2017.7.1
2020.1.18

ついに出揃った250ccアドベンチャーバイクの比較(Vストローム250、VERSYS-X 250、CRF250 RALLY)

先日、スズキからようやくVストローム250の発売日と価格の発表が行われました。

デザインやスペックに関しては以前から告知されていたので、どのようなバイクになるかは予想できていましたが、発売日と価格も発表されたことで、アドベンチャータイプのバイクの購入に迷っていた方も実際に購入するかどうかの踏ん切りがつきやすくなったのではないでしょうか。

かくいう私も、Vストローム250格好いいなぁ、どうしようかなぁ...と悩んでいた口なので、各バイクのデザインやスペックを比較してみたいと思います。

目次

  • メーカーサイト
  • Vストローム250のデザイン・カラー
  • VERSYS-X 250のデザイン・カラー
  • CRF250 RALLYのデザイン・カラー
  • スペック
  • 比較
  • 感想

メーカーサイト

Vストローム250のデザイン・カラー

左上から「パールネブラーブラック/ ソリッドダズリンクールイエロー(BJE)」「ダイヤモンドレッドメタリック(YYW)」「パールネブラーブラック(4CX)」と、今回挙げた3つのバイクの中で一番カラーが豊富です。

VERSYS-X 250のデザイン・カラー

カワサキ特有のカラーである「キャンディライムグリーン×メタリックグラファイトグレー」と「メタリックグラファイトグレー×フラットエボニー」の2パターン。Vストローム250はどこか武骨といった印象を受けますが、こちらはスタイリッシュなデザインが特徴。

[2018年2月追記]

2018年モデルのデザインとカラーは以下の通り。

ツアラーモデル

2018年モデルについては、個人的にツアラーモデルの「マトリックスカモグレー×メタリックフラットロウグレーストーン」が一番格好よくて好きですが、台数限定(400台)なので注意。

CRF250 RALLYのデザイン・カラー

現状、カラーとしては「エクストリームレッド」しか用意されていませんが、おそらく今後は増えてくるだろうと予測されます。

[2018年2月追記]

ついに新色「ブラック」が3月に発売されるようです。

格好いいですね!!

スペック

Vストローム250 VERSYS-X 250 CRF250 RALLY
メーカー スズキ カワサキ ホンダ
サイズ 2,150 × 880 × 1,295 mm 2,170 × 860 × 1,390 mm 2,210 × 900 × 1,425 mm(※1)
シート高 800mm 815mm 830-895mm(※1)
重量 188kg 175kg 154-157kg(※1)
エンジン 水冷4サイクル2気筒 SOHC2バルブ 水冷4ストローク並列2気筒 DOHC4バルブ 水冷4ストローク単気筒 DOHC4バルブ
最高出力 18kW [24PS] / 8,000rpm 24kW [33PS] / 11,500rpm 18kW [24PS] / 8,500rpm
最大トルク 22N・m [2.2kgf・m] / 6,500rpm 21N・m [2.1kgf・m] / 10,000rpm 23N・m [2.3kgf・m] / 6,750rpm
排気量 248cm3 248cm3 249cm3
タンク容量 17L 17L 10L
燃費(WTMC) 31.6km/L 24.8km/L 33.1km/L
価格 57万円~ 63万円~ 64.8万円~
発売日 2017年7月6日 2017年4月15日 2017年2月20日
装備 燃料計、時計、トリップメーター、ギアポジションインジケーター、DCソケット 燃料計、時計、トリップメーター、ギアポジションインジケーター、DCソケット(※2)、ABS 燃料計、時計、トリップメーター、ABS(有/無)
  • ※1:ローダウン仕様、ABSの有無で変化
  • ※2:ツアラーモデルのみ標準装備

スペックで注意する点としては、カワサキとホンダはABSの標準装備または有無を選べるのに対し、スズキのVストローム250のみABS搭載モデルがありません。

比較

Vストローム250、VERSYS-X 250、CRF250 RALLY、それぞれを比較すると、どれもアドベンチャーのスタイルではありますが、ホンダの「CRF250 RALLY」はオフロードタイプで、他の2車種はオンロードを想定したものとなっているのが見て取れます。

CRF250 RALLYを比較するなら、ヤマハのツーリングセロ―とかの方が近い気がしますね。

Vストローム250とVERSYS-X 250を比べると、燃費はVストローム250の方がいいですが、エンジンのパワーはVERSYS-X 250の方があります。

エンジン自体は、Vストローム250であれば GSR250、VERSYS-X 250であれば、ninja250やZ250のエンジンをベースにしているようなので、そこまでの変化はなさそうです。

Vストローム250やVERSYS-X 250には、ツアラー用のモデルや専用のオプションパーツが充実しているので、すべて揃えた状態で購入すると買ってすぐにツーリングが楽しめそうですね。

個人的にはツーリングを楽しむなら燃料タンクが17Lもあって燃費もいいVストローム250。合わせてオフロードも走りたいならCRF250 RALLY。エンジンパワー重視で行くならVERSYS-X 250といったところでしょうか。

足つき性でいえばシート高800mmのVストローム250一択な気もしますが、こればかりは実際に跨ってみないとなんとも言えません。

感想

まず最初に一言いうと、どのメーカーのバイクも格好いいな、ということです。

元々、排気量400cc以下、普通自動二輪免許で乗れるアドベンチャースタイルのバイクといえば、ホンダの「400X」しかありませんでした。私が数年前にZ250を購入した時も、最初に欲しいと思ったのはこのアドベンチャータイプのバイクだったのですが、実際に400Xに跨ってみたら思いのほか車体が大きかったり、400ccだったので車検があるからやだなぁと思って、泣く泣く諦めた経験があります。

なので、今回の250ccタイプのアドベンチャーバイクは私にとって待ちに待ったものでした。

バイクのデザイン的にはVストローム250のイエローが気に入っていますが、VERSYS-X 250のツアラーモデルも捨てがたく、各社からアドベンチャータイプのバイクが出揃ったのはうれしいのですが、これはこれで迷いますね。

そういえば、ヤマハからこの手のバイクがまだ出ていないのですが、今後、出たりするんでしょうか。今後の動向がちょっと気になりますね。

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