2019.6.3
2019.8.18

キャンプツーリングでバイクが倒れた際の復帰方法

帰省時のキャンプツーリングはすでに終えて現在は神奈川に戻っているのですが、そのキャンプツーリングでついにやらかしてしまいました。

十分に気を付けてはいたのですが、基本的に自立しないバイクはやはり倒れる運命にあるようです。

目次

  • バイクが倒れた時の状況
  • 停めゴケからの復帰
  • バイクの状態
  • 最後に

バイクが倒れた時の状況

それは天気の良い昼下がりの午後、どんなキャンプ場なのか楽しみにウキウキしながらやってきて、バイクを駐車場に停めた時に起こりました。

場所はボイボイキャンプ場の駐車場で、下はコンクリートではなく砂利を含んだ砂地。なだらかな斜面にもなっていたため、サイドスタンドを立ててから本当に大丈夫か軽く左右に力を入れてチェックした後、大丈夫そうだったので、バイクから少し離れてヘルメットを脱ごうとした時です。

ガシャンっ!!

目を疑うとはこのこと。

そこに横たわるのは我が相棒のFAZER25...

とりあえず脱ぎかけだったヘルメットは完全に脱いだ私は、しばらく呆然と立ち尽くすしかありませんでした。

なぜなら、キャンプ道具をこれでもかと積載したバイクは、どう考えても重く、その状態から立ち上がらせることなど不可能だったからです。

倒れる瞬間は『ヤバっ』と思いましたが、その後はもう”諦め”という言葉がしっくりくるような状態で、『これ、どないしよー』という感情しか浮かんできませんでした。

妥協はよくしますが、諦めるということはなかなかしないのに、この時ばかりは完全に諦めていました。

ただ、バイクが倒れた原因はなんとなく分かっていました。倒れる寸前に結構強めの風が吹いていて、砂地や傾斜を考慮してバイクを停めましたが、風までは考慮しておらず、倒れるちょっと手前くらいの状態で停車してしまったがゆえに、風による最後の一押しで、バイクが倒れてしまったのだと思います。

思い返せば、四国ツーリングの際に乗船待ちのスーパーカブが倒れたのも風の影響だったので、バイクにとって風はやっかいな存在なんですね。今回のことで思いを新たにしました。

皆さんもキャンプ道具を積んだバイクを停める際は、風の影響も考慮して停めるように注意しましょう。

停めゴケからの復帰

さて、倒れてしまったのはもう仕方がないので諦めますが、問題は復帰する方法です。キャンプ道具を積んだままでは立ち上がらせることなど到底できません。

なので、まずは倒れた状態のまま、シートバッグやサイドバッグを取り外すことにします。

ここで困ったのは、倒れた状態のバイクからバッグを取り外すのは結構面倒、ということです。

シートバッグやサイドバッグはワンタッチで着脱可能なベルト式でしたが、そのベルトが倒れたバイクの下敷きになっていたりするので、いつものように簡単にはいきませんでした。

なんとかシートバッグを取り外したものの、問題は下敷きになっているサイドバッグ。どうしようか迷っていると、そんな私を見かねたのか、キャンプ場のスタッフ(オーナー?)の方が声をかけてくれて、バイクを起こすのを手伝ってくれました。

一人ではビクともしなかったバイクですが、手伝ってもらうと簡単に起き上がります。

こういう時の手助けって本当に有難いですね。私も同じような状況に出くわしたら声をかけて手伝いたいと思います。

手伝ってもらって無事に起き上がったバイクはこんな感じ。

後で倒れたバイクの写真も撮っておけば良かったと思いましたが、なかなか、そこまで気が回らないですね。

そんなわけで、キャンプ道具を積んだバイクが倒れて困ったら、最終的に誰かに助けてもらうのが一番なんだな、って思いました。周りに誰もいなかったら一人で黙々とすべてのバッグを取り外すしかないですけどね。

とにもかくにも、助けて頂いたキャンプ場のスタッフの方、本当に有難うございました。

バイクの状態

で、バイクの状態ですが、下が砂地だったこともあって、倒れた側のミラーやクラッチレバー、ウインカーなどが砂で汚れているくらいで、とくに大きな損傷はありませんでした。

ミラー

クラッチレバー

ウインカー

また、エンジンをかけると正常に動いたので、ホッと一安心。

最後に

倒れないのであれば、もちろん倒れてほしくないバイクですが、実際に倒れてしまうと、不思議となんだか愛着が沸いてきます。

数百万円もするバイクだと愛着よりも心の傷の方が大きいかもしれませんが、私が乗っているバイクは新車の本体価格が30万以下の激安バイクなので、こういうことがあっても心の傷は軽微です。

インド製の格安バイクは使い倒してこそなんぼ、ですね。

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