものがあってそれで収入を得る目算があるのであれば、会社で働かずに誰にも邪魔されない自宅でそれを作っている時がプログラマーとしては一番幸せな時間です。

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