新型コロナウイルスの蔓延でお一人様の引き篭もりが最高であると再認識した話
新型コロナウイルスの影響で、現在も着々と増え続けているリモートワークという働き方。さらには感染爆発の阻止を目的とした政府による外出の自粛要請。急速に変わりつつある社会に不安を覚えている方も多く、もちろんお一人様も例外ではないのですが、他人との接触を7~8割抑える必要があると言われて、よくよく考えてみたら、そもそも引き篭もりで、買い物は基本的にAmazonを利用し、出かけるのは近所のスーパーやドラッグストアに食料や生活必需品を購入する時くらいだったので、緊急事態宣言後も以前と変わらずに過ごせています。
むしろ、現在は外に出ないことが正義なので、在宅時に時おり感じていた、このままでいいのかという不安が薄れて、以前よりも快適だったりします。
目次
- リモートワークという働き方
- リモートでの働き方を持続させるために
- リモート飲み会について
- 見据えるアフターコロナの世界
リモートワークという働き方
当初は数ヶ月程度で収まると思われていた新型コロナウイルスですが、今では、ワクチンの開発や集団免疫によって終息するのは、最低でも1年以上はかかるというのが一般的な認識となっています。
2~3ヶ月ならまだしも、1年となると、ちょっと我慢すれば元に戻る、というわけではなくなるので、社会の仕組みが変わるのは避けられません。
最近は「経済の停滞」や「失業者の増加」というワードをよく聞くようになりましたが、一方、配送の仕事をしている知り合いは収入が増えた、と言っていたので、短期的に経済は停滞するでしょうが、長期的には、単に稼げる場所や職業が変わっていくだけなのかな、と個人的には思っています。
システムエンジニアやプログラマーといった職はリモート可能なので、最初は出勤時間帯をシフトするだけに留めていた会社であっても、次第にリモートワークを導入するところが増えていっています。
私が以前勤めていた会社では、新型コロナウイルスの感染者が出てしまい、そうなると、濃厚接触者を含めて、2週間以上の自宅待機を余儀なくされるので、その際に全社一斉テレワークを導入していました。
いきなり一斉テレワークはさすがに失敗する予感しかありませんが、こういうリスクがあるので、テレワークやリモートワークといった働き方ができるのにやっていない会社は、自然と淘汰されていくことが想定されます。
リモートでの働き方を持続させるために
引き篭もりに慣れ親しんだ私が、自宅で作業する際に、必要に感じたものは以下の通りです。
- 作業用の広めのデスクとしっかりした作りのチェア
- 快適なインターネット回線
- 1日1回の買い物や散歩
- チャットツールの活用
- ラジオの垂れ流し
- 仕事部屋を設ける
デスクが狭かったりチェアが安物だと、長時間の作業で身体の節々を痛めてしまう可能性が高いので、広くていいものが必要です。
インターネット回線はリモート作業での必需品。回線速度が貧弱ではそれだけ仕事に影響が出てしまいます。
ずっと自宅に籠っているとさすがに気が滅入ってしまうので、1日1回の外出で外の空気を吸い、可能なら陽の光を浴びましょう。
LINEや仕事で使っているチャットツールで連絡を取り合うと、自宅作業であっても孤独というものはあまり感じません。リモート作業では必須のツールです。
ラジオを垂れ流すことで、自分が社会と繋がっているという感覚が湧いてきます。仕事に集中するとラジオは耳に入ってこなくなるので、垂れ流しで問題ありません。
会社で働いていたころと同じ生産性を求めるのであれば、自宅に仕事部屋を設けるのがよく、プライベート空間と仕事部屋を分けることで、ONとOFFを切り替えることができます。一部屋しかないといった場合でも、部屋をカーテンや仕切りで区切ると生産性は向上します。
最後に一番重要なのは、自宅で働くことに『慣れる』ということです。
新入社員だった頃、社内で働くのに慣れるのにどれくらいの期間を要したか思い出してください。私の場合、1年以上はかかりましたが、自宅であってもそれは同じです。さすがに社内で働いていた頃よりは順応が早いですが、最低でも3ヶ月は継続すると効果が現れます。環境に慣れることが生産性の向上やリモートワークの維持に必要不可欠であることを認識しましょう。
リモート飲み会について
最近、よく聞くようになったZoomを使ったリモート飲み会ですが、これは、これまでリアルの飲み会を楽しんでいた人たちの発想かな、という感じがするので、少なくとも社員全員で参加するような飲み会は、次第に無くなっていくと思います。全員参加とか面倒くさい以外の何物でもありません。
やるならグループレベルでのリモート飲み会ですが、それも、そもそもやる必要性をまったく感じないので、今は過渡期で試験的に色々やっている段階なので、そういったこともこれからは無くなっていくでしょう。
飲み会はリアルでもリモートでも同期や仲の良い人たちだけでやればいいと思います。
見据えるアフターコロナの世界
新型コロナウイルスの蔓延は人の生活を脅かすものなので軽視はできませんが、お一人様の引き篭もりにとっては、これまでの生活スタイルと変わらず、心情的に意外と住みやすい世界になっているのが現状です。
コロナウイルスが終息した後もぜひとも続いてほしい、リアルで人と合わずに生きていけるリモートな世界。
経済の減速によって引き篭もるどころではない可能性もないことはないですが、そうならないことを祈りつつ、これからの社会に適応できるよう、今は自身のスキルアップや生活スタイルの見直しに力を入れる準備期間なのだと思います。