ノートPCのUSBポートが使えなくなった話(USBポートの電力サージ)
ノートPCのバックアップを取ろうとあれこれ悪戦苦闘していたら最終的にUSBポートが使えなくなりました。
使えなくなった原因は自分のせいですが、3つあるUSBポートの内1つだけあったUSB3.0ポート(他はUSB2.0)が使えなくなったので、ちょっとショックだったこともあり、せめてブログのネタにして気分を紛らわせたいと思います。
目次
- 使っていたノートPC
- やろうとしたこと
- 壊れた後のPCの状態と挙動
- 対策① デバイスマネージャーからUSB3.0を無効化する
- 対策② USBの設定で通知をオフにする
- 対策③ バッテリーを取り外して利用する
- その他の対策
- 結局バックアップ(クローン)は?
使っていたノートPC
USBポートが使えなくなったノートPCはAcerの「Aspire V7-482P」です。スペックについては以下の通りです。
CPU | Intel Core i5-4200U(1.6GHz) |
---|---|
メモリ | 8GB(購入後に4GB増設) |
ストレージ | SSD 240GB |
OS | Windows10 Home |
USBポート | USB3.0 × 1 USB2.0 × 2 |
ストレージはHDDからSSDに換装しています。OSについては元々windows 8だったのを10にアップグレードしていました。
USBポートは全部で3つありましたが、今回の件で一番大事だったUSB3.0ポートが使えなくなりました。
やろうとしたこと
バックアップソフトである「EaseUS Todo Backup」を使って単純にバックアップを取ろうとしただけです。バックアップ自体は以前にもSSDに換装する際に同じことをしたのでそこまで難しくないことを知っています。(バックアップの方法については検索すればいくらでも紹介記事が出てきます。)
今回も外付けのHDDに搭載しているSSDの内容を丸ごとバックアップ(クローン)したかっただけなのですが、なぜか途中でフリーズしてバックアップができなかったことが事の始まりでした。
今回バックアップを取ろうとしたノートPCはキャッシュ用のSSD(24GB)を搭載しているモデルで、以前にもそれが原因でバックアップできなかった記憶があったのでそのSSDを取り外して実行したり、バックアップ対象のデータが大きすぎるのかと思って不要なアプリを削除して試してみたりしましたが、そのどれもがうまくいきませんでした。
諦めようかどうか悩んでいたところ、もしかしたら外付けHDDへの電力供給が十分に足りてないのかと思い、ダメ元で接続しているUSBケーブルの電力供給用ポートを別のPCのUSBポートに繋いでしまったのです。
この行為がいけませんでした。
電力供給用のUSBケーブルを別のPCのUSBポートに繋いだ瞬間にノートPCの電源が落ちて、しばらくしたらちょっと焦げ臭い匂いが...
外付けHDDをつないだPCと同じPCのUSBポートなら問題なかったのかもしれませんが、ポートの位置が離れていてケーブルが届かなかったので上記のような行為をしてしまいました。
壊れた後のPCの状態と挙動
焦げ臭い匂いがした後もノートPCは問題なく起動して普通に使えますが、以下のような状態になりました。
- USB3.0ポートにUSBに対応した機器を接続しても認識しない
- 「USBポートの電力サージ」というタイトルの通知が何度も表示される
- 電源をオフにしてACアダプタを取り外しておくと、100%あったバッテリー残量が1日で0%近くまで落ちる
「USBポートの電力サージ」というタイトルの通知には不明なUSBデバイスには、ポートで供給可能な電力よりも多くの電力が必要です。というメッセージが表示されています。
上記の現象から察するに、どうも壊れたUSB3.0ポートが機器を接続していないにも関わらず、常に電力を消費している状態になってしまっているようです。(壊れたUSBポートの背面を手で触るとほんのり温かい。)
USB3.0ポートは基盤に直結されているのでポートだけ取り外すといったこともできず、このまま利用するのはちょっと怖い気がします。一番いいのはバッテリーを取り外して使わないことだとする前提で、以下は、上記の状態を改善できないかと試した内容になります。
対策① デバイスマネージャーからUSB3.0を無効化する
対策② USBの設定で通知をオフにする
対策③ バッテリーを取り外して利用する
USB3.0ポートが使えず常に電力消費状態にあるとはいえ、対策②を施せば通常通り利用できます。
ただ、電源をオフにしてもバッテリーが消費されてしまうので、就寝時にそれが原因で火災とか起きたら目も当てられず、「いくらなんでも火災はない」と言い切れるほどの根拠がありません。
そういう理由から、バッテリーを取り外してデスクトップPCのように利用するのはアリだと思います。
試しにバッテリーを外してみたら問題なく起動して使うことができました。
その他の対策
業者に修理を依頼するという手も考えましたが、データ復旧やパーツ交換くらいしか見当たらず、あったとしてもさすがに基盤に関連する修理は高そうです。
なにか他に方法がないか時間があった時に継続して調査するつもりですが、今のところ、上記以外の対策は分かりません。セカンドPCなので普段は使っていないのですが、それなら廃棄した方がいいのかなぁ、と思わないでもないです。
まあ、当分はバッテリーを取り外して気が向いた時にお遊びPCとして利用すると思います。
他にいい対策を思いついたら、本記事を更新します。