LetsViewでスマホの画面をキャプチャ(録画)する際の設定について
最近、スマホ画面をキャプチャ(録画)する際、無料で利用できる無線ミラーリングアプリの「LetsView」を使っています。
本格的に使い始めて間もなく、キャプチャの設定についてもよく分かっていなかったので、軽く調査したものについて、今回は紹介したいと思います。
目次
- キャプチャ環境
- キャプチャの画質に影響する設定
- ミラーリング時の通信量について
- Androidで内部音声を録音する方法
- 最後に
キャプチャ環境
キャプチャの画質に影響する設定
スマホがAndroidの場合、キャプチャ自体はあくまでミラーリングされたものを単純に録画するだけなので、ミラーリングの画質がそのままキャプチャ時の画質となります。
ミラーリングの画質の設定はスマホ側で設定可能。
◆ミラーリング解像度
ミラーリング解像度は480P、544P、720P、1080P、1440Pで設定が可能。
スマホやタブレットの場合、基本的に縦長の画面になるので、この解像度の設定でどう変わるのか気になりましたが、Pixel 3a(ディスプレイ解像度:1080 × 2220)で試してみたところ、1080P ならディスプレイの解像度のままキャプチャでき、それ以下の解像度で設定すると、横幅がそれに合わせて縮小し、縦幅はアスペクト比に沿って同じように縮小していました。
なお、上記の設定で 1440P があったので試しに設定してみましたが、キャスト元のディスプレイ解像度よりも大きい場合は、解像度の最大が優先されるようで、キャプチャ後の動画は 1080P でキャプチャした時と同じ解像度になっていました。あくまでキャプチャ時の最大の解像度を設定する項目になっているようです。
◆ミラーリング画質
ミラーリング画質については設定方法が特殊なので意外と見逃しがちですが、項目名の通り、ミラーリング時の画質に一番影響する設定となっています。
設定項目は低画質、一般、高画質、フルHDとあり、順に画質が良くなります。デフォルトでは一般が設定されているので、画質を上げたい場合、高画質やフルHDに変更する必要があります。
◆ミラーリングモード
最後にミラーリングモードについてですが、パフォーマンス重視、画質重視、両方重視、とあり、実際に選択してキャプチャしてみましたが、目で見て分かるような違いはありませんでした。
ミラーリング時の優先順位を決めるものだと思いますが、キャプチャ中に他の作業をすることはあまりないので、画質重視でいいように思います。また、両方重視についてはPixel 3aは対応していのか選択することができませんでした。
ミラーリング時の通信量について
キャプチャ中、同じWi-Fiの回線でミラーリングをしていると、明らかに画面が安定しないことがありました。
理由が気になったので、ミラーリング中の通信量をPC側で確認してみると、以下の通り。
設定は解像度「1080P」、画質「フルHD」、モード「画質重視」です。
ミラーリング中は平均で10 Mbps程度の通信が行われています。
このレベルでは問題ないのですが、受信で10 Mbpsということは、送信でも同じ通信量が発生しているということで、合計20 Mbps程度の通信量になります。
それでも速度的には問題ないといえばないのですが、安定してミラーリングを行いたい場合、スマホやPCはもちろんこと、ルーターについてもいいものにした方が良さそうです。
私の場合、Wi-Fi回線ではなく、キャスト先のPCを有線LANで接続するようにしたら、安定してミラーリングできるようになりました。
Androidで内部音声を録音する方法
以前の記事でも述べましたが、LetsViewでAndroid端末の画面をキャプチャする場合、そのままでは内部音声の録音ができません。
録音するためには、PC側にLINE INの端子(青色)が必要です。(Androidの音声がパソコンに出力できない問題の解決策【AUXケーブルを使う】 - LetsView)
iOS端末の場合は問題なく録音可能。
最後に
LetsViewで画面をキャプチャするにはWi-Fiの環境やPCが必要になりますが、環境さえ用意してしまえば、スマホ単体でキャプチャするよりも使い勝手がいいので、現状は、この形に落ち着いています。
ちなみにPC側の画面をスマホ側にキャストすることもできますが、スマホ側にはキャスト時のスナップショットの画像が表示されて、スマホ側の操作でPC側にペイントブラシでなにか描くということしかできなかったので、こちらの機能については正直、使わないかな、という印象です。