マンガ大賞2019の大賞作「彼方のアストラ」を読んだら久しぶりにまともな作品を読んだ気分になりました
毎年話題になるマンガ大賞ですが、個人的にはそこまで気にしておらず、大賞受賞作を読むかどうかはその時の気分と作品と価格次第。
今年の大賞受賞作は篠原健太の『彼方のアストラ』とのことで、作品タイトルはまったく知らないものでしたが、作品が全5巻と手に取りやすく、コミックのレビュー評価も高かったので、購入して実際に読んでみました。
目次
- 作品の概要、読んでみた感想
- アニメ化
- コミックを購入して読んでみようという気になった一番の理由
- 最後に
作品の概要、読んでみた感想
作品の内容は、9人の生徒が惑星でキャンプするはずだったところ、いきなり宇宙に放り出されてサバイバルしなければいけなくなったという話で、宇宙を舞台にしたSFラブコメディサバイバルとなっています。
SFものでキャンプにサバイバル、それに謎解きのミステリ要素も含まれていて、なかなか魅力あふれる作品。
ネタばれになるので詳しくは述べませんが、SFらしい設定や謎、世界観はいい感じで作品内で融合していますし、シリアスになってしまいがちの深刻な状況も仲間たちの持ち前の明るさやギャグで楽しく見ることができます。
最近はコミックで異世界転生ものばかり読んでいて、そういった作品は純粋な努力や友情などの熱血らしさといったものとは無縁で、ただただ、主人公のチートぶりが発揮される展開の話ばかりなので、そんな状態で彼方のアストラを読んだら、久しぶりにまともなマンガを読んだ気分になりました。
コミックは全5巻と巻数は少なく、読む前はちょっと物足りないかもと思いましたが、実際に読んでみると、全5巻に必要なものがギュっと詰まっている感じで読みごたえは抜群。さらに本編で書き切れなかったものは4コマ漫画という形で補完されています。
私と同じように異世界転生ものばかり読んでちょっと飽きているなら、彼方のアストラはおすすめです。
アニメ化
さて、この彼方のアストラという作品ですが、どうやら、今年の7月にはアニメ化されるようです。
私はコミックを読んだ後にアニメ化されることに気が付いたので仕方ありませんが、まだコミックを読んでいないなら、アニメを楽しみにするのもいいかもしれません。
コミックを購入して読んでみようという気になった一番の理由
実際にコミックを購入して読んでみようという気になったのは、コミックが全5巻と手に取りやすい巻数だったこともあるのですが、作者である篠原健太の前作「SKET DANCE」の作中で、the pillowsの楽曲「Funny Bunny」を主人公たちが熱唱していたから、というのが一番大きかったと思います。
SKET DANCE自体は存在は知っていましたが、ちゃんと読んだことは一度もありません。
ただ、the pillowsのFunny Bunnyは私も好きな曲で、当時は口ずさんでいたりもしていて、SKET DANCEでFunny Bunnyの歌詞が丸々使われていることを知った私は、いつかSKET DANCEという作品を読んでみたいという気持ちがありました。
それを思い出した後、そういえばSKET DANCEをまだ読んでなかったので、なぜか申し訳ない気持ちになり、とりあえず「彼方のアストラ」はこの機会に読んでみようという気になったのです。
そんなわけなので、今度、SKET DANCEも読んでみようと思います。
最後に
コミックで内容を知ってしまったので、アニメの方は面白さが半減してしまうかもしれませんが、もちろん、アニメも見る予定で、楽しみにしています。