翻訳ツール「DeepL翻訳」と「Google翻訳」の比較
英語から日本語、日本語から英語に翻訳してほしい時、これまではなにも考えずに「Google翻訳」を使っていましたが、それとは別に「DeepL翻訳」というツールがあることを知ったので、どちらが自分にとって使いやすいのか比較してみました。
目次
- 翻訳ツールが必要なシーン
- 翻訳の比較(英語 > 日本語)
- 翻訳の比較(日本語 > 英語)
- 比較してみた結果
翻訳ツールが必要なシーン
私が翻訳ツールを使うのは、Web開発の動作確認でエラーが出た際の調査で、出力された英語のメッセージの内容を確認する時が一番多いです。
また、Webサイトを作成する際に表示する項目名やタイトルなどで英語を利用したい時に、逆に日本語から英語への翻訳を使います。
このため、以下に示す2つのツールの比較は、上記のシーンを想定したものとなります。
翻訳の比較(英語 > 日本語)
英語から日本語への変換は、Let's Encryptの有効期限切れ通知メールの内容を一部抜粋して比較してみます。
翻訳前の英語の文章は以下の通り。
Your certificate (or certificates) for the names listed below will expire in 19 days (on 03 Apr 18 02:00 +0000). Please make sure to renew your certificate before then, or visitors to your website will encounter errors.
We recommend renewing certificates automatically when they have a third of their total lifetime left. For Let's Encrypt's current 90-day certificates, that means renewing 30 days before expiration. See https://letsencrypt.org/docs/integration-guide/ for details.
日時やURL、それに「Let's Encrypt」という変換してほしくないワードがあったりと、比較するにはちょうどいい文章かと思います。
まずは、いつも通りのGoogle翻訳。
下記の名前の証明書は、19日で期限切れになります(03年4月18日02:00 +0000)。 それまでに証明書を更新してください。更新しないと、Webサイトの訪問者にエラーが発生します。
証明書の全有効期間の3分の1が残ったときに、証明書を自動的に更新することをお勧めします。 Let's Encryptの現在の90日間の証明書の場合、有効期限の30日前に更新することを意味します。 詳細については、https://letsencrypt.org/docs/integration-guide/を参照してください。
続いて、DeepL翻訳。
下記の名前の証明書(または証明書)の有効期限は19日(03 Apr 18 02:00 +0000)です。それまでに証明書を更新しないと、あなたのウェブサイトへの訪問者にエラーが発生します。
証明書の有効期限が残り3分の1になったら、自動的に更新することをお勧めします。Let's Encrypt の現在の 90 日間の証明書では、有効期限の 30 日前に更新することを意味します。詳細は https://letsencrypt.org/docs/integration-guide/ を参照してください。
2つの翻訳結果を比較すると、日付に関してはGoogle翻訳の方が年月日表示になっていて一見良さそうに見えますが、実は翻訳前の「03 Apr 18」は「2018年4月3日」が正しい日付となります。DeepLの方は翻訳前と後で同じで、間違って変換されるくらいなら、そのままの方がいいと思います。
全体的な文章でも、DeepLの方はすらすら読めますが、Google翻訳の方は所々でつっかえてしまうので、個人的には英語から日本語への変換はDeepLの方が優秀だと思います。
翻訳の比較(日本語 > 英語)
比較してみた結果
私の利用シーンに限定した話にはなりますが、文章の翻訳はDeepL翻訳、単語単位での翻訳はGoogle翻訳の方が優秀に感じました。
なので、どちらか一方を使えばいいというのではなく、状況に合わせて使うといいかな、と思います。