2021.9.11

Bearoamの格安スマートウォッチ「F15」レビュー 実際に使ってみて分かった良いところと微妙なところ

以前、Huaweiのスマートバンドを持っていましたが、いつの間にか使わなくなって、普段のランニングでは腕に何も付けずに走っていたのですが、そのせいで目標を見失ってしまったのか、最近は走らずに、自宅でごろごろして、完全になまけてしまっていました。

そうなると当然、体重は増えていくばかりなわけで、このままではいけないと思い、新たなアイテムを購入することを決意。

目次

  • 購入したスマートウォッチ
  • ディスプレイの表示
  • 通知の表示
  • ランニングでの使用
  • バッテリーの持ち
  • 最後に

購入したスマートウォッチ

購入したのはスマートバンドではなく、ちょっとオシャレな外観のスマートウォッチ。

内容物はスマートウォッチ本体、バンド(ゴムバンドと革バンドが一つずつ)、充電器、取扱説明書。

メーカーはBearoamと中華製らしく聞いたことのないメーカーで、スマートウォッチのモデルは「F15」となっています。

HuaweiやXiaomiまたは他のメーカーからもっと質が良くカッコいいスマートウォッチが発売されていますが、お値段もそれなりで、さすがに週1、2回のランニングのためにそこまでのものは求めていなかったので、今回は、こちらのスマートウォッチを購入。

見て分かる通り、安い割には外観の見た目はいいです。

ディスプレイの表示

さっそく電源を入れて、ディスプレイを表示。

こちらの見た目もいいですね。

日付や時刻がズレていますが、スマートフォンとBluetoothで接続して同期すれば自動で調整されます。

操作はパネルを上下左右にスワイプして、使いたい機能でタップや長押しする、といった使い方で、左右にスワイプすると、歩数や心拍数、運動モードの選択やストップウォッチといった機能を選択することができます。

ダイヤル(ホーム)画面から上にスワイプすると、設定や明るさを調整する画面が表示され、逆に下にスワイプすると通知の履歴が一覧で表示されます。

一通り触ってみた感触としては、操作に慣れは必要ですが、処理が遅いといったこともなく、普通に使えるレベルです。

スマートウォッチとスマートフォンの同期にはGloryFitというアプリが必要で、このアプリを通して、スマートウォッチの設定を行います。

例えば、初期のダイヤル(ホーム)画面を変えたければ、いくつか用意されている画面をスマートフォンからGloryFitアプリを使って、切り替えることが可能。

ファームウェアの更新といったこともGloryFitアプリから操作可能です。

通知の表示

スマートフォンと連動した通知の表示にも対応していて、通知がくると、以下のように表示されます。

上記はメールを受信した際の通知ですが、件名のみ表示されています。

通知の表示は便利ですが、スマートウォッチに通知させるためにはGroryFitアプリに通知にアクセスできる権限を付与しないといけません。

また、スマートフォンとスマートウォッチを常に接続した状態にしておき、GroryFitアプリを終了させずにバックグラウンドで常時稼働させておく必要があります。

通知の表示は仕事中にスマートフォンを確認せずに済むのでかなり便利ですが、今回はランニングでの使用しか想定していないので、個人的には使いません。ただ、ダイヤル(ホーム)画面から下へのスワイプで通知の履歴が一覧で表示されるので、それはいいな、と思いました。

以前に所持していたスマートバンドにはなかった機能です。

ランニングでの使用

実際にランニングで何度か使用してみました。

室外ランニングモードにすると、スマートウォッチには時間、走行距離、歩数、心拍数、消費カロリーといった情報が画面に表示されます。

GPSは非搭載でスマートフォンと連動させずに走ったので、走行距離はあくまで目安の値となりますが、歩数はスマートフォンで計測したものと大差はなく、心拍数は走るスピードに合わせて変動していたので、ある程度、精確に計測できていると思います。

画面はさすがに日が出ていると見え難いですが、明るさの調整で輝度を最大まで上げれば、多少は見えやすくなると思います。この手のアイテムは屋外で使用する場合、どれも似たような感じなので、特別、このスマートウォッチが見え難い、といったことはありません。

ランニング後、スマートフォンと同期することで、ランニング中の心拍数や歩数といったログを後から確認することも可能です。

ゴムバンドを使用しましたが、つけ心地は良く、防水性能もあるので、ランニング後のシャワーは腕に付けたまま浴びることができます。

バッテリーの持ち

バッテリーの持ちは意外といいです。

満充電にした後、2週間経過で、その間に2時間ちょっとのランニングを2度行った程度では、バッテリーの残量は65パーセントくらいで半分も減っていませんでした。

もちろん用途によってはバッテリーの減り具合も違ってくると思うので、常時身に着けている場合は、もっと減りが早いと思います。

最後に

意外と使えることが分かったスマートウォッチでしたが、価格が価格なので、もちろん、微妙な点もあります。

例えば、カメラリモートの機能が搭載されていますが、撮影のタイミングがスマートウォッチの傾きで検知(ディスプレイの点灯方法と同じ)となっているので使いずらかったり、充電器が特殊なので、壊れたら本体ごと買い替える必要があったり、など。

とくに充電器はケーブルと一体型になっていて、ケーブルだけ交換といったことができず、それなのに、ケーブルの長さが30cmちょっとしかないので、さすがに短く、充電場所を選びます。

せめて充電器本体とケーブルが別々で、ケーブルはこちらで用意したものを使えるようにしてもらえると、もっと使い勝手が良くなっていたと思います。

安いので仕方ありませんが...。

と、最後に微妙な点をお伝えしましたが、総評としては、普通に使えるスマートウォッチ、という感じで、とくに拘りがなければ、これでいいんじゃない、と思える製品でした。

Amazonのレビューを見る限り、初期不良が多い製品でもあるようなので、そこさえ気を付ければ、いいスマートウォッチだと思います。

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