2015.8.1
2019.1.5

Z250で北海道ツーリング その1(目的、ルート、持ち物、ナビなど)

2015年6月の終わりから7月の初めにかけて北海道へツーリングに行ってきました。バイクに乗っているなら一度は行ってみたい北海道。そろそろ今のバイクを売ろうかどうか迷っていたこともあり、「行くならば今しかない!」そう思って重い腰をあげることにしました。

しかし、行くのを決めたのはいいが何を準備していいのやら...日頃からツーリングをよくしているわけでも旅慣れているわけでもないので、行くまでの準備が一番大変だったような気がします。私のようなバイク歴が浅い(2年目)ライダーでも北海道ツーリングに行っても本当に大丈夫なのか。私と同じように行きたくても不安でその一歩が踏み出さないライダーがいるかもしれないので、そういった人達が参考にしてくれたら幸いです。ちなみに愛車はZ250(2013年式)のフルノーマル。普段は引きもこりの独身半ニート野郎です。

目次

  • ツーリングの目的と決め事
  • ルート
  • 持ち物
  • ナビについて
  • 今回のツーリングで使用したスマホアプリ

ツーリングの目的と決め事

ただツーリングに行ってもつまらない?...と思ったので、北海道へ行くにあたり、以下の目的と条件を決めることにしました。

  • 来年の年賀状用の写真を撮る
  • 予算10万円(フェリー代含む)
  • 旅の期間は10日前後

また、折角の旅行で事故やスピード違反で捕まったりしたら台無しになってしまうので、当日の天候や、前日の疲労または酒の影響が残っている場合は無理をせずにバイクに乗らないようにし、車の流れにのる以外はスピードを極力出さないように注意していくことを念頭におきます。

ルート

北海道についての情報がまったくない状態からのスタートでしたので、まずはツーリングマップル2015を購入して検討します。

実際に北海道へ行ってみると北海道ツーリング初心者の方は大体これ持ってました。

ここに乗っている観光場所や美味い店の情報、さらには期間や予算も含めて考慮し、おおざっぱにいうと、大洗~苫小牧、稚内、知床、帯広、苫小牧~大洗、といった感じのルートで行くことをなんとなく決めます。

函館や小樽、根室なども視野に入れましたが、移動距離を計算しているうちにかなりしんどそうだったので、それは行く前の段階で諦めてしまいました。結果的には正解でしたが、天候で移動が制限されることが多かったのでもっと絞った方がよかった気がするし、北海道は広いので天気が良い場所に向かって進んで行くのが正解みたいでした。

持ち物

さて行く前の準備段階で一番悩んだのがルートでも期間でもなく、この持ち物。バイクで持っていける荷物には限りがあります。かくいう自分の愛車Z250も、以前ツーリングで利用したサイドバッグとタンクバッグくらいしか収納できるスペースがありません。

それだけじゃ足りない...だってキャンプしたいからテントやシュラフにマット、はたまたコッヘルやバーナー、虫よけスプレーに蚊取り線香とか...そして着替えやレインウェアが必須であることを考えると、到底足りません。そこでシートに搭載できるバッグを探して、モンベルのドライコンテナチューブLを見つけて、これなら大丈夫。持っていけるはず!!

そう思ってテントや冬用のシュラフにマット、コッヘルやバーナー、アルミテーブル、LEDランタン、などなど...を通販で一気に購入し、全部揃ってからドライコンテナチューブLに突っ込んでなんとか入ったら、後は載せるだけ。

そこで気が付きました。...あれ。なんかこれ危なくない、と。

ミラーで後方を確認すると、シートに載せたドライコンテナチューブの幅が結構あり、それが邪魔で後ろの視界が狭くなっていました。

なので、仕方なくあきらめました(涙

我が愛車のZ250はケツが上がっているのが格好いいのですが、今回それがアダとなりました。まあ、ツーリング用じゃないしね。ストファイだしね。しょうがないよね...そう自分を慰めつつ、キャンプ用具をすべて取っ払います。

そんなこんなで最終的に持っていく荷物は下記の通りとなりました。

タンクバッグ
品目備考
ツーリングマップル2015必需品
ボールペンツーリングマップルに書き込み。付箋とかシールもあるとなおよし
モバイルバッテリー必需品。タンクバッグからケーブル伸ばして走行中にスマホを充電(愛車がフルノーマルなので)。
端末の輝度を最大にして使用すると、バッテリーなしでは3時間くらいしか持ちません。
スマホ充電アダプタ必需品。
絆創膏念のため
高速道路用のお金取り出しにくいところだと後続の車両に迷惑。慌てると余計に時間がかかるので準備だけしといてあとは割り切る(早く通過したいならETCつけろ、と)
ポケットティッシュ実際に使うのはウェストバッグに入れたもの。こちらは予備
ウェットティッシュ
自賠責保険の証明書必需品
ウチワ(小)もしかしたら使うかなぁと思ったが、まったく使わず

ウェストバッグ(走行中はタンクバッグに収納)
品目備考
携帯電話普段がデータ通信用のスマホと2台持ちなので
スマートフォン×2現役の端末と万が一のため以前使用していたスマホ。これで3台持ち!?
財布これ忘れたら何もできない
家の鍵
煙草
フェイスタオル
ポケットティッシュ必需品

サイドバッグ(左)
品目備考
着替え5日分の下着や靴下など
バスタオルホテルに泊まらないのであれば必須
歯磨きセット
シャンプーやボディソープ市販の小分けされたセット品
T字の髭剃りちっちゃい容器のシェービングジェルも

サイドバッグ(右)
品目備考
パンク修理キット念のため。いざパンクしたらロードサービス呼びそうだけど...。今回は使わず
空気入れ・空気圧測定器念のため。今回は使わず
チェーンオイル今回は使わなかったが、せっかく持って行ったので使えばよかった
レインウェア雨対策というよりも防寒着として必需品
冬用グローブ北海道は寒い寒いと聞いていたので一応冬用も
ビニール紐洗濯ものを干すときに必要かもと思って持って行ったが、今回は使わず
ビニールテープガムテープの代用として。今回は使わず

シートバッグ(ドライコンテナチューブL)
品目備考
シュラフ×2冬用は嵩張るので3シーズン用と夏用の合わせて2枚
フリース防寒着として。道北、道東方面ではほとんど毎日着用
サンダルライダーハウスによってはサンダルあり。2、3回使用
予備のメガネ念のため。メガネが壊れたら飛行機で帰ることすら危うい
虫よけスプレーキャンプの名残か...。今回は使わず

搭載後はこんな感じです。

実際に行ってみて必要なかったものや、万が一のことを考えずにいけば、まだまだ減らせそうです。ただ、北海道へ行ってみて感じたのは「防寒」と「雨」対策だけはちゃんとしていった方がいい、ということです。

インターネットで情報集めて、ある程度予想はしていましたが、どこか半信半疑。寒いといっても耐えられるレベルなんじゃないのか?どこかそう思っていて、「一応、フリース持っていくけど、まあ、使わないでしょ。」そんな心持ちでした。でも実際に行ったら、結構な割合で着ていました(笑

雨に関しては天気予報は晴れなのに普通に雨が降ったりしたことが何回かありました。レインウェアは持って行ったので服がびしょ濡れになるようなことはありませんでしたが、シューズが普通のスニーカーだったので、雨に降られると毎回足元がずぶ濡れに。

準備段階で買うかどうか迷ったレインシューズカバー。

出費を惜しまずに買って持っていけば良かったと、今回の旅で一番後悔した品物です。

また荷物の収納についてですが、毎回荷解きするのは時間もかかるし面倒なので、よく取り出すものは取り出しやすい位置・バッグへ収納するよう心がけました。

それと雨が降って濡れたら困るからとバッグにレインカバーを被せるのも手間なので、着替えなどはちょっと上質なビニール袋(自分の場合はRIGHT-ONの紐付きビニール)に入れて、バッグに突っ込んでおくと手間が省け、宿泊場所へついた時の荷下ろしも便利です。

ナビについて

以前使用していたナビはMAPLUSのスマホナビでしたが、期限が切れたのを契機に(レビューの評価もあまりよくなかったので)、他のナビアプリを利用することにしました。

今回利用したのは「ツーリングサポーター

言わずと知れた二輪車専用のナビアプリです。無料で1ヶ月間は試用できるので、今回の旅で使い難ければ解約すれば問題ないでしょう。

このアプリ、ルート案内中は次の曲り角まで何Kmという表示のみで、走行している地点の周辺マップはでてきません。また、地図情報がオンラインタイプのアプリなので、電波が届かないところだと当たり前ですが動作しません。電波の届かないところで道を間違えた場合はリルートできないので最悪な状態に陥ります。今回の旅では峠を走行中に通信が途切れ、反応しなくなりました。

このアプリだけというわけではありませんが、オンラインタイプのナビアプリを利用して電波の届かない場所へ出かける場合は、別途ダウンロードタイプのアプリか、紙の地図を用意していきましょう。ちなみにグーグルマップで通信が途切れた場合、目的地を検索して案内させることはできませんが、現在位置と周辺の地図だけは表示することができました。

使ってみた感想としては、ルート案内中の表示がシンプルで分かりやすいので、音声案内がなくともある程度は使え、いい感じです。ただ、目的地の設定が施設や住所での指定のみなので、地図で「ここ」、みたいな指定の仕方ができません。施設の名前はわかっているけど登録されておらず、住所は詳しく載っていない。そんな場所へ向かう場合、このアプリでは厳しく、実際の北海道ツーリングではたまにグーグルマップを利用していました。最近は無料で使えるナビが増えているので、それら複数のアプリを使用していくのが一番いいかもしれません。

ちなみに首都高を使う場合は音声案内ありで行った方がいいと思います。

今回の北海道ツーリングで一番危険と感じたのはダントツで首都高です。私のようなたまのツーリングでしか首都高使わない人間には、あの走っている車の台数とジャンクションの数は多すぎて危険です。

今回のツーリングで使用したスマホアプリ

アプリ名 使用頻度 備考
ツーリングサポーター A 今回のメインのナビアプリ
グーグルマップ C 今回のサブのナビアプリ
Yahoo!天気 A 天気予報はもちろん、雨雲の動きもこれで確認。
(当たるかどうかは別として、何気にその日の1時間毎の天気予報が分かってよい。)
良いカメラ B 主に料理の写真を撮る時に利用。
LINE B 知り合ったライダーとの情報交換や、撮影した写真の送信に利用。
Evernote B ツーリングでの思い出を箇条書きで記録。
HATINOSU mobile B アプリではなくWebサイト。宿はこれとツーリングマップルで探す。ホーム画面に追加しておくと便利。

使用端末)LG G2 mini
使用頻度)A:高い、B:時々、C:低い

使用した端末「LG G2 mini」は防水・防滴といった機能はついていません。ツーリング中に何度も雨に降られましたが、一度だけ動作が不安定になった程度で、壊れたりはしませんでした。ただ、たまたまということもあるので、走行中にスマホが濡れてしまう場合は、やはり防水の端末が安心ですね。

本当は自分で作成したアプリで位置情報の共有や、近場の施設の簡単検索などできたらよかったのですが、時間がなく断念。次回のツーリングのためにも、なにかしらアプリを作って試してみたいところです。

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