2017-10-10

Raspberry PiとVolumio2で格安ネットワークオーディオプレーヤーの構築

今年の年末年始に実家に帰った際に購入して放置したままになっているラズベリーパイでなにかできないものかと調べていたら、最近はVolumio + I2S接続のDACボードでハイレゾ対応ネットワークオーディオプレーヤーを作成するのが流行っているようで、DACボードなしのシステムならすぐに構築できそうだったので、実家に帰る前に作ってしまいました。

ハイレゾに対応していないなら似たような記事がすでに沢山あるので今更ですが、最新のVolumioイメージを利用した場合にちょっと手順が違っていたので、メモとして残しておきます。

目次

  • 用意するもの
  • SDカードのフォーマット
  • Volumioイメージの書き込み
  • Raspberry Piの起動とVolumioへのアクセス
  • オーディオファイル(mp3)の再生
  • スマートフォンからVolumioへアクセス
  • 最後に

用意するもの

  • Raspberry Pi(オーディオジャックを装備したもの)
  • USB無線LAN子機(無線LANに対応していないモデルの場合のみ)
  • SDカード
  • スピーカー(またはイヤホン)

今回はI2S接続のDACボードを利用しないため、オーディオジャック(3.5mm ステレオミニジャック)を搭載したRaspberry Piボードを用意します。自宅に眠っていたボードのモデルが初期の「Raspberry Pi Model B」なのでオーディオジャックが搭載されていますが、「Raspberry Pi Zero」とかだとないのでI2S接続のDACボードが別途必要になります。

初期の「Raspberry Pi Model B」は無線機能がないのでUSB接続の子機が必要ですが、最新の「Raspberry Pi 3 Model B」ならデフォルトでWi-FiやBluetoothが利用できるので不要です。今回調べてて初めて知りましたが無線機能が搭載された「Raspberry Pi Zero W」なんてボードも今はあるんですね。オーディオジャックがないので今回のように音声のみ出力する場合にはI2S接続のDACボードやUSB出力スピーカーが必要みたいですが、1000円ちょっとで必要な機能が一通り揃っている大変魅力的なモデルなので、購入してなにかに利用してみたいですね。(その他モデルの詳細はこちらを参照)

スピーカーは家に転がっていたLOGICOOLの「Z120BW」です。かなり前(4年くらい前)に購入したものでその時すでに人気があったモデルですが、今回の作成に当たりAmazonで検索したら今でも売上ランキングのトップに君臨していたので驚きました。レビュー数があと少しで4000件に到達しそうです。たしかに数年利用していますが、その間、とくに不満に思ったことがなかったので、PCスピーカーとしては1000円ちょっとで購入できる高コスパ良モデルです。

SDカードのフォーマット

まずは用意したSDカード(今回は32GB)にVolumioイメージを書き込む前にSDカードをフォーマットします。

フォーマットにはSDメモリカードフォーマッターを使います。

上記のリンクからダウンロードしてインストール後、アプリを起動してフォーマット対象のSDカードとフォーマットオプションを選択して実行します。

Volumioイメージの書き込み

フォーマットが終わったら次にVolumioイメージをSDカードに書き込みます。

VolumioのイメージファイルWin32 Disk Imagerをダウンロードして、Win32 Disk Imagerをインストールしたらアプリを起動します。

ダウンロードしておいたVolumioイメージファイルと書き込むSDカードを選択したら、「Write」ボタンを押します。

確認ダイアログが表示されるので、書き込む先に問題がなければ「Yes」ボタンを押して実行します。

書き込みは数分程度。正常に終了すれば以下のメッセージが表示されます。

Raspberry Piの起動とVolumioへのアクセス

Volumioイメージを書き込んだSDカードとUSB接続の無線子機をセットしたらRaspberry Piを起動します。(電源スイッチがないので電源ケーブルを繋ぐ)

Volumio搭載の記事を見ると有線LANを利用したものがいくつかありましたが、最新のVolumio(今回利用したバージョンは2.285)では最初から無線LANオンリーでアクセスが可能です。

デフォルトでホットスポットモードとして動作しているようなので、起動後、しばらくしたら接続先の一覧にVolumioが表示されます。

パスワードに「volumio2」を入力して正常に接続できたら、自動でブラウザが立ち上がって以下の初期設定ページが表示されます。(自動で表示されない場合はブラウザを立ち上げてhttp://volumio.local/にアクセス)

Volumioにアクセスしたらまず最初に無線LAN(ネットワーク)の設定を行います。手順は以下の通り。

右上の設定(歯車アイコン)をクリックして表示された一覧からネットワークを選択。

ネットワーク設定ページが開いたら無線でアクセスが可能なネットワークの一覧が表示されるので、利用可能なものを選択して接続。

ネットワークの再起動後、再び「http://volumio.local/」にアクセスできたら設定完了です。基本的に最初から最後までホスト名(volumio.local)でアクセスが可能なのでIPアドレスは不要です。(最初はこれが分からずにわざわざディスプレイにつないでifconfigでIPアドレスやMACアドレスを調べて固定IPを振ったりしていましたが、そんな面倒なことは一切必要ありません。また、最新のVolumioではSSH接続がデフォルトで無効になっています。)

オーディオファイル(mp3)の再生

Volumioでオーディオファイルを再生したい場合、PCから共有フォルダへコピーしたり、ファイルを入れたUSBメモリを接続することで再生が可能なようです。

共有フォルダへコピーする場合、エクスプローラーを開いて「\\volumio.local」にアクセスします。

ユーザー名(volumio)とパスワード(volumio2)を入力して接続します。

表示されたフォルダの内「Internal Storage」を選択して配下にオーディオファイルをコピペするだけでOKです。

コピペしたファイルを再生したい場合、ブラウザでVolumioにアクセスして、左下の一覧表示で「音楽ライブラリ」や「アーティスト」「アルバム」「ジャンル」といった項目からアクセスが可能です。

スマートフォンからVolumioへアクセス

Volumioへはブラウザからのアクセスになるので、URLさえ入力すればスマートフォンでも操作が可能です。ただ、私の環境だけかもしれませんが、http://volumio.local/ではなくIPアドレスで指定しないとアクセスできませんでした。

表示されたページをホーム画面に追加しておけばいつでもアクセスが可能なので便利です。

あくまでWebサイトなので操作感はちょっと微妙ですが、とりあえずは問題ないレベルだと思います。

最後に

最近は音楽を聴く機会が滅多になくなっていたのですが、せっかく構築したのでWebラジオでも垂れ流しにして作業BGM再生マシンとしてしばらくは利用すると思います。

ところで気になってすぐに作ってみたのはいいのですが、年末年始に実家へ帰った際にやることがなくなってしまいました。今回のようなネットワークプレーヤーをRaspberry Pi Zero WとDACボードで構築したり、USB出力スピーカーで試してみたい気もしますが、1日足らずで終わると思うのでちょっと物足りないですね。

何か手ごろなものがないかまた調べたいと思います。

スマートフォン・パソコン】関連記事