2024.6.26

原神ユーザーが鳴潮をプレイして気づいたこと

先日、オープンワールドアクションRPGとして、鳴潮がリリースされて話題になっていたのは記憶に新しいと思います。

かくいう私も気になって、リリースから1ヶ月間ほどプレイしてみたので、普段プレイしている原神との違いなど、気づいたことを紹介したいと思います。

目次

  • 鳴潮について
  • ストーリーや世界観の違い
  • 戦闘時のアクションは慣れが必要
  • スキルの種類が沢山あって最初は?になる
  • よりスタイリッシュなキャラクター
  • 探索はしやすい
  • 原神の聖遺物は鳴潮では音骸
  • ガチャの仕様と課金要素はほぼ同じ
  • 主人公(消滅)が強い
  • 要求されるPCのスペックは高い
  • その他の気になる点
  • 最後に

鳴潮について

まず、鳴潮(めいちょう)についてですが、リリース日は2024年5月24日。開発・運営元はKURO GAMES。ジャンルは冒頭にも述べた通り、オープンワールドアクションRPGとなります。

基本プレイ無料のアイテム課金型のゲームで、システムの類似性などから、同じジャンルの原神とよく比較されていて、原神プレイヤーであれば、気になっている人も多いと思います。

また、最初のクローズドベータテスト後、ユーザーのフィードバックを受けて、ストーリーや雰囲気を大幅に修正したようで、修正後の2度目のベータテストで評価がかなり上がっていたので、そういった対応をしてくれる開発元にはちょっと期待してしまいますね。

ストーリーや世界観の違い

鳴潮のストーリーについてですが、悲鳴と呼ばれる大災害により、一度文明が崩壊した後の世界で、記憶を失った主人公が目覚めて、失われた記憶を求め、旅に出る、というものになっています。

主人公は最初に男性と女性キャラのどちらかを選択することができます。

この辺りからすでに、原神や崩壊スターレイルといったゲームとの類似性を感じてしまいますね。

原神の方がファンタジー色が強く、鳴潮はどちらかといえばリアルよりで、シリアス強め、といったところでしょうか。

見直しがされたストーリーについては、ベータテストに参加していないので、比較はできませんが、見直された後でこれなら、その前はかなり陰鬱としていたのかな、という印象です。

原神の場合、ガイドであるパイモンという緩衝材がいることで、シリアスな場面でもそうとは感じないのですが、鳴潮にはそういった存在は見当たらないので、シリアス一辺倒にならないように、どうストーリーを組み立てていくのか、というのは、今後、ユーザーを長く引き留めておくという意味でも、結構、重要な事柄だと思います。

戦闘時のアクションは慣れが必要

戦闘時のアクションは原神よりも鳴潮の方が強めで、最初の内は操作に慣れが必要です。

基本的には敵の攻撃をタイミングよく回避するかパリィしないと、あっという間にHPを削れてやられてしまいます。

原神との大きな違いとしては音骸スキルというのがあり、メインで装備した音骸のスキルを使用することができるのですが、最初は使うのを忘れてしまいがち。音骸スキルは強力なので、使うのと使わないのでは、戦闘の難易度がかなり違うので、慣れるまでは意識して使用する必要があります。

スキルの種類が沢山あって最初は?になる

鳴潮には通常攻撃以外にスキルの種類がたくさんあり、初見では「?」になります。

原神と比較すると、大きく分けて以下のような感じ。

  • 共鳴スキル ⇒ 元素スキル
  • 共鳴回路 ⇒ 固有天賦など
  • 共鳴解放 ⇒ 元素爆発
  • 変奏スキル ⇒ 該当なし
  • 終奏スキル ⇒ 該当なし

初見でも共鳴スキル、共鳴回路、共鳴解放は、原神にも該当するものがあるのでなんとなく分かりますが、変奏・終奏スキルについては、原神プレイヤーからしたら、なにこれ、といった感じだと思います。

変奏スキルはキャラを切り替えた際の登場キャラが発動するスキル。一方、終奏スキルは切り替える前のキャラクターのスキルで、切り替えた直後に、この2つが同時に自動で発動します。

効果としては、それぞれのキャラ毎に設定されていて、ダメージを与えるものやバフ効果を付与できるものなど様々で、この変奏・終奏スキルを使用するためには、切り替える前のキャラで協奏エネルギーというのを貯める必要があります。

共鳴エネルギーは共鳴解放を行うためのもので、協奏エネルギーは変奏・終奏スキルを使用するためのもの、と、2種類のエネルギーがあり、これに加えて、キャラ毎に共鳴回路用のエネルギーがあったりと、慣れるまでちょっと時間がかかると思います。

昔を振り返れば、原神でも最初は「元素ってなに?」って感じだったので、なんだか懐かしいですね。

よりスタイリッシュなキャラクター

鳴潮に登場するキャラクターですが、原神よりもスタイリッシュなキャラクターが多い印象。

原神と鳴潮どちらも魅力的なキャラクターが多いですが、一番の大きな違いは、鳴潮の男性キャラクターがめちゃくちゃ格好いい点ではないでしょうか。

逆に女性キャラクターは、身体のバランスに違和感を覚えるキャラが多い気がするのですが、これは、まあ、慣れかもしれません。

探索はしやすい

オープンワールドなので広大なマップが特徴ですが、鳴潮は最初から探索はしやすいです。

その理由は、戦闘中でなければスタミナを消費せずに、ずっと走り続けることができるから。

鳴潮をプレイした後に原神をすると、気づかないうちにスタミナがゼロになって、もどかしい気持ちになることが多いです。

また、垂直方向への壁に対して、スタミナは消費しますが、ダッシュで走りながら駆け上ることができるので、その点も気持ちよく探索できる理由として挙げられます。

このため、原神のキャラクターには探索最強と呼ばれるキャラがいたりするのですが、鳴潮の場合、そういったキャラの必要性が薄いので、出番はないかもしれません。

原神の聖遺物は鳴潮では音骸

原神の聖遺物に該当するものもあり、鳴潮ではこれが音骸になります。

音骸はフィールド上の敵がドロップし、ボス級の音骸の場合、報酬を受け取らなくても音骸だけ入手可能だったりするので、天然樹脂を消費して秘境を周回する必要がある原神よりも集めやすい印象。

ただし、メインステータスはまだしも、サブステータスを含めた厳選は原神よりも苦労しそうな気がしています。

その理由は、音骸のレベル上げには専用のアイテムが必要で、不要になった音骸(レベルを上げていない)でのレベル上げができないからです。これは音骸自体の入手が容易であることが理由だと思いますが、不要になった音骸はデータドッグからデータ融合で、別の音骸を生成するくらいしか使い道がありません。

また、音骸にはコストが設定されていて、レベル60時点で上限が12となっており、設定箇所が5か所あるので、4、3、3、1、1、となるように設定するのがいいようです。コスト毎にドロップするメインステータスが異なるので、この辺はキャラの特徴にあったものを選択します。

ガチャの仕様と課金要素はほぼ同じ

鳴潮のガチャはキャラ、武器ともに80回が天井になります。

キャラの限定ガチャの場合、1回目のピックアップされている星5の排出確率は50%で、2回目で確定となるのは原神のキャラガチャと同じ。

武器ガチャはすり抜けがないので、これは原神と比較すると、かなり親切です。

課金については、月相観測パスとユニバースチャンネルが、それぞれ原神の空月の祝福と天空紀行に当たります。

月相観測パス(月相:300個、星声:2700個)

ユニバースチャンネル

月相の初回購入2倍ボーナスもあり、金額は原神と大体同じに設定されているので、この点は安心ですね。

主人公(消滅)が強い

なにげに原神と一番違っている点は、主人公(消滅)が強い点です。

登場時の主人公は回折属性で、そこまで強くはなく、星4キャラの平均レベルといった感じですが、ストーリーを進めることで消滅属性に切り替えることが可能になり、いざ、この消滅属性の主人公を実際に使ってみると、『もうこれ、アタッカーは主人公でよくない?』と思えるほどです。

原神の主人公で、この強さは感じたことがありませんw

ストーリーをある程度進める必要はありますが、誰もが入手可能なので、無課金・微課金でも十分に楽しめると思います。

要求されるPCのスペックは高い

ここまではゲームの内容についての違いについて紹介しましたが、デバイスについては、原神よりも要求されるスペックは高いです。

4K解像度のモニタでGeForce RTX 3060Tiの場合になりますが、原神の場合、Power Limit(電力制限)を60%に設定した状態で、画質「高」でも60FPSを維持できていましたが、鳴潮の場合、GPUの設定を同じにしたままだと、画質「中」でも50FPSを切るくらいのレベルでした。

Power Limitを解除しても、画質「高」では、通常時は50FPS前後で、共鳴解放時の演出では40FPSを切るといった感じだったので、最高の画質でプレイするにはそれなりのスペックが必要です。

ただ、画質「中」でもグラフィックは十分に綺麗なので、私の場合、GPUのPower Limitを80%に設定した状態で、画質「中」に設定してプレイしています。

ちなみにGPUにPower Limit(電力制限)を設定している理由は、制限を解除するとファン音が煩くてゲームプレイに支障がでるためです。

上記はPCでプレイする場合のスペックになりますが、スマートフォンの場合、スペックの前にそもそも操作が難しいようなので(原神もですが...)、この手のゲームはPCでやった方が満足度は高いと思います。

ちなみに私の場合、課金はGoogle Playでしているので、課金する時だけ、モバイルデバイスからゲームを起動しています。

その他の気になる点

鳴潮をプレイして一番気になったのは、ゲームを終了してから、再度、ゲームを起動すると、毎回、ログインが必要になる点です。

1ヶ月に1回とかならまだ我慢できますが、立ち上げ直す時に毎回なので、さすがに面倒です。

回避策としては、ゲーム内の終了コマンドで終了せず、PCの「Alt + F4」で強制終了すれば、次回はログインされたままの状態になるようなので、最近は、この方法で終了しています。

ちょっと気持ち悪いので、この点は改善してほしいですね。

最後に

そんなわけで、鳴潮を1ヶ月間プレイしてみたわけですが、総評としては、普通に面白かったので、今後も継続してプレイする予定です。

原神よりもアクション強めで、最初に慣れが必要とはいえ、慣れたら爽快感があり、難易度もちょうどよく、魅力的なキャラクターが沢山いるので、しばらくは飽きないと思います。

不安な点があるとすれば、それはストーリーで、難解なワードが多数あったり、シリアス強めだと、ちょっと辛いので、そう感じさせない工夫などがあると、今後も長く、楽しめるのではないかと思います。

また、鳴潮をプレイすることで、数年前にリリースされている原神の完成度の高さを改めて感じることができました。これは鳴潮が悪いのではなく、原神がすごいのであって、どちらのゲームもそれぞれに魅力があるので、原神というゲームを再認識する意味でも鳴潮をプレイする価値はありそうです。

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