FAZER25のスロットルが戻らなくなったのでアクセルワイヤーのメンテナンス

FAZER25を購入してから4年以上経ちました。

これまで不具合らしい不具合はなく快適に乗車できていたのですが、先月、帰省した際に久しぶりに乗ったら、スロットルが戻らなくなっていました。

スロットルが戻らない状態について、どの程度かというと、アクセルを回すとそのままでは戻りませんが、手動で元に戻すことは可能な状態で、限界まで回して手を離すと、途中まではバイクの振動でジワジワと戻る、という状態でした。

このような状態になったのは初めてだったので、ショップや知人に確認してみると、アクセルワイヤーが原因で、注油が必要ではないか、とのこと。

スロットルが戻らないままでも乗車することはできますが、クラッチとアクセル操作のタイミングがいつもと違って難しく危険に感じたので、休日の出かける予定をキャンセルして、メンテナンスしてみることにしました。

FAZER25のアクセルワイヤーの取り外しですが、やってみると簡単にできます。

まず、アクセルワイヤーを保護しているカバーをずらし

スロットルパイプを固定しているパーツのネジを外すと、アクセルワイヤーを確認することができます。

2本伸びているワイヤーはそれぞれ、スロットルパイプに以下のように固定されていて、パイプを回すと簡単に取り外すことが可能。

上記の状態でも注油は可能ですが、作業がやりにくいので、バイク本体からワイヤーを外した方がいいです。

アクセルワイヤーの先を辿ると、本体中央の左側に以下のように固定されているので、

この部分を六角スパナで緩めて、ワイヤーを取り外します。

ワイヤーを元に戻す際、狭い場所を通す必要があるので、事前に正常な状態を写真に撮っておくことをおすすめします。

続いてスロットルパイプを取り外します。

こちらはワイヤーよりも簡単で、ハンドルに固定されている箇所を六角レンチを使って緩めるだけ。

ハンドルとスロットルパイプの接触部にも注油するので、こちらも完全に取り外します。

注油ですが、使用したのはホームセンターなどでも販売されているこちら。

パーツクリーナーで古い油を落とした後に、KURE 5-56で注油という流れです。

注油ポイントは4箇所。

アクセルワイヤー

スロットルパイプの接触部

アクセルワイヤーとスロットルパイプの接触部

スロットルスプリング

アクセルワイヤーの注油はワイヤーとケーブルの隙間が狭いので、根気強く何度もやる必要があります。

注油した後は完全に元通り、とはいきませんでしたが、以前よりはマシになりました。

チェーンへの注油はかかせずにやっていましたが、アクセルワイヤーへの注油も必要なことを知らなかったので、今後は定期的にメンテナンスしたいと思います。

ちなみにFAZER25のアクセルワイヤーは5000円くらいで販売しているところがあったので、ワイヤー自体を交換することも可能そうです。

ちょっと高いですけど、輸入バイクなのでこれは仕方ないですね。