2021.9.12
2021.10.3

Xiaomiのコスパ最高スマートフォン「Mi 11 Lite 5G」を数ヶ月間使ってみて分かった買ってはいけない理由

Xiaomiの「Mi 11 Lite 5G」を購入してから数ヶ月が経ちました。

購入当初は価格の割に高スペックで処理能力が高く、総じて高評価でしたが、使い込んでいく内に微妙な点がいくつかあったので、今回はマイナス評価の点を重点的に紹介したいと思います。

目次

  • 端末の再起動後に登録したアラームが鳴らない
  • バッテリー残量の表示が小さくて見にくい
  • たまにバッテリーが充電されない時がある
  • Lineのアイコンに表示される通知件数に2倍の件数が表示される
  • 文字入力の数字テンキー入力が邪魔(追記あり)
  • ボリュームボタンを間違って押すことが多い
  • ゲームパフォーマンスが悪い
  • メリットについて
  • 最後に

端末の再起動後に登録したアラームが鳴らない

最近、目覚ましのアラームはスマートフォンで設定している人が多いと思いますが、Mi 11 Lite 5Gの端末を再起動すると、そのままではアラームが鳴らなくなります。

アラームを鳴るようにするには、アプリを開いてどれか一つでいいので、アラームを再設定(OFF ⇒ ON)しなければいけません。

アプリの問題かもしれませんが、使用しているアプリはGoogle製の「時計」アプリで、広く利用されているもので、他のアプリでも同様な現象が発生するので、おそらくはMIUIの問題だと思います。

バッテリー残量の表示が小さくて見にくい

右上のバッテリー残量にパーセント表示をすることができますが、その文字が小さすぎて、見ずらいです。

Pixel 3aと比較すると以下の通り。(左:Mi 11 Lite 5G、右:Pixel 3a)

明らかに文字のサイズが違っています。

とくに外出中にバッテリーの残量を確認する際は、よく目を凝らして、スマートフォンをかなり近づけないと、残量の表示が判別しづらいです。

たまにバッテリーが充電されない時がある

再現方法が分からず、端末の品質による問題なのか不明ですが、所持しているMi 11 Lite 5Gでたまにバッテリーが充電されない時があります。

症状としては充電ケーブルを差し込むと、充電時の画面が表示されるのですが、いつまで経っても、バッテリー残量が増えない、といった感じになります。

頻度はそう高くなく1ヶ月に1度あるかないかくらいですが、今までの端末ではこのような現象は発生していなかったので不安になりますし、長時間、外出する際に、充電されてなかったりすると結構困ります。

端末を再起動すれば直りますが、このレベルの不具合があると、端末に対しての信頼度が下がるのは仕方がありません。

Lineのアイコンに表示される通知件数に2倍の件数が表示される

絶対というわけではありませんが、たまにLineのアイコンに表示される通知件数に2倍の件数が表示されることがあります。

通知件数が普段よりも多く、何事か?と思うことが度々あって、Lineを開いてみると、とくに変わらず、いつも通りであることが多いです。

この症状は出るときと出ない時がありますが、体感的にはLineを確認しようとした時の2~3割くらいの確率で発生しているので、ちょっと無視できないレベルとなっています。

文字入力の数字テンキー入力が邪魔(追記あり)

長期間、GoogleのPixel 3aを使用していたことが理由とは思いますが、文字入力する際の切り替えに数字のテンキーは個人的にはない方が操作しやすいです。

数字はアルファベット入力の下方向で慣れていて、切り替えが余分に一つ多いと、入力ミスにつながりやすく、意識してミスを減らすようにしていても、入力モードを切り替えるのが面倒です。

購入当初はしばらく使えば慣れるものと思っていましたが、数ヶ月経った今でも慣れません。

[2021年10月3日 追記]

すいません。こちらは設定から変更可能でした。

設定 > 追加設定 > 言語と入力 > キーボードを管理 > Gboard > 言語 > 日本語 > ソフトウェアキーボードの設定 から、三状態キーボードの使用をOFFにすると、数字専用キーボードが選択できなくなります。

ボリュームボタンを間違って押すことが多い

Mi 11 Lite 5Gはこれまで使ってきたスマートフォンの中で比較的にボリュームボタンが柔らかく、かつ 出っ張り部分が大きいので、バッグからスマートフォンを取り出したりする時に、間違って押して、音量が最大になってしまうことが結構よくあります。

手帳型のケースを使っていれば、関係ないと思いますが、付属のTPUケースを利用していると、間違って押しやすく、周囲に人がいなければいいですが、いた場合、ちょっと恥ずかしい思いをします。

ボリュームの一つ一つのレベル差が大きいのも、この問題が発生する原因の一つだと思います。以前に使っていたPixel 3aでは逆にレベルが細かすぎて、音量調整する際にはボタンの長押しが必須でしたが、どちらがいいかは使う人次第で、個人的には細かく設定できる方が使い勝手が良かったように感じます。

ゲームパフォーマンスが悪い

最後のマイナス点は、Mi 11 Lite 5Gの問題点として良く指摘されているゲームパフォーマンスについてです。

Mi 11 Lite 5Gはどういうわけか、スペックは高いのに、ゲームプレイ時にカクつくことが多く、プレイするゲームによっては、まともに遊ぶことができません。

原神をプレイしてみると、スペックでかなり劣るPixel 3aの方が気持ちよくプレイすることができます。

これは最新バージョンのMIUI 12.5.4でも改善されていないので、かなり根深い問題のようで、基本的には安定して高FPS(フレームレート)が要求されるゲームをプレイする場合、Mi 11 Lite 5Gは避けた方が無難です。

ウマ娘であっても、育成中、たまにフリーズレベルでもたつくがあり、テンポよく育成を進めている際に、この症状が発生すると、結構イラっとする時があります。

Snapdragon 780Gの問題で安定してパフォーマンスを発揮できない欠陥を抱えている、という話もあり、780Gを搭載したスマートフォンが他になくて比較できないので、なんとも言えませんが、778G搭載のMi 11 Lite NEが日本でも発売されて、そちらの端末で今回のような症状が発生しなければ、780Gの問題、ということになりそうです。

メリットについて

と、ここまでマイナス点のみを述べさせて頂きましたが、以前の記事でも述べたように、いい点はいい点として、もちろんあります。

私が感じているMi 11 Lite 5Gのメリットをまとめると以下の通り。

  • 軽くて薄い
  • FeLiCaの反応がいい
  • シトラスイエローがカッコいい
  • コスパ最高

今回、挙げたマイナス点を許容できるのであれば、コスパ最高のスマートフォンであることには間違いありません。

ただ、最近はスマートフォンでゲームをプレイすることが多いので、ゲームパフォーマンスに問題を抱えているこの端末は、よく考えてから購入した方がいいです。

コスパが良いからといって飛びつくべきではないスマートフォンであることは、実際に買ってしまった身としての教訓です。

最後に

正直な話、Pixel 5aがあと1万安ければ、そちらに買い替えて、Mi 11 Lite 5Gはサブ端末として利用したい、と現状ではどうしても思ってしまいます。

今回、挙げたマイナス点は時間経過で改善されるかも、と思っていましたが、数ヶ月経っても改善されていないので、今後も過度な期待はしない方がいいかもしれません。

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