2019.7.20
2019.8.18

バイクの住所変更で必要なものと手続き(軽二輪、125cc~250cc、管轄変更)

先日の横浜から海老名への引っ越しで、住所が変わったことで色んな手続きをしなければなりませんでしたが、バイクの住所変更もその内の一つ。

これまでに自動車やバイクの住所変更はやったことがなく、住所変更のために何が必要で、どこで手続きをして、いくらくらいかかるのか、といったことがまったく分からず、調べてみると代行サービスを利用する手もあるようでしたが、せっかくなので自分で手続きをしてみました。

目次

  • 住所変更の方法
  • 陸運局(運輸局)と軽自動車検査協会の違い
  • 必要なもの
  • 場所
  • 手続き
  • 費用
  • 最後に
  • 参考リンク

住所変更の方法

この忙しい現代、転入と転出以外の住所変更手続きなんてネットから簡単にできるんじゃないないの、と高をくくっていたら、自動車やバイクの住所変更についてはそれはできないようで、住所変更するためには陸運局(運輸局)や軽自動車検査協会へ実際に赴いて手続きしなければなりませんでした。

しかも土・日・祝日は休みなので、手続きは平日に行わなければならず、神奈川の場合、陸運局は横浜、川崎、相模、湘南の4ヶ所にあり、軽自動車検査協会は神奈川(横浜、川崎)、相模、湘南の3ヶ所あります。自分が住んでいる場所を管轄する事務所が近くにあればいいですが、そうでないことが多く、仕事で忙しかったりするとなかなか行くことができません。

そういった人のために、住所変更を代理で行ってくる代行サービスがあるようですが、私が調べた限りでは、費用はどこも1万を超えていました。

自分で住所変更手続きをする際の手順や方法について、詳しい内容を解説しているサイトも見つからず、非常に不安でしたが、何事も経験だろうと思い、代行サービスは使わずに、自分で住所変更することにしました。

ちなみに両親に『自動車やバイクの住所変更ってどうするの?』と尋ねてみたら、「転居届を出しておけばいい」と言われました。さらに付け加えて「転居届は1年を過ぎても延長できるから」と。

なるほど、さすがは人生経験豊富な両親だと思いましたが、まあ、今回はせっかくですし、時間もあったので、転居届の延長を申請し忘れることも考慮して、やはり自分で住所変更してみたいと思います。

陸運局(運輸局)と軽自動車検査協会の違い

住所変更する前に一点注意しておきたいのは、住所変更を陸運局と軽自動車検査協会のどちらで行えばいいのか、ということ。

最初は私もさっぱりで、すべて陸運局で出来るんじゃないの?と思っていました。

もちろん実際は違っていて、普通車や小型二輪(250cc超)は陸運局、軽自動車や軽二輪(125cc~250cc)は軽自動車検査協会となります。ちなみに原動機付自転車(125cc以下のバイク)は市区町村の役所での手続きとなるので、注意が必要です。

個人的には全部まとめて一箇所で対応してくれたらいいのに...とも思いますが、そもそも陸運局というのが正しいのか、それとも運輸局というのが正解なのか、その辺りのことも含めて、色々と分かりずらい、というのが本音。

ネットで調べれば大体のことが分かるこの時代に、これなので、代行サービスが成り立つというのも納得です。

必要なもの

住所変更で必要になるものは普通車や軽自動車、バイクであれば軽二輪(125cc~250cc)と小型二輪(250cc超)で違います。また、引っ越し先の住所を管轄する陸運局や軽自動車検査協会が同じかどうかでも違ってきます。

私が所持しているバイクは軽二輪(125cc~250cc)で、横浜から海老名への引っ越しなので、軽自動車検査協会の管轄が「神奈川事務所」から「相模支所」へと変わり、この場合に必要になるものは以下の通りです。

  • ナンバープレート
  • 軽自動車届出済証
  • 自賠責保険証明書
  • 住民票
  • 認印

ナンバープレートはバイクから取り外し、軽自動車届出済書と自賠責保険証明書はバイクを購入した際に受け取っていると思います。

住民票は発行から3ヶ月以内のもの。印鑑は認印でOKです。

場所

必要なものを揃えたらあとは申請に行くだけ。

海老名の場合、申請するのは軽自動車検査協会の「神奈川事務所 相模支所」になります。

ただ、そこはバイクの住所変更が初めての私。

まず最初に向かったのは「相模陸運局(相模自動車検査登録事務所)」でした。

この時はまだ、軽二輪の住所変更は軽自動車検査協会でやるべきもの、という認識は持ち合わせておらず、それこそ、こういうのはとりあえず陸運局に行けばいいんでしょ、的な感じでした。

しばらく相模陸運局の建物をしらみつぶしに回ってみましたが、どう見ても軽二輪の住所変更ができるような感じではなく、不審に思って一度建物から出てみると、建物の壁に軽二輪の申請は軽自動車検査協会でといったメッセージが貼られていることに気が付いて、そこでようやく理解。

きっと私と同じように間違って陸運局にやってくる人は結構いるんでしょうね。

で、相模陸運局から5分くらい歩くと、軽自動車検査協会の「神奈川事務所 相模支所」がありました。

軽自動車検査協会が陸運局の近くにあって良かったです。なかったらわざわざバスに乗ってやってきたのに無駄足になるところでした。

手続き

住所変更の手続きですが、やることを簡単にまとめると以下の通り。

  • 軽二輪と書かれた窓口へ行く
  • 窓口で申請書(軽自動車届出書軽自動車届出済証返納届軽自動車税申告書)を購入(90円)
  • 窓口から離れて記載台で申請書を記入
  • 申請書を記入したら窓口に行って、持ってきたナンバープレートや必要書類と一緒に渡す
  • 5~10分後、同じ窓口で名前を呼ばれて手続き終了
  • 最後に別の窓口に案内されて、そこで新しいナンバープレートを受け取る(520円)

軽自動車届出済証返納届や軽自動車税申告書の申請用紙に記入する内容ですが、住所変更の場合、持って行った軽自動車届出済証の内容をほとんどそのまま写すだけなので、記載内容に困ったりすることはありませんでした。もし間違ってしまった場合でも、二重線で消せば良かったので、焦る必要はありません。

旧住所のナンバープレートの返却ですが、返却前にプレートに貼られている自賠責保険のステッカーを剥がす必要があり、剥がしたステッカーは新しいナンバープレートに貼り換えます。一度剥がしたもので粘着力とか大丈夫なのかと心配でしたが、それは杞憂でとくに問題なく貼りつきました。

手続きにかかった時間は30分程度ですが、8割くらいは申請用紙への記入時間でした。今回は窓口が混んでいなかったので、状況によってはもう少し時間がかかるのかもしれません。

行く前は手続きが面倒そうに感じていましたが、実際に行くと手続きは意外と簡単で、拍子抜けするほど。また、職員の方もそこまで忙しくなかったのか丁寧に教えてくれたので、時間があるなら代行サービスは使わずに自分でやるのがいいと思います。

費用

住所変更にかかる費用ですが、窓口で申請用紙を購入するのに90円。最後に受け取る新しいナンバープレートが520円で、合計は610円でした。(ご当地ナンバーや自分が希望するナンバーで申請した場合はもっと高くなります)

申請する前は2000~3000円くらいするのかと思っていたので、610円はなんだか得した気分で、これに交通費をプラスしたとしても、住所変更の代行サービスで1万円以上することを考えると、自分で申請した場合はかなり安く収まることが分かるかと思います。

最後に

意外と簡単だったバイク(軽二輪)の住所変更ですが、これで終わりと安心していけません。

バイクを購入した際に加入した自賠責保険や、任意保険の住所変更も別途必要です。

保険の場合、住所だけではなくナンバーも届け出ているので、管轄が変わってナンバーが変わった際はその変更も必要になります。

ただ、住所変更だけならネットからできましたが、ナンバーについてはネットから変更することができず、電話や自宅に変更用の申請用紙を送ってもらって、それに記入して送り返す、といった手続きが必要でした。

保険のことも考えると自動車やバイクの住所・ナンバーの変更はやはり面倒ですね。

参考リンク

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