2020.4.17

Google Pay(Android)で始めるキャッシュレス生活

昨年、おサイフケータイ(Felica)が搭載されているスマートフォン「Pixel 3a」を購入してから、なるべく、キャッシュレス決済で商品を購入するように生活スタイルを切り替えて、半年以上が経ったので、よく利用している電子マネーや、これまでの感想などについてまとめておきます。

目次

  • Google Pay
  • Suica(モバイルSuica)
  • Edy
  • ID、QUICPay
  • QRコード決済(PayPay、LINE Pay、メルペイ、Origami Payなど)
  • キャッシュレスに対応していない店
  • 現金からキャッシュレスに切り替えてみた感想

Google Pay

Androidスマートフォンで電子マネーを使おうとした際に入れておくと便利なのが、Googleから提供されているアプリ「Google Pay」です。

使う前はちょうどPayPayが流行っていた時期だったので、この「Google Pay」もPayPayと同じようなQRコード決済アプリと思っていましたが、実際はそうではなく、Suica、Edy、nanaco、WAONの電子マネーや、ポストペイ型のIDやQUICPayといったカードを作成・管理することができるアプリで、対応するクレジットカードからアプリを使ってチャージするといったことも可能なので、大変に便利なアプリです。

各電子マネーには専用のアプリがありますが、複数の電子マネーを使っている場合は一覧でチャージ残高を確認したいことが多く、単純にチャージするだけなら、Google Payを使った方が楽です。

Suica(モバイルSuica)

電車に乗る時や駅周辺の買い物で便利なのがSuica(ここではスマートフォンで使えるモバイルSuicaのこと)。

Google PayとモバイルSuicaを連携することで、クレジットカードからのチャージや定期券の「継続」購入といった操作が可能です。

定期券の「新規」はモバイルSuicaの専用アプリから行う必要がありますが、一度新規で登録すると、以降の継続はGoogle Payから操作可能で、モバイルSuicaのアプリの定期購入UIが未だにガラケー仕様で使いにくいので、Google Payから操作した方が楽です。

最近、モバイルSuicaに対抗して、モバイルPASMOのサービスが開始されましたが、Suicaと共存できるスマートフォン機種が限られているので、今のところ、いいイメージはなく、どちらかを選べと言われたら迷わずモバイルSuicaを選択します。

Edy

私が一番よく利用している電子マネーは楽天Edy。コンビニやドラッグストアでの購入時によく利用しています。

いくつかある電子マネーの中からEdyを利用している理由は、元々所持しているクレジットカードが楽天カードだけで、楽天スーパーポイントが溜まるのが、Edyだけだったからです。楽天カードからモバイルSuicaやnanacoにチャージしても、ポイント付与対象外となるので、その点には注意しないといけません。(モバイルSuicaについては楽天との提携が発表されていたので、いずれ、楽天ペイからのチャージでポイント付与の対象になる可能性はあります)

Edyの場合、チャージ金額200円につき1ポイント、支払いでも200円につき1ポイント加算なので、実質、クレジットカードで支払った時と同様のポイント(100円につき1ポイント)を獲得することができます。

一点だけ問題があるのは、支払いを「Edy」にすると、よくポストペイ型の「ID」に間違われることがある点です。Edy(エディ)とID(アイディー)で発音が似ていて仕方がないので、気持ち、はっきり発音するようにすると間違われることが少なくなります。

なお、WAONはAEONカードからしかチャージができず、専用アプリの完成度も低かったので、Google PayからWAONカードは作りましたが、一度も使っていません。

ID、QUICPay

IDとQUICPayはチャージ不要のポストペイ(後払い)型の電子マネーです。

以前はIDを使っていましたが、上述のEdyとIDで間違われやすい問題があるため、最近はQUICPayを利用するようになりました。

IDとQUICPayは使用できる店舗が異なるのが一番大きな違いですが、大抵の場合、IDが使えるならQUICPayも使えます。

Google Payアプリから登録できて、簡単な手順で利用できるようになる点も使いやすいところで、近所のイオン系スーパーがWAON以外の電子マネーに対応していないと思っていたら、実はIDとQUICPayに対応していたので、最近ではよく利用するようになりました。

なお、IDやQUICPayで支払ったものについては、クレジットカードで支払った時と同様に楽天カードのポイント付与対象となります。

QRコード決済(PayPay、LINE Pay、メルペイ、Origami Payなど)

Google Payとの連携はできませんが、乱立していたQRコード決済はZホールディングスとLINEの経営統合で、両者が展開しているサービス「PayPay」と「LINE Pay」が、今後は主流になっていくものと思われます。

一時期、高還元率で話題となったPayPayは、今でも居酒屋や外食店舗、スーパーなどで広く利用でき、電子マネーに対応していない店でもPayPayだけは扱っているという店が多いので、完全なキャッシュレス生活を目指すなら今のところPayPayの利用は必須です。

LINE Payは公共料金の支払いや、マクドナルドのモバイルオーダーに使えたりするので、意外と使う機会は多いのですが、クレジットカードから支払うことができず、銀行口座の登録が必要な点がちょっとマイナスなポイント。

なお、QRコードを使った支払いは他の電子マネーに比べて、ひと手間かかるので、使ったことのある人からは他の電子マネーに比べて面倒、といった意見が多いです。

公共料金の支払いを自宅からできるのは便利なので、ひと手間かかってもいいですが、それ以外の使い方としては、最終的には使われなくなるのではないか、というのが現状での私の認識です。

その他のQRコード決済(メルペイ、Origami Payなど)については、利用したことや、キャッシュレスでの生活で必要になったことがないので不明です。

キャッシュレスに対応していない店

キャッシュレス決済はだいぶ普及してきましたが、それでも、電子マネーやQRコード決済に一切対応していない店がまだまだあります。

キャッシュレスの導入がなかなか進まないのが、スーパーや100円ショップ。駅近の店舗であれば交通系の電子マネーを使えることがありますが、駅から離れると一切対応していない店舗が多いです。

店舗数の多い大手のスーパーであっても対応していないことが多く、こういった店舗への普及にはもうしばらくの時間がかかりそうです。

現金からキャッシュレスに切り替えてみた感想

最後に現金からキャッシュレス決済に支払いを切り替えてみた感想ですが、一言で言うと、かなり楽になりました。

支払いの際に小銭を取り出す必要がないので、レジをすんなり通過できますし、手持ちの現金が減らないので、銀行やATMに出向いてわざわざお金を下ろしに行く必要がありません。

最近よく行くようになったイオン系のスーパーではセルフレジがあって、そこでキャッシュレス決済が使えるので、人との接触を極力避ける必要がある今のご時世、大変に助かっています。

このため、最近では段々とキャッシュレスに対応していない店から足が遠のいていて、今では現金で支払っているのは、週1回のペースで訪れている、弁当屋とスーパーいなげやでパンを購入する時だけです。

近くの自販機やガソリンスタンドでも電子マネーが使えるので、本当に現金を使う機会が減りました。

あまりに銀行に行かなくなったので、最近では、暗証番号を忘れてしまうのではないかと、ちょっと不安になったりするほどです。

そういったわけで、キャッシュレス決済が今後もどんどんと広がっていけば、もっと住みやすい世の中になりそうな気が個人的にはしています。

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