実家の子供部屋でフルリモートワークを1ヶ月間やってみた感想
かれこれ1年以上、フルリモートという形態で仕事をしているわけですが、一度、試してみたいと思っていたのが、実家の子供部屋を仕事場にした働き方です。
子供部屋おじさんという状態に自ら進んでなることに、若干の抵抗感はあるものの、実地検証という言い訳でなんとかその思いに蓋をして、先日、実際に1ヶ月間ほど、実家でリモートワークをしてみたので、それについて報告したいと思います。
目次
- 作業環境のセッティング
- 1日のルーティーン
- 遅くなる時は事前に知らせることが大事
- 実家でリモートワークをする際のメリット、デメリット
- 朝晩の散歩について
- 結論
作業環境のセッティング
まず、やったのが、デスクやオフィスチェアなど仕事に必要な物品の購入と設置。さらに仕事柄、安定したインターネット回線が必要なので、光回線を契約して、実家に通したりしました。
あとは、ドアの隙間を埋めて、作業に集中しやすい環境作りなど。
防音のために購入したすきま風ストッパーですが、音の遮断という観点では、ないよりはあった方がマシかな?というレベルです。
あと、ドアノブに掛けるタイプのサインプレートも購入。
こちらはあってもなくてもといった感じでしたが、仕事をしている気分を出したかったので買いました。
作業環境のセッティングにかかった費用はおおよそ3~4万。
インターネット回線(光回線)は月々の支払があるので、年単位にしたら結構な額になりますが、元々、実家には固定回線がなく、使っていた楽天モバイルの無料プランがなくなるという話だったので、タイミングとしてはちょうどよく、一応、リモートワークが問題なくできるようなら、頻繁に帰るつもりなので、先行投資という思いではいます。
1日のルーティーン
両親は朝昼晩と1日3食をきっちり摂るタイプ。今回は居候する身なので、それに合わせてみることにしました。
平日のルーティーンは以下の通り。
- 6:30 起床
- 7:30 朝食
- 8:00 朝の散歩
- 9:30 仕事(午前)
- 12:00 昼食
- 13:00 仕事(午後)
- 19:30 夕食
- 20:00 夜の散歩
- 24:00 就寝
食事はすべて両親が用意してくれるので、今回はすべてお願いする形にして、たまに食べたいものがあったり、聞かれたらリクエストする程度。
社会人になってから仕事中の食事はすべて自分で用意していたので、食事の時間に仕事部屋から出てリビングに行くと、すでに料理が用意されているという、なかなか新鮮な気分を味わえました。
子どもの頃は気にしたことがありませんでしたが、大人になってからこれを味わうと、食事を用意してくれることはめちゃくちゃ有難いですが、慣れた頃にはダメな大人になってそうな、そんな気になります。
遅くなる時は事前に知らせることが大事
実家でリモートワークをしていて大事だと思ったのは、仕事が長引いて遅くなる時はちゃんと事前に連絡するということです。
上手くいかない時、作業に集中して、あっという間に時間が過ぎて、気づいた頃には、すでにいつもの食事の時間を過ぎている...ということがあり、遅れてリビングに行くと、『いつまでも経っても来ないから心配になって呼びに行こうとしてた。』と言われました。
声くらいかけてもいいとは伝えていましたが、仕事をしていると言ってあるので、なかなか、ドアを開けづらいのかもしれないですね。慣れたら、普通に会議中でも声かけてきそうな気はしますが...。
そんな感じだったので、同じ屋根の下にいるとはいえ...、いや、むしろ、いるからこそ、仕事で遅くなる場合は事前に連絡が必要です。
実家でリモートワークをする際のメリット、デメリット
メリットは上で述べたように、食事を自分で用意しなくていいので、休み時間に余裕ができること。また、一人暮らしの場合、リモートワークでは喋る機会が少なくなりますが、実家の場合は、休み時間に両親と会話できるので、寂しさといった感情を抱かないことが挙げられます。
逆にデメリットは、仕事が順調な時はいいですが、躓いたりハマったりして上手くいっていない時は、遅くなった理由などを説明するのが手間で、煩わしく感じてしまう、といったことがありました。
仕事を引きづって考え事をしたりしていると、両親との会話で生返事を返してしまう、といったことがあったので、仕事とプライベートのスイッチを瞬時に切り替える必要があります。
また、親は親で働いていたりすると、時間帯によっては、一緒の家にいるのに、その日は一回しか会っていない、みたいなことがあったので、そういうのが連日続くのはあまり良くないな、と感じました。
朝晩の散歩について
デスクワーカーにとって1日1時間前後の散歩は身体を健康的に維持するためにしなくてはならない行為だと思いますが、今回、実家周辺(地方の住宅街)を散策して思ったのは、朝はいいですが、夜は街灯が少なく、通行人も滅多に見かけないので、日が沈んでからの散歩がまったく楽しくなかったというのが、意外な発見としてありました。
海が近いので、ちょっと足を伸ばせば、海岸に行くことはできます。
ただ、30分程度の散歩で行こうとするほど近いわけではなく、夜は遠くに夜景は見ることができるかもしれませんが、道中が真っ暗で静まり返っているので、そこまで行く気になれません。
歩いて行ける近くのスーパーも夜8時には閉まってしまうので、時間が合わずになかなか散歩コースとして確立できなかったので、夜の散歩という点では、課題が残ったままとなっています。
仕事によっては問題ないと思いますが、現在携わっているプロジェクトは開始時間が遅く、それに合わせて終わりも遅くなっていて、さらにはその日の最後に行われている夕会が1時間以上かかることがザラにあるという、特殊な事情もあったので、夜の散歩を充実させることはなかなか難しかったです。
結論
とりあえず実家で1ヶ月間リモートワークしてみた結論としては、たまにならいいが、ずっとはちょっと厳しい、というのが正直な感想です。
可能なら、子供部屋でずっと仕事してもいいかも、と思っていましたが、そこまでやるのは時期尚早で、あくまで作業場所が一つ増えた、というレベルに捉えていた方が、今後も上手くいきそうな気がします。
あと、余談ですが、両親に合わせて食事を朝昼晩と1日3食きちんと食べたら、1ヶ月間で2キロ近く太りました。
...そりゃ、そうですよね。
最近、体重を落とすのがなかなか大変になってきたので、次に実家でリモートワークする際は、普段通り、朝晩を軽めにしたいと思います。
横で力仕事を終えた父親がご飯をお替りする姿を見ていると、そういった仕事がちょっと羨ましく思えてきます。
デスクワークの辛いところですねw