液晶ディスプレイの廃棄方法(PCリサイクル回収)
不要になった液晶ディスプレイを廃棄しようとしたら、自治体では回収しておらず、業者に依頼しようとしてもパソコンと合わせてじゃないと料金がかかったり、そもそも回収NGだったりして、意外と簡単に廃棄できないことを最近知りました。
目次
- 液晶ディスプレイを廃棄する方法
- メーカーに依頼
- 回収業者に依頼
- PC3R(パソコン3R推進協会)に依頼
- 最後に
液晶ディスプレイを廃棄する方法
調べてみると、液晶ディスプレイを単体で廃棄する場合、以下の方法があります。
- メーカーに依頼
- 回収業者に依頼
- PC3R(パソコン3R推進協会)に依頼
この内、メーカーに依頼可能なのはPCリサイクルマークがついた製品のみで、マークがなかったり、そもそもメーカーが倒産などしてなくなっていたりする場合、PC3R(パソコン3R推進協会)に依頼するような形となります。
確認するのが手間だったり、手っ取り早く廃棄したい場合は回収業者に依頼するのが一番ですが、液晶ディスプレイ単体だと回収料金が発生するところしか見つからなかったので、その点に注意が必要です。
以下、各方法についての詳細になります。
メーカーに依頼
メーカーに依頼可能なのは、先にも述べた通り、PCリサイクルマークがついた製品のみになります。
所持している製品がPCリサイクルの対象かどうかは、製品のラベルを確認すると分かります。
リサイクルの手順はメーカー毎によって違い、各メーカーのサポートにリサイクルの手順が掲載されているので、そちらを確認して申請を行います。
今回、私が廃棄した液晶ディスプレイはASUS製でしたが、ASUSの場合、メーカーHPにとくになんの説明もなく、リサイクル申請用紙のリンクがポンと置かれているだけなので、正直分かり難いです。(手順については、リンク先の申請用紙(PDF)に記載されている)
リサイクル申請用紙は、ASUSのサポートページにアクセスして、サービスと修理タグを選択した際に表示される参照情報の欄にリンクがあります。
Googleで検索した際、上記の申請用紙(PDF)がヒットしますが、同じような用紙がいくつかヒットするので、検索経由では、どの申請用紙を使用するのが正しいのか分からないと思います。(書いている内容はほとんど一緒なのでバージョンが違うだけ?)
リサイクルの手順としては、申請用紙に記載されているASUSのサポートセンターに連絡して、廃棄したい製品のシリアルNOを伝えたり、送付先の住所を確認したりして、問題なければ梱包して着払いで発送という流れになります。ASUSの場合だけかもしれませんが、発送する段ボールにリサイクル申請用紙を梱包しないといけないので、自宅にプリンタがない場合は、ちょっと面倒だと思います。
なお、連絡時の通話料はこちらの負担。シリアルNOや住所の確認のやりとりがあるので、通話時間は10分ほどかかります。買取金額として100円が振り込まれるので、金額的にはトントンといったところでしょうか。(振り込み不要を選択することも可能)
着払いでの発送となるので、液晶ディスプレイを単体で廃棄したい場合、こちらのメーカーに依頼する方法が一番安上がりとなります。
回収業者に依頼
メーカーに依頼するのが手間だったり、PCリサイクルマークがない製品は、回収業者に依頼することになります。
検索すると回収業者はたくさんヒットしますが、環境省認定のリネットジャパンであれば、液晶ディスプレイ単体での回収も有料ですが行っています。(パソコンとの同梱なら無料)
リネットジャパンで回収可能な製品や詳細については以下の通り。
- 縦+横+高さの合計が140cm以内の段ボールに収まるもの
- 重量20kg以内
- 箱内にパソコン本体を含む場合は回収無料(含まない場合は1箱1,500円)
- 壊れていてもOK
- 自作PCでもOK
- HDDを取り外してもOK
- 利用は個人のみ
- 全国対応
- 回収は佐川急便のドライバー
- 決済にクレジットカード利用可能
※ 内容は変更される可能性があるので、利用する場合は最新の情報を確認してください。
液晶ディスプレイと一緒にパソコンも廃棄するなら、こちらの業者に依頼した方が無料かつスピーディーに廃棄できると思います。
PC3R(パソコン3R推進協会)に依頼
上記以外の方法として、PC3R(パソコン3R推進協会)に回収を依頼する方法があります。
PC3Rに回収を依頼できる製品は、PCリサイクルマークがついていないものや、メーカーが倒産などして存在しないといった製品になります。
こちらで回収してもらう場合、回収再資源化料金と振込手数料がかかり、回収再資源化料金が結構するので、実際は、メーカーや業者に回収してもらえない製品について、こちらで回収を依頼する、という形になると思います。
回収の手順や料金については、PC3Rの案内を確認してください。
最後に
調べるまで知らなかった液晶ディスプレイの廃棄(リサイクル回収)の方法についてですが、いかがだったでしょうか。
以前、パソコン本体は無料で回収してもらうことができたので、液晶ディスプレイについてもPCリサイクルマークとか気にせず、無料で廃棄できるものと思っていました。私がそうだったように、同じように思い込んでいる人は意外と多いような気がします。
購入する時にはなかなか廃棄する時のことまで考えないですが、今後はそういった点にも意識を向けたいですね。