2021.7.18

Xiaomi「Mi 11 Lite 5G」の詳細レビュー(サイズ、ベンチマーク、FeliCa、5G通信、ゲーム性能など)

ハイエンド機に迫る性能を叩き出すCPU(Snapdragon 780G)を搭載したスマートフォンが4万円台で購入できるとしたら、皆さんならどうするでしょうか。

購入はしなくても気になるのは当然のことだと思いますが、私の場合、ちょうどスマートフォンの機種変更をそろそろしようと思っていたので、ついつい、Xiaomiの「Mi 11 Lite 5G」をAmazonでポチって購入してしまいました。

目次

  • Xiaomi Mi 11 Lite 5G
  • ベンチマークスコア
  • サイズ
  • Felica搭載
  • 5G通信
  • カメラ性能
  • ゲーム性能
  • まとめ

Xiaomi Mi 11 Lite 5G

というわけで購入したXiaomiのMi 11 Lite 5Gはこちら。

カラーは1週間遅れの発売であるシトラスイエロー。

最近はブラック以外のスマートフォンを購入する傾向があり、色付きは色付きで濃淡の具合によっては微妙だったりしますが、こちらのシトラスイエローは濃すぎず薄すぎず、安っぽさもないないので、なかなかいい感じで、かなり気に入っています。

スペックは以下の通り。

モデル名 Mi 11 Lite 5G
メーカー シャオミ(Xiaomi)
CPU Snapdragon 780G
メモリ 6 GB
ストレージ 128 GB
ディスプレイ 6.55インチ AMOLEDドットディスプレイ(2400 × 1080)
サイズ 高さ160.53mm × 幅75.73mm × 厚さ6.81mm
重量 159 g
バッテリー 4,250 mAh(USB Type-C)
OS MIUI 12(Android 11)
その他 Felica搭載、5G対応、SDカード使用可能、指紋認証あり

スペックでの見どころはやはり、CPUの「Snapdragon 780G」で、これが超優秀です。また、メモリとストレージは、それぞれ6GBと128GBあり、ミドルレンジ機としたら十分な性能で、ストレージが不足している場合はSDカードで補うことも可能です。

個人的にスマートフォンに指紋認証は必須と思っていて、こちらのスマートフォンは電源ボタンにセンサーが搭載されています。

以下、ベンチマークのスコアや各機能の使い勝手などを紹介します。

ベンチマークスコア

ベンチマークは、GeekbenchとAntutuの2つを計測。

◆Geekbench 5.4.1

◆Antutu 9.0.12-OB

AntutuはV9になってだいぶ変わったみたいですが、前スマホのPixel 3aが15万ちょっとくらいだったので、約3倍の性能差です。

Snapdragon 780Gのコスパの良さがスコアに現れています。

サイズ

縦横のサイズは160.53mm × 75.73mmで、スマートフォンとしては大き目の部類になります。

Pixel 3aとタブレットのM7と比較してみると以下の通り。

※左からPixel 3a、Mi 11 Lite 5G、M7

厚さは6.81mmでPixel 3aよりも薄いです。

このサイズのスマホであっても重量は軽く(159 g)、Pixel 3aと10gちょっとしか違いません。

実際に使用してみた感覚では、重量が軽いのでごろ寝で仰向け操作するのはそこまで苦ではありませんが、サイズがサイズなだけに、入力やタッチ操作は片手では届かないことが多く、両手での操作が必要になることが多いです。

手帳型のケースを使用している場合、両手操作が普通だと思うので、こちらのスマートフォンでもいいと思いますが、片手操作が必須の場合は、他のもう少し小さいサイズのスマートフォンを選択した方が良さそうです。

ちなみに、サイズ的にポケットに入るかどうか不安でしたが、厚さがそこまでないので、問題なく収納可能で、むしろ前よりも違和感がなくなった気がします。

Felica搭載

もうこれなしのスマートフォンは購入の候補にすら上がらないのが、FeliCa(おサイフケータイ)です。

Mi 11 Lite 5GのFeliCaの位置はカメラの右横。

FeliCaの反応は良く、Pixel 3aの場合、自宅のスマートロックでなぜか、チップを認識するのに5秒くらいかかっていましたが、Mi 11 Lite 5Gに切り替えたところ、すぐに認識するようになって(1秒以内)、玄関でロックが解除されるのをただ待っている時間がなくなりました。

相性の問題なのかもしれませんが、なにげにMi 11 Lite 5Gに機種変更して、一番良かったことだったりします。

5G通信

5G通信にも対応しているので、テストしてみました。

契約しているサービスの5Gがオプション扱いだったり、キャリアのエリアマップの精度が悪すぎたりと、色々あって、ちゃんと計測できるのに3日を要しましたが、ようやくまともに通信速度をチェックできた結果は以下の通り。

アップロードの速度はそこまで出ていませんが、ダウンロードはさすがに速いです。

ただし、5Gのエリアはまだまだといった感じで、キャリアが公開しているエリアマップを信用してはいけないことが、今回のことで分かりました。

カメラ性能

Mi 11 Lite 5Gのカメラで実際に何枚か写真を撮ってみました。

風景や料理の写真はまずまずといった感じ。夜間の撮影に関しては、以前のスマートフォン(Pixel 3a)の方が優秀です。

カメラの性能については、まだ使い慣れていない点もあるので、また別の機会に詳しく比較したいと思います。

ゲーム性能

続いてゲーム性能についてですが、Mi 11 Lite 5GはOSに問題があるようで、現状(2021年7月)、ゲームによっては快適な操作ができません。

私の場合、原神で確認しましたが、10秒以上、操作を受け付けない状態になることが頻繁にありました。

OSのアップデート(MIUI 12.5.2)で、上記の問題は発生しなくなりましたが、それでも度々カクつくことがあり、試しにPixel 3aで原神の動作を比較してみると、同じ画質の設定であっても、まだスペックの劣るPixel 3aの方がカクつくことが少ないように感じました。

プレイするゲームにも寄りますが、高FPSが必要なゲームの場合、こちらのスマートフォンはもう少し、様子を見た方がいいと思います。

ウマ娘であっても、OSのアップデート前はシーンの切り替えにもたつくことがありましたが、OSアップデート後であれば、問題なくプレイ可能です。

また、DQウォークについては、確実にMi 11 Lite 5Gの方がプレイしやすくなりました。

DQウォークで一番不満に思っていたのが、パーティの切り替えに時間がかかることでしたが、Pixel 3aで9秒かかっていた処理が、Mi 11 Lite 5Gでは5秒まで短縮されたので、かなり快適です。

まとめ

Mi 11 Lite 5Gの良いところをまとめると以下の通り。(比較の端末はPixel 3a)

  • 画面が広くて見やすい
  • サイズの割に重量が軽い
  • シトラスイエローが格好いい
  • ハイエンド機に迫るスペックの割に端末の価格が安い
  • 電源ボタンの指紋認証は慣れが必要だが指紋認証はやっぱり便利
  • FeliCaの反応がよくなって自宅のスマートロックを開錠しやすくなった
  • DQウォークのパーティ切り替え時間が半分くらいに短縮された
  • コスパ最高

逆に、片手操作に向いてなかったり、カメラの夜間撮影が苦手?だったり、思っていたよりもゲームで力を発揮できていなかったり、と微妙な点もチラホラ。

また、Pixel 3aからの変更なので、UIが変わったことによるストレスが多少あります。

時が経てば改善される点もあると思うので、購入を迷っている人は、使い方次第では様子を見た方がいいですが、個人的には買い替えたことによるメリットが多いので良かったと思っています。

現状、万人にオススメできるスマートフォンではありませんが、OSの完成度次第ではさらに使い勝手がよくなる可能性を秘めているので、今後、OSのアップデートは要チェックです。

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